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Nicolet RaptIR+／RaptIR赤外顕微鏡
日常的に異物分析や不良品解析を行う分析ラボでは、より小さな粒子を、より素早く測定することが必要とされます。Thermo Scientific Nicolet RaptIRおよびRaptIR+赤外顕微鏡は高品質の赤外スペクトルを提供します。
これらのリサーチグレードの赤外顕微鏡を使用することにより、微小サンプル、含有物、不純物、微粒子、物質の分布を、より高い精度で明確に特定することができます。また、扱いやすさを重視したユーザーインターフェースは、あらゆる赤外顕微鏡ユーザーに高度な柔軟性と操作性を提供します。Nicolet RaptIRシリーズ赤外顕微鏡は、さまざまな材料において、迅速で適切な結果をもたらします。
さらに、ユーザーによる交換が可能な検出器により、アプリケーションの応用性が拡がり、測定波数範囲の拡張や、液体窒素不要の検出器を利用できます。Thermo Scientific Nicolet iS50 FT-IR分光光度計と組み合せると、このシステムは、FT-Raman、TGA-IR、内蔵ATR、マルチレンジ解析を1台でこなすパワフルな材料解析ワークステーションになります。なお、RaptIR+赤外顕微鏡はNicolet Apex FT-IR分光光度計と組み合わせることもできます。
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特長
Nicolet RaptIRシリーズ赤外顕微鏡は、自動モザイク作成から赤外スペクトル測定まで、卓越した性能と共にシンプルな操作性を追求した装置で、いかなるスキルレベルのユーザーでも質の高い結果を得ることができます。
- わずか90秒程度で複雑なサンプル上のターゲットを速やかに発見し、分析することが可能です。
- 回折限界対物レンズは、1 μm以下の可視観察空間分解能、5μm以下の赤外空間分解能を提供し、高品質な赤外スペクトルを生成します。
- 電動ノーズピース、オートフォーカス、自動ＬＥＤ照明、全自動アパーチャーなどの機能を備えているため、使いやすく効率的でシームレスなシステムです。
- 透過測定、反射測定、高感度反射測定、ATR測定が可能です。また、内蔵のATR圧力センサーは確実なATRクリスタルの接触と安全性を提供します。
- オープンアクセスと高耐荷重ステージにより、厚さ40 mm、重量5 kgまでのサンプルを設置可能です。
- 最大10スペクトル／秒の速度で測定が可能です。
- Nicolet RaptIR+赤外顕微鏡は、検出器の選択肢や装置構成にフレキシビリティを備え、さまざまなアプリケーションに柔軟に対応します。
Nicolet RaptIR+赤外顕微鏡の紹介詳細
赤外顕微鏡と組み合わせて利用するFT-IR分光光度計本体
Nicolet RaptIRおよびRaptIR+赤外顕微鏡はFT-IR本体と接続して使用します。Thermo Scientific Nicolet iS50 FT-IR分光光度計と組み合わせると、FT-Raman、TGA-IR、内蔵ダイヤモンドATR、マルチレンジ解析を1台でこなすパワフルな材料解析ワークステーションになります。それにより、固体、液体、ガス、微小物まで、あらゆるサンプル形状に関して、より迅速に赤外スペクトルを取得することができます。
Nicolet RaptIRシリーズ赤外顕微鏡の基本仕様の比較
| Nicolet RaptIR+赤外顕微鏡 | Nicolet RaptIR赤外顕微鏡 | |
|---|---|---|
可視空間分解能 | 1 μm以下 | 1 μm以下 |
赤外空間分解能 | 5 μm以下 | 5 μm以下 |
検出器 | 交換可能、MCT-A、MCT-B、InGaAs他 | 固定式、MCT-A、MCT-B |
接続可能なFT-IR本体 | Nicolet iS50 FT-IR分光光度計 Nicolet Apex FTIR分光光度計 | Nicolet iS50 FT-IR分光光度計 |
対物レンズ | 4倍、40倍対物レンズ（可視）、15倍ダイヤモンドターニング回折限界対物レンズ（可視・赤外）、高感度反射など | 4倍、40倍対物レンズ（可視）、15倍ダイヤモンドターニング回折限界対物レンズ（可視・赤外）、高感度反射など |
偏光子 | 電動、可視、赤外 | 電動、可視、赤外 |
適応性に優れた設計のNicolet RaptIR赤外顕微鏡は、ユーザーの業種やスキルレベルを問いません。最新テクノロジーを用いた設計により、顕微鏡測定のワークフローのすべてのステップで迅速かつ確実に鮮明な画像と正確な分析結果をもたらします。
Nicolet RaptIR+赤外顕微鏡は、さまざまなアプリケーションにおいても常に正しい分析結果を取得できます。
厚さ40 mm、重さ5 kgまでのサンプルを、オープンアクセスかつ耐重量仕様のサンプルステージに搭載することができます。
高解像度のカメラと接眼レンズは鮮明な画像を提供し、フレキシブルなユーザーインターフェースとスムーズなジョイスティックにより、とても自然でシームレスな操作性を実現します。
4x対物レンズと15x対物カセグレンを使うことで、サンプル全体を俯瞰した後に、速やかに細部へと焦点を合わせることができます。
優れた赤外顕微鏡の能力によって、これまでよりも早く、しかも広いサンプルエリアをカバーし、毎秒最大10スペクトルの速度、5 μm以下の空間分解能でサンプルを評価することができます。
64ビットオペレーションのParadigmソフトウエアとユーザーインターフェースにより、分析プロセス全体はシンプルで簡単なものとなります。
Nicolet RaptIR赤外顕微鏡は、データをさまざまな形式にカスタマイズできるため、最良の形式でレポートを作成・送信することができます。
Nicolet RaptIR+赤外顕微鏡は、さまざまなアプリケーションにおいても常に正しい分析結果を取得できます。
厚さ40 mm、重さ5 kgまでのサンプルを、オープンアクセスかつ耐重量仕様のサンプルステージに搭載することができます。
高解像度のカメラと接眼レンズは鮮明な画像を提供し、フレキシブルなユーザーインターフェースとスムーズなジョイスティックにより、とても自然でシームレスな操作性を実現します。
4x対物レンズと15x対物カセグレンを使うことで、サンプル全体を俯瞰した後に、速やかに細部へと焦点を合わせることができます。
優れた赤外顕微鏡の能力によって、これまでよりも早く、しかも広いサンプルエリアをカバーし、毎秒最大10スペクトルの速度、5 μm以下の空間分解能でサンプルを評価することができます。
64ビットオペレーションのParadigmソフトウエアとユーザーインターフェースにより、分析プロセス全体はシンプルで簡単なものとなります。
Nicolet RaptIR赤外顕微鏡は、データをさまざまな形式にカスタマイズできるため、最良の形式でレポートを作成・送信することができます。
RaptIRシリーズ赤外顕微鏡は汎用性が高く、次のような幅広いアプリケーションに活用できます。
- 異物分析、不良解析 — ポリマーや電子材料、食品などにおける不純物や異物を素早く識別し、混入した粒子の発生源や原因を特定します。
- 医薬品—コントロールドリリース製剤の検討時に、錠剤や層構造のサンプルに対し、高品質の赤外スペクトルを取得し成分分布を評価できます。
- 環境分析 — 自動粒子解析機能により、広い視野で広範囲に及ぶマイクロプラスチック粒子を迅速に測定できます。
- 美術品 — 絵画や古文書などで利用されている材質を検査し、その出どころに関する情報を得ることで、保存活動に利用します。
- 法科学 — 布、繊維、紙に含まれる塗料、インク、染料、生体物質などの特定を通じて、証拠となる各種痕跡の解明や検証を行います。
Thermo Scientific Nicolet RaptIR赤外顕微鏡の紹介ビデオ
より短時間で、より微小なサンプルを測定。Nicolet RaptIRシリーズ赤外顕微鏡が優れた観察画像と赤外分光能力を提供し、より微小なサンプルを、より短時間で測定することで生産性を大幅に向上させることができることを、この動画でご確認いただけます。
Thermo Scientific OMNIC Paradigmソフトウエアは、複雑なサンプルの評価と分析を迅速化します。データ収集、管理にはデータベースフォーマットが採用されており、Windows 10オペレーティングシステムの全機能が利用可能です。さらに非常に広範囲な領域における複数の関心領域についての情報収集が可能です。
Nicolet RaptIR+赤外顕微鏡の革新的な性能は、高機能なThermo Scientific OMNIC Paradigmソフトウエアによりサポートされます。このソフトウエアはユーザーに対して、測定ターゲットから必要な情報を抽出する方法について明確なガイダンスを提示します。
また、適応性の高いユーザーインターフェース（UI）、データベースセキュリティ、フローティングツールバー、64ビットシステム、および簡単に構築可能なワークフローによって、データ収集から、分析シーケンスが自動化されます。
驚くべき鮮明さで観測されたサンプル例をご覧ください
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扱いやすさを重視したユーザーインターフェースを実装したソフトウエアは、あらゆる赤外顕微鏡ユーザーに対して、高度な柔軟性と操作性を提供します。ワークフローの自動化機能に加え、1回の測定でサンプル上の測定箇所をマルチポイントで選択できるため、時間の節約とエラーの低減にも役立ちます。オートフォーカスと自動イルミネーションにより、迅速かつ簡単にデータを収集できます。微粒子分析のワークフローはフルカスタマイズが可能で、どなたでも簡単にサンプル測定からレポート作成が可能です。
下のビデオでは、Nicolet RaptIRシリーズ赤外顕微鏡による、サンプル観察、赤外スペクトル測定、マッピング測定などの各種フローを簡単に紹介します。
サンプルを迅速に観察
サンプルのバックグラウンドとマッピング測定
高分解能モザイク画像の収集
多層ラミネートフィルムの高分解能解析
Nicolet RaptIRシリーズ赤外顕微鏡に関するリソース
顕微赤外分光法のアプリケーションノート、テクニカルノート：
Nicolet RaptIR+／RaptIR赤外顕微鏡とThermo Scientific OMNIC Paradigmソフトウエアを使用すると、詳細な分析を数分で実施することが可能です。機器の詳細説明やデモのご希望などございましたらお気軽にお問い合わせください。
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