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プレスリリース
2024年5月1日
サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ
報道関係各位
サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ(グループ本社:東京都港区、代表:室田博夫、以下サーモフィッシャー)は、次世代シーケンシング(NGS)技術を用いたコンパニオン診断システム「オンコマインTM Dx Target Test マルチ CDxシステム」(以下、本製品)に関して、非小細胞肺がんのMET遺伝子エクソン14スキッピング変異に対する「カプマチニブ塩酸塩水和物」のコンパニオン診断システムとして、2024年4月30日に厚生労働省より製造販売承認事項一部変更承認を取得したことを発表します。
なお、ノバルティス ファーマ株式会社のカプマチニブ塩酸塩水和物については、MET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんを対象に承認されています。
この度の承認により、本製品にてMET遺伝子エクソン14スキッピング変異を有する非小細胞肺がん患者さんが迅速に適切な治療にアクセスすることができるようになります。また、本製品は、非小細胞肺がんの7ドライバー遺伝子(BRAF、EGFR、HER2、ALK、ROS1、RET、MET)、甲状腺がんの2ドライバー遺伝子(RET、BRAF)、甲状腺髄様がんの1ドライバー遺伝子(RET)を網羅するコンパニオン診断システムとなり、さらに多くの患者さんに対する医薬品の適応判定の補助として使用が可能となります。なお、保険適用については、今後速やかに対応します。
「この度の承認により、MET遺伝子エクソン14スキッピング変異を有する非小細胞肺がん患者さんに新たな治療の選択をご支援できるようになりました。サーモフィッシャーはコンパニオン診断システムの世界的リーディングプロバイダーとして、検出対象となる遺伝子変異、がん種などの適応拡大を継続して行っています。一人でも多くの患者さんが適切な治療法を選択できるよう、今後とも個別化医療の進展に尽力してまいります」
本製品は、下記に示す癌種ごとの医薬品の適応判定の補助を目的として対応する遺伝子変異等を検出します。
【非小細胞肺癌】
【甲状腺癌】
【甲状腺随様癌】
※プレスリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承、ご注意をお願いいたします。
サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッド(本社:米国マサチューセッツ州ウォルサム)は、科学サービスを提供するグローバルなリーディングカンパニーであり、収益は400億ドルを超えています。私たちのミッションは、私たちの住む世界を『より健康で、より清潔、より安全な場所』にするために、お客さまに製品・サービスを提供することです。私たちはライフサイエンス研究のさらなる加速、分析における複雑な課題の解決、研究室の生産性向上、臨床診断性能と治療の向上、患者さんの人生を大きく左右する医薬品開発・製造に取り組むお客さまを支援します。当社のグローバルチームは、Thermo Scientific、Applied Biosystems、Invitrogen、Fisher Scientific、Unity Lab Services、Patheon、PPDといった業界をリードするブランドを通じて、革新的な技術、購入における利便性、医薬品開発・製造サービスにおいて、他に類を見ない組み合わせを提供します。
URL: https://www.thermofisher.com