リアルタイムPCRによる定量技術認定試験

リアルタイムPCRによる定量試験は、特定遺伝子の発現解析のような基礎研究の場面でも、微生物・ウイルスのコピー数算出のような品質管理や検査の場面でも実施されています。試験自体はマイクロピペットを操作できる方でしたらどなたでも実施できます。しかし、本当に正しい定量結果が得られているでしょうか。本試験では実技テストを通して、リアルタイムPCRによる定量を行うために十分な技術をお持ちであることを認定します。

この認定試験では、リアルタイムPCRを使用した一連の定量を実施いただきます。試験内容には、遺伝子発現の相対定量やコピー数の絶対定量などが含まれます。得られた結果は、当社の専門スタッフが客観的に評価します。評価の結果、当社の認定基準に達した方には本試験の認定証を発行します。

認定の意味と価値

認定を取得された方は、今回の試験で下記の基準を達成したことを保証します。

• リアルタイムPCR試験の正確な手技を有すること
• 与えられた試験内容に対して自律的で柔軟な対応力を有すること
• リアルタイムPCRシステムのソフトウエアを適切に使用し、正しい定量結果を算出できること

リアルタイムPCRシステムのパイオニアである当社が、一連のリアルタイムPCR定量を正しく実施できたことを認定します。この認定を得ることで、リアルタイムPCRの定量について正確な手技と解析技術を有することを証明できます。

これにより、リアルタイムPCR技術者としての被認定者への信頼性、および得られた結果に対する客観的な信頼性が向上します。