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リアルタイム逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RRT-PCR)アッセイは、鳥および豚インフルエンザ A ウイルス(それぞれ AIV および SIV)の迅速測定で重要な役割を果たします。この研究の目的は、サーモフィッシャーサイエンティフィックの Applied Biosystems™ VetMAX™-Gold AIV 検出キットおよび Applied Biosystems™ VetMAX™-Gold SIV 検出キットの臨床サンプルにおける AIV および SIV の検出能、および、特定の菌株における Applied Biosystems™ VetMAX™-Gold SIV サブタイピングキットの性能を評価することです。
牛の乳腺炎は乳牛の最も一般的で費用のかかる病気です。乳腺炎が牛舎で特定された場合、異なるカテゴリーの病原菌には異なる管理戦略が必要であるため、感染を引き起こした病原菌を特定することが重要です。Applied Biosystems™ VetMAX™ MastiType マルチプレックス qPCR キットは、Applied Biosystems™ MagMAX™ CORE 核酸精製キットとともに使用することで、マイコプラズマ種でも同日に結果を提供するよう設計されており、農家や獣医師は情報に基づいた行動を迅速に取ることができます。牛乳サンプルの診断を可能にする迅速ワークフローを提供し、19 の異なる微生物種およびペニシリン耐性遺伝子の存在を検出します。抽出された DNA は、3 つの異なる 4-プレックス VetMAX™ MastiType PCR キットをリアルタイム PCR システムである Applied Biosystems™ 7500 または QuantStudio™ 5 シリーズで使用して検査できます。
リアルタイム PCR 機器用ソフトウェアの現在のバージョンは病原菌の検出用には設計されておらず、動物衛生のマルチプレックスアッセイのデータ分析や解釈はユーザーにとって課題です。qPCR データは一般的に手動で分析されるため、労力と時間が非常にかかる場合があります。データ分析ソフトウェアの完全なパッケージはより迅速で便利な代替となります。サーモフィッシャーサイエンティフィックの Applied Biosystems™ ブランド下の動物衛生グループは VeriVet ソフトウェアを提供しており、これは、動物の病原菌検出用の qPCR データ分析のための使いやすいソリューションです。
多くの検査ラボでは、病原菌からの核酸の単離に使用されるキットは、サンプルタイプおよび目的病原菌によって大きく異なります。複数の抽出キットを使用する必要性は効率を低下させ、検査の複雑性を増大させます。例えば、ウシのトリ結核菌亜種パラ結核菌(MAP)から核酸を単離するために使用される製品は、牛乳中の乳腺炎検査に使用される製品とは異なり、耳切りから牛ウイルス性下痢症ウイルスを検出するのに必要な製品とも異なります。MagMAX™ CORE 核酸精製キットにより、すべてのサンプルタイプのコアワークフローを使用できるシングルキットで、さまざまなサンプルタイプの検査が可能になります。
ブタ口腔液は現在のところ冷蔵環境で輸送および保管され、これには追加の輸送費用がかかり、環境にも大きな影響を及ぼします。この研究では、口腔液の生産者から診断ラボへの輸送に GenoTubes の使用を試みました。
必要となる最後のサンプル抽出メソッドであるかもしれませんラボの現在および将来の検査ニーズを満たすように設計された柔軟なソリューション。動物衛生の非常に幅広いサンプルマトリックスに対応。ラボの効率向上に貢献。マグネットビーズベースのサンプル抽出。KingFisher 磁気粒子プロセッサーで自動化が可能。
PRRSV は高度に変異しているため、当社は常に PRRSV 株をモニターして最新の PCR ソリューションをご提供できるようにし、お客様が自信を持って PRRSV 株に対処し、懸念されるすべてのウイルス株を検出できるように努めています。シーケンシング技術を使用して、蔓延している欧州 PRRSV 株をモニターすることにより、フィールドサンプルから直接単離した RNA をシーケンシングできます。シーケンシングアプローチは新しい PRRSV 株を同定する可能性を与え、PRRSV 検出用診断ツールの性能を向上させます。開発中の Applied Biosystems VetMAX PRRSV 欧州および北米用アッセイは、現場での PRRSV 監視プログラムの有効性を強化するよう設計されており、PRRSV 欧州遺伝子型の四つのサブタイプを検出と、99%の診断感度が可能です。サーモフィッシャーサイエンティフィックは、サンプリングや抽出方法からシーケンシングソリューションまで、幅広い適応ワークフローを提供します。
Applied Biosystems VetMAX PEDV/TGEV/SDCoV kit は、フィールドで採取されたさまざまなタイプの環境サンプルや関連サンプルを使用して開発されており、高い特異性と感度を提供することが分かっています。競合他社のソリューションを対照としてその性能を調査するため、市場でよく使用されている二つの同等のキットと本キットを比較しました。PEDV(N(サンプル数)=15)、TGEV(N=10)、および SDCoV(N=14)に感染した環境サンプル、口腔液サンプル、糞便サンプルをフィールドから採取し、陰性、陽性、およびテンプレートなしの各コントロールを検査に含めました。三つのメーカーのキットは、メーカーの推奨事項に従って、Applied Biosystems 7500 Fast Real-Time PCR System を使用して RT-qPCR を実行しました。VetMAX PEDV/TGEV/SDCoV kit は、検査した他のキットと同等またはより良好な結果を一貫して示し、CT 値はあるキットよりも一貫して低く、シグナル対ベースラインノイズ比は他方のキットよりも高いという結果でした。
ウシ結核(TB)は野生動物とともに畜牛にも影響を与える慢性疾患であり、主にウシ型結核菌に起因します。新たな分子ツールである Applied Biosystems™ VetMAX™ 結核菌コンプレックスキット(MTBC)より、結核菌コンプレック(MTBC)に属するマイコバクテリウムと内標準を同時に検出することができます。このキットの性能を証明するため、畜牛とさまざまな野生動物で検証試験を行いました。
USDA 認可 VetMAX™-Gold MAP 検出キットは、ウシ糞便から精製した MAP DNA を in vitro で迅速に検出するためのリアルタイム PCR アッセイです。このアッセイは、MAP ゲノム中の特有の配列要素を標的とし、感度と特異性の高い結果を提供します。この研究の目的は、ウシ糞便の個別サンプルとプールしたサンプルから抽出した核酸から MAP DNA を検出する際の VetMAX™-Gold MAP 検出キットの性能特徴を明らかにすることです。
診断用 qPCR 検査に使用される動物サンプルマトリクスには、偽陰性結果に至る可能性があるさまざまな PCR 阻害剤が含まれている場合があります。家畜の健康状態のより正確な診断に役立つソリューションの提供をめざして、当社では PCR 阻害剤が存在するかどうかを検査するための内部コントロールを開発しました。これは、既存の TaqMan™ ベースのワークフローに容易に組み込むことのできるかたちになっており、これにより、偽陰性結果のリスクを低下させることができました。
PRRS は一本鎖プラスセンス RNA エンベロープウイルスに起因し、これは高い突然変異率を有するため、個々の菌株間のヌクレオチド配列の異質性が大きくなります。ウイルスの遺伝的多様性が大きいと、リアルタイム RT-PCR 診断ツールに対する感度が低下するリスクが高くなります。この研究の目的は、キャピラリー ORF7 シーケンシングと NGS 技術を用いて、欧州全体で蔓延している PRRSV 菌株をモニターすることです。
SIV 検査のための完全なワークフローソリューションの開発と検証
ブタ鼻腔スワブサンプルからのハイスループットな核酸精製、SIV 検出、および SIV 細分類で構成される SIV 検査ワークフローを検証しました。SIV は、インフルエンザ A を迅速かつ正確にスクリーニングする単一チューブのワンステップリアルタイム RT-PCR キットである USDA 認可済み VetMAX™-Gold SIV 検出キットを用いて検出することができます。このアッセイは、SIV ゲノムの 3 つの独立した領域を標的とし、ウイルス ゲノムの突然変異に起因する偽陰性数を劇的に制限します。
PRRSV の集団管理のための、より迅速で簡単な診断ツール:屋外条件下でのサンプリングと有病率の比較
いくつかの試験の主な目標は、血液/血清および組織のサンプリング法と比較させて口腔液サンプリング法を検証すること、およびより簡単なサンプリング法を用いて早期に PRRSV 診断をするための屋外条件下における口腔液サンプリングに対する推奨を確立することです。サーモフィッシャーサイエンティフックは、世界中の複数のラボと研究所に、異なる遺伝子型の 800 以上のフィールドサンプルに対してリアルタイム PCR ツールを評価するように依頼しました。欧州と北米の屋外研究では、口腔液サンプルに対するこのキットの性能を評価することができました。
屋外条件下で PRRSV を検出し、有病率を明らかにするための診断手順としての口腔液に対する新たな洞察
豚繁殖呼吸障害症候群ウイルス(PRRSV)の欧州および北米菌株を用いた実験に基づくと、口腔液中の PRRSV を検出する確率は、血清中の PRRSV 保有率と有意に関連しています(p<0.0001)。血清中の保有率が 50%以上の場合、口腔液サンプルにおけるこのウイルス検出確率は 1 に近くなります。従って、口腔液サンプリングは集団レベルでは PRRSV 検出の優れたツールですが、この疾患の有病率の決定には適していません。
アフリカ豚コレラの新しいリアルタイム PCR キットの開発と検証
アフリカ豚コレラウイルス(ASFV)は重大な経済的損失を引き起こす可能性がある、伝染性の高い届出疾患です。ワクチンや治療法はまだ存在しないため、診断による ASFV のモニタリングが唯一のコントロール方法であり、最も重要となります。p72 遺伝子と内部コントロールを標的とする新たな二重リアルタイム PCR キットを開発し、ASFV 診断に対する性能を評価しました。
州境を越えたトリコモナス症の規制とラボにおける検査法の標準化が牛肉生産者にとって重要である理由
Kathy Simmons 博士、National Cattlemen's Beef Association(国立牧畜業者牛肉協会)主任獣医、ワシントン DC。畜牛の州間移動のためのトリコモナス症に関する統一された州規制は、交易速度での畜牛の移動を容易にするでしょう。トリコモナス症に対する明確に定義され、思慮に富み、互いに受容できる検査手順が隣接する州間にあれば、検査手順の重複がなくなり、繰り返される検査や不必要な検査による動物と取扱者に対する危険は少なくなるでしょう。*
どのようにしてカンザス州は、トリコモナス症規則のない状態から、現在効力を持つトリコモナス症規則と認可された診断検査法が施行される状態になったのでしょうか
Bill Brown 博士、Kansas Department of Agriculture(カンザス州農業部)アニマルヘルスコミッショナー、カンザス州トピーカ。カンザス州による、所有者の州間変更と畜牛の州間移動、および診断検査のためのより包括的な新しいトリコモナス症規制制定の概要。Brown 博士は、獣医 4 人と牛肉生産者 4 人で構成されるトリコモナス症作業グループを指定し、カンザス州におけるトリコモナス症管理の改善に対する評価を主導しました。*
州が定めるトリコモナス規制とラボでの検査手順の両方の標準化が、獣医とその顧客である牛肉生産者に利益をもたらす理由
Jeremy VanBoening 博士 - Republican Valley Medical Center(リパブリカンバレーメディカルセンター)、ネブラスカ州アルマ/ホルブルーク/フランクリンVanBoening 博士は、サンプルの取り扱いに関する推奨されているプロトコルに対して州のラボ検査室間で大きなばらつきがあることを発見しました。サンプルを培養する必要があるか、氷上に置くべきか、サンプルをどのように輸送するか、ラボが希望する採取用培地に関して、ラボによって違いが見られました。サンプル採取と取り扱いに対してラボにおける推奨事項を標準化することにより、検査に提出されるサンプルの質が改善するでしょう*。
調査を改善のための Ion PGM™ シーケンサーにおけるインフルエンザ A シーケンシングワークフローの開発
完全なゲノムシーケンシングは、インフルエンザ A に対する進行中の同定、調査、および特性評価に極めて重要です。ウイルスのゲノムをシーケンシングする際には、バックグランドの宿主核酸がライブラリー調整中に共処理される可能性があり、これは測定値の大部分が宿主ゲノムにより占められるというシーケンシング反応を示す結果となります。この問題の解決法のひとつが、事前増幅を行うことです。
IAV の予防接種を受けた豚の口腔液および鼻腔スワブからの
インフルエンザ A 型ウイルスの検出
鼻腔スワブ検体を用いた豚集団における IAV 検出は多大な労働力を要し、非発熱豚では相対的に感度が低くなります (1)。代替として、口腔液サンプルはいくつかの豚呼吸器系ウイルスに対する優れた調査用サンプルであることが示されています(2、3、4) 。この研究の目的は、RT-PCR、ウイルス単離(VI)、VetScan®(Abaxis Inc.)による IAV の検出率を比較することです。
ウシ糞便サンプル中の MAP に対する市販のリアルタイム PCR アッセイと HEYM 培養の相関
Mycobacterium avium subspecies paratuberculosis(MAP)の疾患コントロールプログラムは、感染動物の検出に対する正確で感度の高い検出ツールに依存しています。培養に基づく MAP 検出には数週間かかりますが、PCR では迅速に検出することができます。ウシ糞便サンプル中の MAP 検出には、いくつかの市販の PCR アッセイやユーザーがデザインした多くのリアルタイム PCR アッセイがあります。
持続的に感染した畜牛に対する推定診断カットオフの確立
牛ウイルス性下痢症ウイルスは畜牛に感染症を引き起こし、これは牛肉産業と酪農業の両方に多大な経済的損失をもたらしています。子宮の BVDV 感染は免疫トレランスを誘発することがあり、生涯にわたり動物を持続的に感染(PI)させます。PI 動物は持続的にウイルスを排出し、集団における BVDV の主要な感染源となります。急性もしくは一過性に感染した動物は、他の動物に疾患を移し、やがて
Tritrichomonas foetus の培養サンプルプールと、その後の MagMAX™ サンプル調製システムと Applied Biosystems の qPCR 試薬による増幅
この研究の目的は、(1)個々の T. foetus 検査に対して、多重のサンプル調製ワークフロー(煮沸、QIAGEN、MagMAX™)および診断検査ラボで現在使用されているリアルタイム PCR アッセイを、MagMAX™ および Applied Biosystems VetMAX™ 試薬と比較すること、(2)サンプルのプーリングを評価
多重サンプルマトリクスのための標準化サンプル調製
さまざまなサンプルマトリクスを処理するための数多くの異なる方法が存在します。これは、多種類のサンプルを取り扱う研究者に混乱とフラストレーションを与える可能性があります。この要約では MagMAX™ 病原菌 RNA/DNA キットについて説明します。このキットは、より標準化されたソリューションを実現するためにデザインされており、ひとつのキットを注文するだけで各サンプルのさまざまな適用容量に対してだけでなく、さまざまなサンプルマトリックスに対しても対応できます。これにより、ラボは
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