ラマン分光アカデミー

ラマン分光法の基礎と、この技術を研究、分析、QA／QCの各分野でどのようにご活用いただけるか紹介します。ラマン分光分析により信頼性を高めるために、基本的なチュートリアルとアプリケーションに関するWebセミナーや機器ガイドを参照いただけます。

ラマン分光法では、サンプルに単色（単一波長または単一周波数）のレーザー光を照射し、そのレーザー光はサンプルによって吸収、透過、反射、散乱されます。サンプルからの散乱光は、光がサンプルに弾性的に衝突すること（レイリー散乱）、と非弾性的に衝突すること（ラマン散乱）により得られます。レイリー散乱光は入射レーザー光と同じ周波数（波長）を持つのに対し、ラマン散乱光は、サンプル分子結合の振動周波数に相当する別の周波数の光としてサンプルから発生します。