柔軟性が高く、ユーザーエラーを低減するコネクトアシスト機能を搭載したモジュール式レオメーターHAAKE MARS 40/60を新発売

~正確さ、使いやすさ、将来の拡張性を重視した設計のレオメーターで、既存プラットフォームの強化が可能に~

2015年8月26日

サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:イアン・マイケル・スミス / Ian Michael Smith)は、材料の粘度・粘弾性の計測装置であるThermo Scientific™ HAAKE™ MARS(Modular Advanced Rheometer System)™ 40/60 レオメーター(以下、HAAKE MARS 40/60 レオメーター)の国内販売を9月2日(水)から開始することを発表します。また、9月2日(水)から9月4日(金)まで幕張メッセ国際展示場にて開催される「JASIS 2015」にてHAAKE MARS 40/60 レオメーターを日本国内で初めて展示します。研究開発、高度な品質管理、学術研究分野に関わる材料科学者は、機能が強化されたモジュール式レオメータープラットフォームにより、レオロジー特性分析におけるさまざまなサンプルのワークフロー効率を高め、ユーザーエラーを最小限に減らすことができます。


Thermo Scientific HAAKE MARS 40/60 レオメーター

HAAKE MARS 40/60 レオメーターは、正確で使いやすい HAAKE MARS レオメーターの既存プラットフォームを強化し、将来のニーズに備えた機能拡張を可能にします。Thermo Scientific HAAKE Viscotester™ iQ レオメーターで初めて導入したコネクトアシスト機能により、ジオメトリ情報チップを搭載したローターをソフトウェアが自動認識して測定プログラムに反映するため、ユーザーはサンプルの検査手順を簡単に設定することができます。また、イジェクトボタンひとつでローターの取り外しができ、操作がよりシンプルになりました。

サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッドの物性評価製品担当ダイレクターであるビルギット・シュローダー(Birgit Schroeder)は、次のように述べています。「この最新世代の HAAKE MARS レオメーターは、ラボの管理者の測定アプリケーションに柔軟に対応できるように、使いやすさとカスタマイズのしやすさを追求しました」

製薬、化粧品、食品、石油化学、ポリマーなどの各市場向けにHAAKE MARS 40/60 レオメーターと特定の作業用付属品をセットにしたアプリケーションパッケージを用意しており、ワークフローを効率化します。

HAAKE MARS 40/60 レオメーターのその他の機能は次のとおりです。

  • 堅牢性に優れたH型フレーム設計。付属品の装着が容易で、かつ直感的なディスプレイや操作パネルによる測定設定により、サンプルの前処理作業が簡単に実施できます。
  • さまざまなアプリケーションに対応する多種多様な測定セルラインナップと、MARS-FTIR(フーリエ変換赤外分光装置)などのハイブリッドメソッド。高度な材料特性評価オプションを利用できます。
  • Thermo Scientific HAAKE RheoWin™ ソフトウェア。経験豊かなレオロジー研究者が必要とするすべての関連測定パラメーターを含み、レオメーターの簡単な操作が可能となります。

サーモフィッシャーサイエンティフィックは、特定検査用の粘度計から高度な QA/QC レオメーター、最先端のレオロジー測定機器までレオロジー測定ソリューションの製品群を提供しており、これらは研究、開発、および品質管理における最も厳しい要件に適応するように設計されています。Thermo Scientific HAAKE レオメーターの詳細につきましては、下記URLをご参照ください。
http://www.thermoscientific.jp/products/rheometers.html