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アコースティックアシストによるハイドロダイナミックフォーカシング機能を備えたInvitrogen™ Attune™ Flow Cytometerでは、サンプルのスループットレートが従来型サイトメーターよりも最大10倍までに高速化します。つまり、 サンプル処理がより迅速となるうえに非常に希薄なサンプルからさえも十分量のイベントを取得することができます。また、Attune Flow Cytometerは洗浄や溶解を行わないプロトコルに対応するため、最小限の処理に留めた状態でサンプルのデータ収集ができます。
「アコースティックフォーカシングテクノロジーとサンプル取込み技術を活用するAttune製品は、シース圧を要する他のサイトメーターに見られる類の目詰まりや流体に関する諸問題がめったに発生しません。本機器の稼働を始めた初年度中には、多数のユーザーを抱える中でも、トラブルシューティング発生件数はわずか1件のみでした。もちろん、こちらは直ちに解決されています。」Laurie Kennedy、フロー・コア・マネージャー、カルガリー大学
各Attune flow cytometerのランを始める際に、懸濁細胞のサンプルを機器内へ吸引させて、アコースティックフォーカシングを適用します。アコースティックフォーカシングでは、超音波放射圧(2 MHz超)を適用して、サンプル流の中心部分へ粒子を輸送することができます。このフォーカシングされた流れは、その後シース流へ注入され、サンプルに対して流体力学的な圧力をさらに加えます。これら2つの効果(アコースティックアシストハイドロダイナミックフォーカシングと呼ばれる)によって、サンプル入力速度に関わらず、コアストリームが狭小となり、レーザー照射が均一化されます。ハイドロダイナミックフォーカシングのみに依存する従来型サイトメーターでは、流速の上昇に応じてサンプルコアが広がるため、レーザー光照射の均一性が欠けることになります。
サンプルコアが広がると、細胞はレーザー通過時に広範囲へ分布するため、細胞がレーザー焦点に対して正確に整列することはほとんどありません。 シグナル検出において従来型フローサイトメーターから最小限の変動値で最適データを得るには、最低サンプル流速(通常10〜20 μL /min)で機器を動作させなければなりません。 サンプル流速が上がると、変動幅が広がり正確な測定につながりません。 アコースティックフォーカシングを活用すれば、細胞配置をシース流からの影響を無くすことにより、データやサンプル流速に関するこうした妥協点を回避できます。
アコースティックフォーカシングの実行中。 本動画ではアコースティックフォーカシングを適用した際に発生するイベント配置をご紹介します。 | アコースティックフローサイトメトリーの動画。 500 µL/minで流した細胞と毛細管の端の様子 |
アコースティックアシストによるハイドロダイナミックフォーカシングを適用するAttune NxT flow cytometerは、サンプルのスループットレートが12.5~1 mL/minに達し、従来型のハイドロダイナミックフォーカシングシステムよりも最大10倍まで高速化します。また、1秒間あたりに最大 35,000個分のイベントデータを取得できます。つまり、今まで以上に素早くあらゆるサンプル処理が行えます。また、本機器のこうした特性は、細胞濃度が本質的に低いサンプル(脳脊髄液(CSF)や幹細胞)、十分なイベント収集のためにサンプル全体の解析を要する類の貴重サンプル(マウス血液、骨髄、および穿刺吸引液)に有用となります。
Attune NxT Flow Cytometerは、あらゆるサイズの粒子に対応します。本機器の仕様書には「最大粒径50 μm」という旨を記載していますが、最大100 μmサイズの細胞(目詰まりを起こさない)から最小100nmの粒子まで、検出と解析に成功したお客様の事例が弊社へ報告されています。
アコースティックアシストによるハイドロダイナミックフォーカシングを適用するAttune NxT flow cytometerは、サンプルのスループットレートが12.5~1 mL/minに達し、従来型のハイドロダイナミックフォーカシングシステムよりも最大10倍まで高速化します。また、1秒間あたりに最大 35,000個分のイベントデータを取得できます。
Attune NxT Flow Cytometerは、3種類の他社製品機器と比較しても、わずかな時間で100万個のイベントを取得します。 各機器の最大サンプル流速(Attune NxT Cytometerでは1,000 µL /min)で、フローサイトメーターをランして得られたプロトコル時間をデータで示しています。 | Attune NxT Flow Cytometerでは、サンプル流速が高い場合でもデータ変動を最小限に抑えます。 Jurkat細胞を固定し、ヨウ化プロピジウムで染色し、RNaseで処理して、さらにAttune NxT flow cytometerにより濃度1 x 106細胞/ mLにおいて解析を行いました。 0/G1 およびG2/M期細胞の変動係数(CV値)は、サンプル流速に関わらず、1,000 μL/分の最大サンプル流速においてさえ、一貫性を維持します。 |
Attune NxT flow cytometerは、全血の洗浄不要・溶血不要プロトコルに対応するため、実行すべき工程数、洗浄工程中のサンプル損失量を大幅に減少させられます。また、細胞の処理量を飛躍的に減らして、細胞劣化を防ぐことができます。
洗浄不要・溶血不要オプションのサンプルデータをご覧になるにはこちら
工程数 | サンプル調製の総所要時間 | |
---|---|---|
従来型のイムノフェノタイピングプロトコル | 10 | 1~2時間 |
洗浄不要・溶血不要のイムノフェノタイピングプロトコル | 3 | 15~20分間 |
We've conducted countless experiments using the Attune Flow Cytometer, many of the same ones scientists are performing in their labs every day. Take a look at the data we've obtained for the following applications: