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お客様の化合物サンプルをInvitrogen™ Predictor™ hERG Fluorescence Polarization Assay システムを用い、hERGチャンネル(カリウムチャンネル) に対する阻害効果を調べます。創薬において、薬物起因性QT延長症候群の危険性を排除するためそのリスク評価を実施することはいまや必須です。様々な解析を経たシード化合物が最終段階において不適合となることを避けるため、hERGチャンネルへのブロック作用の早期評価にご活用ください。
※hERG(human Ether-a-go-go Related Gene ヒト遅延整流性カリウムイオンチャンネル遺伝子):心筋細胞の活動電位の再分極に働くカリウムイオンチャンネルをコードする。本チャンネルがブロックされるとQT延長を原因とした不整脈、心室細動が引き起こされ、最悪の場合心臓停止に至る。
Invitrogen™ SelectScreen™ hERG Fluorescence Polarization Assay システムは蛍光偏光法を利用したアッセイシステムです。 (下図) 現在、薬物起因性QT延長症候群評価の標準となっているパッチクランプ法は、高価で手間を要する方法ですが、 Predictor hERG Fluorescence Polarization Assay システムは、パッチクランプ法で得られるデータと高い相関性を示しながら、より安価で高いスループットの解析を可能とします。
関連論文:Piper et al. Assay Drug Dev Technol. 2008 Apr;6(2):213-23
Predictor hERG Fluorescence Polarization Assay キットの製品のページ (US)
Predictor hERG蛍光偏光アッセイの原理
Predictor hERGトレーサーレッドがチャネルに結合すると高い蛍光偏光を示します。コンペティターにより置き換えられると、Predictor hERGトレーサーレッドはフリーになるため偏光値が低くなります。
(励起:530 nm 蛍光:580 nm)
10個の既知のhERGブロッカーによるアッセイデータ
Predictor hERG Fluorescence Polarization Assayによるデータとパッチクランプ法によるデータの比較
線形回帰解析により、強い相関が示されました。(上図)
Dotted lines represent the 95% confidence intervals of the fit.
Predictor hERG Fluorescence Polarization Assay システムを用いてアッセイします。お送りいただいた化合物サンプルについて測定濃度域をご指定いただき、10ポイントの希釈濃度系列を用いてIC50アッセイを行います(n=2にて行います)蛍光偏向度を数値化した測定結果をお納めいたします。
アッセイ例 | |
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レポートの例 | |
アッセイプロトコルと条件 | |
Protocol and Assay Condition |
サーモフィッシャーサイエンティフィック
ライフテクノロジーズジャパン株式会社
羽田事業所 受託サービス
〒143-0004
東京都大田区昭和島2-4-3
mail: jpcustom@thermofisher.com