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お客様の化合物サンプルをInvitrogen™ GeneBLAzer™ cell signaling pathway-specific CellSensor™ Cell Linesを用いて、 シグナルトランスダクション経路の活性化測定、阻害活性測定を行います。
GeneBLAzer cell signaling pathway-specific CellSensor Cell Linesは、 薬剤添加に伴ってシグナルトランスダクション経路が活性化されることにより、 レポーター遺伝子(βラクタマーゼ)が発現するようデザインされた細胞です。
アッセイ用細胞は化合物による受容体活性化の結果、シグナル伝達経路を介して転写因子が活性化されβラクタマーゼをレポーターとして発現するよう調製されています。発現したβラクタマーゼの働きにより、FRET基質が緑色蛍光から青色蛍光へとシフトするため、青色蛍光/緑色蛍光の蛍光比率により、化合物の活性効果・阻害効果を測定します。(Invitrogen™ GeneBLAzer™) 現在38のパスウェイが利用可能です。
βラクタマーゼレポーター遺伝子とInvitrogen™ LiveBLAzer™ FRET基質を用いたシステム(GeneBLAzer テクノロジー)により高いZ’値の安定した結果が得られます。(下図)
アッセイモードにあわせた既知化合物でタイタレーション試験を行い、予測されるEC50値またはIC50 値が得られているかの確認を行います。
基質にはFRETを引き起こす蛍光色素標識がなされており、 βラクタマーゼの活性化により基質が切断されると緑色蛍光(520 nm)から青色蛍光(447 nm)へとシフト。比率測定により信頼性の高いZ’値が得られます。
最適化した細胞とアッセイ系を用いることで信頼性の高いデータが得られます。
EGFRの阻害剤であるPD158780を用いた阻害アッセイ
(A)セルベースアッセイの結果
(B)PhosphoELISAによる結果
セルベースアッセイによる測定結果とELISAによる測定結果において同様のIC50値が得られた。
Invitrogen™ SelectScreen™ パスウェイプロファイリングサービスとPhospho ELISAアッセイで同様の結果がえられています。
キナーゼアッセイと組み合わせることでより詳細な阻害ポイントを知ることが可能です。
SelectScreen セルベースパスウェイプロファイリングとSelectScreen Kinase プロファイリングによるU0126を用いた阻害活性測定の結果
(Panel A)EGFRシグナル伝達経路
(Panel B)セルベースアッセイによる測定の結果
(Panel C)SelectScreen Kinase プロファイリングの結果
U0126は、EGFRシグナル伝達経路中のRAS/Raf1からMEK1/2へ経路の阻害剤として知られています。パスウェイプロファイルの結果は、EGFRシグナル伝達経路が阻害されていることを示し、キナーゼアッセイの結果はMEK1/2の活性化が阻害されていることを示しました。
お客様から化合物サンプルをお送りいただき、ご指定いただいた細胞、化合物濃度にて各シグナル伝達経路の活性効果(アクティベーターアッセイ)または阻害効果(インヒビターアッセイ)を調べます。
化合物サンプル(100%DMSOに測定時の最大濃度の1000倍以上の濃度で溶解したものを密封の上75μL以上お送りください。)
ご希望のアッセイ条件(細胞の種類、アッセイの種類(アクティベーターモード/インヒビターモード) 、アッセイ時の化合物濃度)
利用可能な細胞リストは8ページ以降に記載があります。
3週間~(サンプルの輸出に別途1週間程度をいただきます)
お問い合わせください
サーモフィッシャーサイエンティフィック
ライフテクノロジーズジャパン株式会社
羽田事業所 受託サービス
〒143-0004
東京都大田区昭和島2-4-3
TEL: 03-5753-3006
mail: jpcustom@thermofisher.com