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ネイティブプロテインA | 組換えプロテインA | 組換えプロテインG | 組換えプロテインA/G | 組換えプロテインL | |
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天然供給源 | 黄色ブドウ 球菌 | 黄色ブドウ 球菌 | 連鎖球菌 | 無し | ペプトストレプト コッカスマグナス |
生成源 | 黄色ブドウ球菌 | 大腸菌 | 大腸菌 | 大腸菌 | 大腸菌 |
分子量 | 46,700 | 44,600 | 21,600 | 50,460 | 35,800 |
SDS-PAGEによる見かけ上の質量 | 42kDa | 45kDa | 32kDa | 40~45kDa | 36kDa |
Ig結合部位数 | 5 | 5 | 2 | 4+2 | 4 |
アルブミン結合部位 | 無し | 無し | 無し | 無し | 無し |
最適な結合pH値 | 8.2 | 8.2 | 5 | 5~8.2 | 7.5 |
Ig結合性の標的 | Fc | Fc | Fc | Fc | VLκ |
4つのタンパク質は、主に抗体のIgGクラスのみへ結合しますが、各タンパク質の結合特性は種やIgGのサブクラス間で異なります。通常プロテインAはウサギ、ブタ、イヌ、ネコなどのIgGの用途に適しています。プロテインGは、多種多様なマウスおよびヒトのIgGサブクラス(IgG1、IgG2など)に優れた結合能力があります。
プロテインA/ Gは、プロテインAおよびプロテインGのIgG結合ドメインを同時に有する組換え体タンパク質です。そのため、ウサギ、マウス、ヒト、およびその他の哺乳動物サンプルの多種多様なIgGサブクラスへタンパク質を結合させるには、プロテインA/ Gを用いるのが最適です。
プロテインLは特定の免疫グロブリンκ軽鎖へ結合します。κ軽鎖は、免疫グロブリンの全クラス(例:IgG、IgM、IgA、IgEおよびIgD)中で発生するため、プロテインLによってこれら各クラスの抗体を精製できます。ただし、適切なκ軽鎖を有するクラスに属する抗体のみが結合します。プロテインLによる特定抗体精製に関する有効性を判定するには、通常は実証テストが必要になります。
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.