- 柔軟性 — 405 nmまたは488 nmで励起され、バイオレットレーザーの使用を最大限に活かします
- 互換性 — 既存の有機色素と組み合わせ、検出可能なパラメータ数を増やします
- 安定性 - タンデムコンジュゲートのように時間と共に劣化することがなく、高い再現性が実現します
- 最小の単一レーザー補正 — 狭域の発光スペクトラムにより、単一励起光源による補正を最小限に抑えることが可能
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新しい一次抗体コンジュゲート
Qdot® ナノクリスタルとフローサイトメトリーでの使用方法?
Qdot® ナノクリスタルとは? Qdot® ナノクリスタルは、一般的な色素分子とは異なり、独自の蛍光特性を持つナノメーター規模の半導体分子です。 Qdot® ナノクリスタルが発光する光の色はその粒子サイズに依存しており、緑から赤まですべて共通の半導体微粒子材料を使用し、共通のラベルプラットフォームで作製されています。 (図 1)
Qdot® ナノクリスタルは幅広い吸光度スペクトルを備え、より短い励起波長で飛躍的にスペクトルを高めます。 その蛍光ピーク領域は狭く対称的で、励起光源の変動により変化しません(図2)。 Qdot® ナノクリスタルは、UV またはバイオレット(405 ~ 407 nm)レーザーで励起するよう最適化していますが、次のような他の励起源でも十分励起します。
お客様のフロー サイトメトリーを新たな次元に Qdot® ナノクリスタル コンジュゲートは、マルチスペクトルのフロー サイトメトリーにますます多く使用されています。 これらのナノクリスタルコンジュゲートにより、バイオレットレーザーにより励起される1~6種類の色を追加することができます。 Qdot® ナノクリスタルにはさらにシグナル強度と光安定性の面でメリットがあります。
Qdot® ナノクリスタルは、その物理特性により、既存の色素と比較すると大半の有機蛍光色素よりも明るく発光します。また、既存の色素は照射を続けると多様なフォトブリーチングを示しますが、Qdot® コンジュゲートは蛍光シグナルを維持します。 Qdot® ナノクリスタルの蛍光安定性は、試薬のより優れた安定性に、さらにその結果として染色されたサンプルの安定性につながります。またソーティング後の追加分析ステップも可能になります。 | |
図1 ナノクリスタルが光を吸収し、異なる色の光として再放出します。ナノクリスタルのサイズが発光色の決め手となります。 図は同じ波長のUVランプで励起された7つの異なるナノクリスタル溶液です。
図2。 おもな Qdot® ナノクリスタルの減衰係数と発光プロファイル。 励起は吸光係数として示され、蛍光は最大ピーク高さに標準化されています。 |
Qdot® ナノクリスタルがお使いのフローサイトメトリー にどのように役立つか
フロー サイトメトリーの柔軟性と精度の向上
検出性能をますます向上させた新しいフロー サイトメーターの登場に合わせて、Qdot® ナノクリスタルが画期的な新蛍光標識製品を追加しました。 Qdot® ナノクリスタルは、UVやバイオレットの光および長波長光源で励起でき、安定で狭域ピークのストークスシフトを示します。 放出ピークを限定する傾向ラベルを提供します。 そのため、マルチカラーフローサイトメトリーのおいて柔軟性が高く、正確なデータが得られます。
お客様のフロー サイトメーターを最大限に活用
ライフサイエンス研究用に Qdot® ナノ結晶技術を独占的に供給しているライフテクノロジーズは、最新の一次抗体コンジュゲートから二次検出用試薬まで、すべてを網羅する製品群を提供しています。Qdot® ナノ結晶技術を既存の有機蛍光色素と組み合わせ、お客様のフロー サイトメーターを最大限に活用します。
サポートノート
注)全てのQdot®及びQtracker® には毒物及び劇物取締法の毒物に該当するセレン化合物が含まれており、
また廃棄物処理法等による規制対象であるカドミウムも含まれています。取り扱い、保管、廃棄等にはご注意下さい。