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Thermo Scientific™ TSXシリーズのノンフロン超低温フリーザーは、ノンフロン冷媒に変更、さらに断熱材製造工程においても温室効果ガスの使用を廃止しました。環境に優しいデザインを確立しました。
ノンフロン冷媒の採用と特許技術 V-drive 可変スピードコンプレッサー制御、優れた温度均一性と安定性を提供します。また、消費電力を約50%削減し、ランニングコストを抑えCO₂排出削減にも貢献します。
日本における設置環境を考慮した100V 15A 50/60Hz電源でラボ内での設置しやすさが向上したほか、業界最小レベルのノイズで運転可能です。
TSXシリーズノンフロン超低温フリーザーがサンプルの安定保管と地球環境、作業環境への配慮の両立を実現します。
安全管理、効率改善のための運用上のヒントをご紹介
フリーザーの扉を頻繁に開閉すると、温度が上昇し、設定温度までの復帰(DOR)に時間を要します。またサンプルの大量収納も運転温度の均一な維持が難しくなる原因です。
従来の超低温フリーザーは既定の速度で運転するコンプレッサーがOn/Offを繰り返すことで、温度制御していました。
TSXシリーズは、新たに採用されたV-drive制御によって、庫内外の状況に応じてコンプレッサーの回転数を制御し、常時運転スピードを調整するため、僅かな動力で最適な冷凍能力を発揮します。
冷凍装置の稼働では、省エネ対策も重要です。地球温暖化対策の推進に関する法律の施行により、環境配慮への取り組みから電力消費に対するCO₂ 換算量も考慮する必要があります。
TSXシリーズは、V-drive制御により従来製品の消費電力の約50%削減が可能で、電気料金の削減とCO₂排出換算値を下げることが期待できます。
*1 Thermo Scientific Forma 88600の場合
*2 Thermo Scientific Forma 88400の場合
*3 換算CO2トンは1kWhあたり0.000522CO2トンに換算(平成25年度東京電力㈱の調整後排出係数に基づく、契約する電気事業者によって排出係数は異なります)
*4 電気料金削減目安は東京電力との業務用電力契約(契約電力500kW未満)における電力量料金に基づき計算しています。契約期間、契約先、契約内容などにより実際の電気料金の削減目安金額は変わることがあります。(平成28年7月当社調べ)
※ 2016年8月時点での社内実測データに基づきます。この目安を参考にしてください。
フロン(CFC、HCFC)-オゾン層破壊に影響
CFC、HCFCの分子には塩素が構成元素に含まれています。オゾン層破壊の原因として知られています。各国で2020年までの全廃を目指して規制の対象となっております。
代替フロン(HFC)-地球温暖化に影響
塩素を構成元素に含まずオゾン層破壊係数が0となっています。ただし、代替フロンHFCは二酸化炭素の数百倍から数千倍もの温室効果があり地球環境への影響が懸念されます。
主に自然界に存在する炭酸ガス、アンモニア、プロパンガス、などをいう場合があります。冷凍装置で使用されるガスはプロパンガスなどの液化石油ガス類です。オゾン層破壊の心配はありません。温暖化係数は炭酸ガスの3倍程度です。また、コンプレッサーでの負荷が軽減され、消費電力が低減のメリットがあります。
ノンフロン冷媒を使用する冷凍装置はフロン排出抑制法の適用範囲外となり、法律上の管理者、使用者の責任である適正な管理については求められません。
一方、可燃性ガスであるノンフロン冷媒を使用した冷凍装置を製造する場合、工業基準として、使用するガス量が1冷媒系統あたり150g以下であることや発火しない構造であることなどを製造メーカーに対し求められています。
冷媒カテゴリー | 冷媒名 | オゾン層破壊への影響 | 地球温暖化への影響 | 安全性 | フロン排出抑制法関係 |
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CFC | R-12 | 極めて高い | 高 | 対象 | |
HCFC | R-22 | 有 | 高 | 対象 | |
代替フロンHFC | R-404A | 無 | 高 | 対象 | |
代替フロンHFC | R-134A | 無 | 高 | 対象 | |
ノンフロン | プロパン | 無 | 低 | 可燃性 | 対象外 |
ノンフロン | イソブタン | 無 | 低 | 可燃性 | 対象外 |