光学顕微鏡は細胞の形態や機能解析に有用なツールであり、フローサイトメーターは細胞内および細胞膜に局在する分子を解析するための優れたツールです。このページではがん細胞や関連する免疫細胞の解析手法に関する課題と、それに対するソリューションをご提案します。
がん研究には、がん患者の検体をはじめ、がん発生のメカニズム解析や抗腫瘍効果を評価するためのモデル動物などがよく利用されます。しかしながら、使用する組織や検体によってサンプルの状態が異なり、また不均一な細胞集団であることが多いため、最適な解析ツールの選択が成功のカギとなります。



Q1. 画像を見ながらリアルタイムでの情報共有が難しいと感じます。

すべてのInvitrogen™ EVOS™ Imaging Systemでは、大きくて明るい、高解像度のモニターにより、暗室の外でも蛍光観察が可能です。また、安全キャビネットやフード内に設置してモニター越しで観察できるため、接眼レンズを覗く必要はなく、安全に複数のメンバーで画像情報を共有できます。さらに、会議室や講義室に設置すれば、プレゼンテーションのようにリアルタイムで観察・解説・ディスカッションも可能です。


Q2. 希少細胞を解析する場合、時間がかかり実験が大変です。

TIL、CTCといった、レアイベントのフロサイトメトリー解析においては、どうしても流すサンプル量が増えますが、Invitrogen™ Attune™ Flow Cytometer は、アコースティックフォーカシング技術を採用しているため、1,000 μL/min のフローレートにおいてもデータ変動の極めて少ない高精度、高感度の検出が可能です。


Q3. 粘性の高いサンプルをフローサイトメーターにかけると目詰まりを起こしてしまい困っています。

サンプルによってはノズルに詰まりやすく貴重なサンプルをロスしてしまうことがあります。Attune Flow Cytometerは、目詰まりを防止するために設計されたシリンジポンプと流路径の大きなフローセルにより、粘性の高いサンプルやデブリ、死細胞の多いがん組織由来のサンプルなどでも目詰まりのリスクを低減し、再現性の高いデータが得られます。


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