エキソソーム研究用製品

エキソソームは小さな(30~150 nm)小胞で、精巧な RNA およびタンパク質カーゴを収容しています。エキソソームは現在、細胞間コミュニケーションを可能にするために特別に分泌される小胞と考えられ、その機能の研究だけでなく、侵襲を最低限に抑えた診断法の開発に使用する方法の理解の両面で、関心が指数関数的に高まっています。

当社は、その RNA およびタンパク質の単離、特性評価、および含有量の分析、また in vitro および in vivo トレーシングに用いる Invitrogen Dynabeads 製品やその他の試薬、ツール、プロトコルを提供し、エキソソームへの理解をさらに深めることをサポートをします。

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エキソソーム研究用製品

全エキソソームの単離

超遠心分離は手順が煩雑で時間がかかる場合があります。柔軟で拡張性を備えた Invitrogen 全エキソソーム単離用試薬を使用することにより、さまざまなサンプルからインタクトなエキソソームを簡単に濃縮することができます。これらの試薬や専用のプロトコルは、量の少ないサンプルや複数のサンプルを扱う場合など、さまざまな実験設定に最適です。

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エキソソームの亜集団の単離

細胞培養から(全エキソソーム単離用試薬または超遠心分離を使用して)濃縮された全エキソソームは、免疫磁気キャプチャにより、さらに特定の亜集団に精製できます。Dynabeads ベースの CD9CD63CD81、または EpCam 特異的試薬を使用したりストレプトアビジン試薬を目的のビオチン化抗体と組み合わせて、表面抗原に対応した集団を精製できます。

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エキソソーム小胞の視覚的識別は困難な場合があり、遊離したエキソソームは小さすぎて、それだけをフローで検出することはできません。ただし、分析で使用できるメソッドがいくつかあります。

  • NanoSight 機器 — 全エキソソーム単離試薬を使用して回収されたエキソソームは、NanoSight 機器を使用しておおよそのサイズ範囲や濃度を分析できます。

  • 光学顕微鏡法 — エキソソーム RNA または膜成分はラベリングが可能で、顕微鏡下での可視化が可能です。Invitrogen 専用スピンカラムを利用して、取り込まれなかった色素を除去できます。またこれらのカラムはバッファーの交換が可能で、脱塩や低分子量(MW 3000 未満)の汚染物質の除去は現行のメソッドに比べて容易です。

  • 電子顕微鏡法(EM) — 純粋で特異的なエキソソームを抽出するために Invitrogen Dynabeads 磁気細胞分離テクノロジーを利用することの利点の一つは、直接 EM 分析に移行できることです。Invitrogen CD9CD63CD81、または EpCam 特異的試薬を使用して、細胞培養から濃縮した全エキソソームの一部を解析したり、Invitrogen ストレプトアビジン試薬を目的のビオチン化抗体と組み合わせて使用することができます。

  • フローサイトメトリー — Dynabeads の表面のエキソソームの免疫磁気キャプチャーは、通常 1 時間以内で鮮明かつ明確な FFC/SSC 検出を実現します。CD63 特異的試薬を使用して、細胞培養から濃縮した全エキソソームの一部を解析したり、ストレプトアビジン試薬を目的のビオチン化抗体と組み合わせて使用することができます。

エキソソームは一つの細胞から別の細胞に一定の分子を移動させることが明らかになっています。そのカーゴにはタンパク質、脂質、mRNA(断片および全長)、rRNA、miRNA、および各種の ncRNA が含まれます。

  • RNA およびタンパク質単離 — Invitrogen Total Exosome RNA & Protein Isolation Kit を使用して、濃縮エキソソームの同一サンプルからタンパク質と全 RNA の両方を同時に単離できます。本キットはすべてのエキソソーム単離プロトコルに適合します。

  • タンパク質分析 — 特異的モノクローナル抗体(CD9CD63、および CD81)は、ウェスタンブロット法による細胞抗原およびエキソソーム抗原の検出を可能にします。同一のゲルで複数のタンパク質サンプルを比較しながらエキソソームタンパク質複合体をインタクトに保持したい場合、Invitrogen タンパク質 A または タンパク質 G を用いた迅速かつ穏やかな Dynabeads ベースの免疫沈降法を、最適な一次抗体を組み合わせて使用することをご検討ください。

  • RNA 分析Total Exosome RNA & Protein Isolation Kit を使用して回収されたエキソソーム RNA は、Applied Biosystems TaqMan アッセイRNA シーケンシング、または次世代シーケンシングツールを使用して、qRT-PCR などにより解析できます。エキソソーム RNA および膜成分は蛍光色素を使用してラベリングでき、取り込まれなかった色素は専用の Invitrogen スピンカラムを使用して除去できます。
Gibco エキソソーム除去 FBS は、市場にでている既存のエクソソーム除去 FBS 製品と比較して性能が非常に優れています。

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  • 90%以上のエキソソームを除去
  • すべてのロットで細胞培養テストを実施
  • エクソソーム研究用として特別に開発

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全エキソソームの単離

超遠心分離は手順が煩雑で時間がかかる場合があります。柔軟で拡張性を備えた Invitrogen 全エキソソーム単離用試薬を使用することにより、さまざまなサンプルからインタクトなエキソソームを簡単に濃縮することができます。これらの試薬や専用のプロトコルは、量の少ないサンプルや複数のサンプルを扱う場合など、さまざまな実験設定に最適です。

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エキソソームの亜集団の単離

細胞培養から(全エキソソーム単離用試薬または超遠心分離を使用して)濃縮された全エキソソームは、免疫磁気キャプチャにより、さらに特定の亜集団に精製できます。Dynabeads ベースの CD9CD63CD81、または EpCam 特異的試薬を使用したりストレプトアビジン試薬を目的のビオチン化抗体と組み合わせて、表面抗原に対応した集団を精製できます。

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エキソソーム小胞の視覚的識別は困難な場合があり、遊離したエキソソームは小さすぎて、それだけをフローで検出することはできません。ただし、分析で使用できるメソッドがいくつかあります。

  • NanoSight 機器 — 全エキソソーム単離試薬を使用して回収されたエキソソームは、NanoSight 機器を使用しておおよそのサイズ範囲や濃度を分析できます。

  • 光学顕微鏡法 — エキソソーム RNA または膜成分はラベリングが可能で、顕微鏡下での可視化が可能です。Invitrogen 専用スピンカラムを利用して、取り込まれなかった色素を除去できます。またこれらのカラムはバッファーの交換が可能で、脱塩や低分子量(MW 3000 未満)の汚染物質の除去は現行のメソッドに比べて容易です。

  • 電子顕微鏡法(EM) — 純粋で特異的なエキソソームを抽出するために Invitrogen Dynabeads 磁気細胞分離テクノロジーを利用することの利点の一つは、直接 EM 分析に移行できることです。Invitrogen CD9CD63CD81、または EpCam 特異的試薬を使用して、細胞培養から濃縮した全エキソソームの一部を解析したり、Invitrogen ストレプトアビジン試薬を目的のビオチン化抗体と組み合わせて使用することができます。

  • フローサイトメトリー — Dynabeads の表面のエキソソームの免疫磁気キャプチャーは、通常 1 時間以内で鮮明かつ明確な FFC/SSC 検出を実現します。CD63 特異的試薬を使用して、細胞培養から濃縮した全エキソソームの一部を解析したり、ストレプトアビジン試薬を目的のビオチン化抗体と組み合わせて使用することができます。

エキソソームは一つの細胞から別の細胞に一定の分子を移動させることが明らかになっています。そのカーゴにはタンパク質、脂質、mRNA(断片および全長)、rRNA、miRNA、および各種の ncRNA が含まれます。

  • RNA およびタンパク質単離 — Invitrogen Total Exosome RNA & Protein Isolation Kit を使用して、濃縮エキソソームの同一サンプルからタンパク質と全 RNA の両方を同時に単離できます。本キットはすべてのエキソソーム単離プロトコルに適合します。

  • タンパク質分析 — 特異的モノクローナル抗体(CD9CD63、および CD81)は、ウェスタンブロット法による細胞抗原およびエキソソーム抗原の検出を可能にします。同一のゲルで複数のタンパク質サンプルを比較しながらエキソソームタンパク質複合体をインタクトに保持したい場合、Invitrogen タンパク質 A または タンパク質 G を用いた迅速かつ穏やかな Dynabeads ベースの免疫沈降法を、最適な一次抗体を組み合わせて使用することをご検討ください。

  • RNA 分析Total Exosome RNA & Protein Isolation Kit を使用して回収されたエキソソーム RNA は、Applied Biosystems TaqMan アッセイRNA シーケンシング、または次世代シーケンシングツールを使用して、qRT-PCR などにより解析できます。エキソソーム RNA および膜成分は蛍光色素を使用してラベリングでき、取り込まれなかった色素は専用の Invitrogen スピンカラムを使用して除去できます。
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ミニドキュメンタリーシリーズ:「エキソソーム - 次に来る小さきもの」

リソース

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