ProPac LC Columns for Protein and Charge Variant Characterization

タンパク質、モノクローナル抗体、バイオシミラー、およびそれらのチャージバリアントに対する超高分解能

pI 3 ~ 10、分子量 10,000 超のタンパク質および糖タンパク質を超高分解能かつ高効率で分離します。Thermo Scientific ProPac Protein LC カラムは、広範囲の pH、温度、移動相組成に対応して優れた再現性および耐久性を示すことで、以前から高い評価を受けています。

当社はバイオ医薬品の分離の課題に取り組むために幅広いポートフォリオを取り揃えており、ProPac カラムは Thermo Scientific MAbPac および Acclaim SEC 300 カラムと同様、このポートフォリオを構成する製品となっています。

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ProPac イオン交換カラム

陰イオン交換カラムか陽イオン交換カラムかでお悩みの場合

分離は、カラムの官能基が接触可能なタンパク質または糖タンパク質の表面電荷に基づきます。必要なのが陰イオン交換カラムか陽イオン交換カラムかでお悩みですか?カラムを決める際には、タンパク質の pI が手がかりになります。

  • pI が 6 未満のタンパク質の場合は、まず陰イオン交換カラムを試します。SAX カラムと WAX カラムの両方を試して、分解能が高いカラムに決めます。
  • pI が 6 を超える場合は、まず陽イオン交換カラムを試します。ProPac Elite は当社の技術革新による最新のカラムで、極めて高い分解能、スピード、効率を実現し、pH グラジエントも塩グラジエントも使用が可能です。メソッド開発の際には、最初にこのカラムをご検討ください。

推奨されるイオン交換カラム(タイプ別)

カラムタイプ

強陰イオン交換(SAX)カラム弱陰イオン交換(WAX)カラム弱陽イオン交換(WCX)カラム強陽イオン交換(SCX)カラム

カラム

ProPac SAX-10ProPac WAX-10ProPac Elite WCX 5 μmProPac WCX-10MAbPac SCX

官能基

四級アンモニウム三級アミンカルボン酸スルホン酸

サンプルの pI

通常タンパク質の pI < 6通常タンパク質の pI > 6

補足説明

  WCX-10 カラムをベースとする

超高分解能

高速、高効率、高い再現性
長年にわたるゴールドスタンダードのカラム強陽イオン交換カラムは弱陽イオン交換カラムと異なる選択性を示す

グラジエント

塩グラジエントを使用WAX は SAX より強く相をバッファーする塩または pH グラジエントを使用*塩グラジエントを使用塩または pH グラジエントを使用

* 当社の CX-1 pH グラジエントバッファーを使用

ProPac イオン交換カラム内部のイノベーション

バイオ医薬品業界のタンパク質特性評価におけるゴールドスタンダード
  • アミノ酸 1 個でも異なるバリアントを分離します。
  • 疎水性相互作用を排除し、優れたピーク形状を示します。
  • ノンポーラス 5 µm または 10 µm 粒子は、溶媒相溶性のエチルビニルベンゼンジであり、55%ジビニルベンゼンポリマー(DVB)基質と架橋を形成しています。 
  • 樹脂は高親水性中性ポリマーで覆われており、表面とバイオポリマー間の非特異的相互作用を最小限に抑えています。 
  • 陰イオンまたは陽イオン交換基を含み、選択性や再現性を発現するイオン交換機能を導入するために、コントロールされたポリマー鎖が親水性相に結合されています。 
  • さまざまなタイプの樹脂が異なる選択性を示すため、柔軟性が高く、密接に関連しているタンパク質同士でも最大限の分解能が得られます。 

用途

  • モノクローナル抗体やその他のタンパク質の特性評価および品質管理評価。 
  • 配列バリアント、欠損バリアント、リン酸化バリアント、シアリル化バリアント、脱アミノ化バリアント、その他のバリアントなどのタンパク質バリアントを極めて高い分解能および効率で分離する場合。 

ProPac & MAbPac 疎水的相互作用クロマトグラフィー(HIC)カラム

さまざまな翻訳後修飾(PTM)の可能性があるため、複数のカラム担体を用いてすべての構造バリアントおよび修飾を検出、特性評価、定量するとともに、生成物の安定性をモニターする必要があります。 

タンパク質、ペプチド、その他の生体高分子を、それらの疎水性の度合いに応じて分離します

HIC カラムは非変性条件下では、タンパク質や mAb 分子を疎水性が低い順に分離します。塩が高濃度で存在するなかで検体は弱疎水性固定相に結合し、塩濃度が下がるにつれてカラムから溶出されます。 

非変性

逆相液体クロマトグラフィーとは対照的に、HIC ではタンパク質の生物活性が維持されます。このため、下流で結合アッセイや細胞ベースの力価アッセイなどで機能解析する際に役に立ちます。

ProPac HIC-10
  • 混合物中のタンパク質/ペプチドの分離に最適 
  • 非変性条件で生物活性が維持される 
  • 超高分解能と高効率 
  • 高容量カラム 
  • 有機溶媒に対応でき、高疎水性タンパク質の分離にも使用可能 
  • 幅広いアプリケーション

当社の Thermo Scientific MAbPac HIC カラムもご覧ください

MAbPac HIC-10 LC カラムMAbPac HIC-20 LC カラムMAbPac HIC-Butyl LC カラム
  • 高純度、球状、ワイドポア(1,000 Å)、5 μm シリカ粒子
  • 独自のアルキルアミド基を有する
  • 先進的な表面結合技術
  • 優れた化学的安定性、高い効率、mAb 特異的な選択性
  • 他の HIC 充塡剤とは一線を画す
  • 高分解能シリカベース
  • ProPac HIC-10 カラムをベースとする
  • mAb と mAb 変異体(酸化 mAb 変異体など)を良好に分離できる独自技術
  • 有機溶媒および水系移動相の両方に対応
  • 堅牢なカラム安定性
  • 親水性、ノンポーラス、5 μm ポリマー粒子
  • ブチル基を有する
  • 最適化されたブチル基密度により、高分解能分離と生体適合性を実現

ProPac および MAbPac バイオ医薬品用 HPLC カラムについて

バイオ技術およびバイオ医薬品の業界には、タンパク質およびモノクローナル抗体(mAb)医薬品に関する広範囲の開発パイプラインがあります。mAb は極めて複雑な構造をしており、さまざまなパターンの部位特異的変異が安全性、有効性、安定性プロファイルに影響する可能性があります。さまざまな翻訳後修飾(PTM)の可能性があるため、構造バリアントおよび修飾を検出、特性評価、定量評価、生成物の安定性をモニターする必要があります。

当社の役割は、mAb の開発および生産段階において、規制当局に対して安全性、有効性、安定性を示すための革新的かつ有効な分析ツールを開発、販売することにあります。mAb およびその他のバイオ医薬品タンパク質を特性評価する際に不可欠なツールとして、Thermo Scientific の HPLC および LC/MS 装置、HPLC カラムをご検討ください。お客様の課題に対応できるよう設計されています。

mAb、mAb バリアント、その他のタンパク質向けの Thermo Scientific BioLC カラム

  • ProPac イオン交換カラムは、タンパク質バリアントに対して高効率の超高分解能分離を実現します。一つの荷電残基のみが異なるアイソフォームでも分離します。
  • MAbPac カラムはモノクローナル抗体の分離向けの特別な設計で、ProPac カラムを補完します。 
分析概要カラムおよびバッファー

チャージバリアント分析

ルーチンの電荷バリアントプロファイリング/スクリーニング(リジンのトランケーション、脱アミノ化およびアシル化など)

メチオニン酸化およびトリプトファン酸化

メチオニン酸化、トリプトファン酸化のターゲット分析

抗体薬物複合体(ADC)の MS 分析

ADC DAR 分析/抗体と薬物の比率およびインタクト質量

インタクト mAb およびフラグメント分析

軽鎖(LC)/重鎖(HC)分析
フラグメント(Fab および Fc)分析
scFc/F(ab’)2 分析

ProPac イオン交換カラム

陰イオン交換カラムか陽イオン交換カラムかでお悩みの場合

分離は、カラムの官能基が接触可能なタンパク質または糖タンパク質の表面電荷に基づきます。必要なのが陰イオン交換カラムか陽イオン交換カラムかでお悩みですか?カラムを決める際には、タンパク質の pI が手がかりになります。

  • pI が 6 未満のタンパク質の場合は、まず陰イオン交換カラムを試します。SAX カラムと WAX カラムの両方を試して、分解能が高いカラムに決めます。
  • pI が 6 を超える場合は、まず陽イオン交換カラムを試します。ProPac Elite は当社の技術革新による最新のカラムで、極めて高い分解能、スピード、効率を実現し、pH グラジエントも塩グラジエントも使用が可能です。メソッド開発の際には、最初にこのカラムをご検討ください。

推奨されるイオン交換カラム(タイプ別)

カラムタイプ

強陰イオン交換(SAX)カラム弱陰イオン交換(WAX)カラム弱陽イオン交換(WCX)カラム強陽イオン交換(SCX)カラム

カラム

ProPac SAX-10ProPac WAX-10ProPac Elite WCX 5 μmProPac WCX-10MAbPac SCX

官能基

四級アンモニウム三級アミンカルボン酸スルホン酸

サンプルの pI

通常タンパク質の pI < 6通常タンパク質の pI > 6

補足説明

  WCX-10 カラムをベースとする

超高分解能

高速、高効率、高い再現性
長年にわたるゴールドスタンダードのカラム強陽イオン交換カラムは弱陽イオン交換カラムと異なる選択性を示す

グラジエント

塩グラジエントを使用WAX は SAX より強く相をバッファーする塩または pH グラジエントを使用*塩グラジエントを使用塩または pH グラジエントを使用

* 当社の CX-1 pH グラジエントバッファーを使用

ProPac イオン交換カラム内部のイノベーション

バイオ医薬品業界のタンパク質特性評価におけるゴールドスタンダード
  • アミノ酸 1 個でも異なるバリアントを分離します。
  • 疎水性相互作用を排除し、優れたピーク形状を示します。
  • ノンポーラス 5 µm または 10 µm 粒子は、溶媒相溶性のエチルビニルベンゼンジであり、55%ジビニルベンゼンポリマー(DVB)基質と架橋を形成しています。 
  • 樹脂は高親水性中性ポリマーで覆われており、表面とバイオポリマー間の非特異的相互作用を最小限に抑えています。 
  • 陰イオンまたは陽イオン交換基を含み、選択性や再現性を発現するイオン交換機能を導入するために、コントロールされたポリマー鎖が親水性相に結合されています。 
  • さまざまなタイプの樹脂が異なる選択性を示すため、柔軟性が高く、密接に関連しているタンパク質同士でも最大限の分解能が得られます。 

用途

  • モノクローナル抗体やその他のタンパク質の特性評価および品質管理評価。 
  • 配列バリアント、欠損バリアント、リン酸化バリアント、シアリル化バリアント、脱アミノ化バリアント、その他のバリアントなどのタンパク質バリアントを極めて高い分解能および効率で分離する場合。 

ProPac & MAbPac 疎水的相互作用クロマトグラフィー(HIC)カラム

さまざまな翻訳後修飾(PTM)の可能性があるため、複数のカラム担体を用いてすべての構造バリアントおよび修飾を検出、特性評価、定量するとともに、生成物の安定性をモニターする必要があります。 

タンパク質、ペプチド、その他の生体高分子を、それらの疎水性の度合いに応じて分離します

HIC カラムは非変性条件下では、タンパク質や mAb 分子を疎水性が低い順に分離します。塩が高濃度で存在するなかで検体は弱疎水性固定相に結合し、塩濃度が下がるにつれてカラムから溶出されます。 

非変性

逆相液体クロマトグラフィーとは対照的に、HIC ではタンパク質の生物活性が維持されます。このため、下流で結合アッセイや細胞ベースの力価アッセイなどで機能解析する際に役に立ちます。

ProPac HIC-10
  • 混合物中のタンパク質/ペプチドの分離に最適 
  • 非変性条件で生物活性が維持される 
  • 超高分解能と高効率 
  • 高容量カラム 
  • 有機溶媒に対応でき、高疎水性タンパク質の分離にも使用可能 
  • 幅広いアプリケーション

当社の Thermo Scientific MAbPac HIC カラムもご覧ください

MAbPac HIC-10 LC カラムMAbPac HIC-20 LC カラムMAbPac HIC-Butyl LC カラム
  • 高純度、球状、ワイドポア(1,000 Å)、5 μm シリカ粒子
  • 独自のアルキルアミド基を有する
  • 先進的な表面結合技術
  • 優れた化学的安定性、高い効率、mAb 特異的な選択性
  • 他の HIC 充塡剤とは一線を画す
  • 高分解能シリカベース
  • ProPac HIC-10 カラムをベースとする
  • mAb と mAb 変異体(酸化 mAb 変異体など)を良好に分離できる独自技術
  • 有機溶媒および水系移動相の両方に対応
  • 堅牢なカラム安定性
  • 親水性、ノンポーラス、5 μm ポリマー粒子
  • ブチル基を有する
  • 最適化されたブチル基密度により、高分解能分離と生体適合性を実現

ProPac および MAbPac バイオ医薬品用 HPLC カラムについて

バイオ技術およびバイオ医薬品の業界には、タンパク質およびモノクローナル抗体(mAb)医薬品に関する広範囲の開発パイプラインがあります。mAb は極めて複雑な構造をしており、さまざまなパターンの部位特異的変異が安全性、有効性、安定性プロファイルに影響する可能性があります。さまざまな翻訳後修飾(PTM)の可能性があるため、構造バリアントおよび修飾を検出、特性評価、定量評価、生成物の安定性をモニターする必要があります。

当社の役割は、mAb の開発および生産段階において、規制当局に対して安全性、有効性、安定性を示すための革新的かつ有効な分析ツールを開発、販売することにあります。mAb およびその他のバイオ医薬品タンパク質を特性評価する際に不可欠なツールとして、Thermo Scientific の HPLC および LC/MS 装置、HPLC カラムをご検討ください。お客様の課題に対応できるよう設計されています。

mAb、mAb バリアント、その他のタンパク質向けの Thermo Scientific BioLC カラム

  • ProPac イオン交換カラムは、タンパク質バリアントに対して高効率の超高分解能分離を実現します。一つの荷電残基のみが異なるアイソフォームでも分離します。
  • MAbPac カラムはモノクローナル抗体の分離向けの特別な設計で、ProPac カラムを補完します。 
分析概要カラムおよびバッファー

チャージバリアント分析

ルーチンの電荷バリアントプロファイリング/スクリーニング(リジンのトランケーション、脱アミノ化およびアシル化など)

メチオニン酸化およびトリプトファン酸化

メチオニン酸化、トリプトファン酸化のターゲット分析

抗体薬物複合体(ADC)の MS 分析

ADC DAR 分析/抗体と薬物の比率およびインタクト質量

インタクト mAb およびフラグメント分析

軽鎖(LC)/重鎖(HC)分析
フラグメント(Fab および Fc)分析
scFc/F(ab’)2 分析

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