Luminex® Assays

サイトカインとシグナル伝達タンパク質の定量および検出用に Novex® Multiplex Luminex® Assays を提供しています。これらのアッセイは、各サンプルに含まれる複数のターゲットを同時に測定し、卓越した性能とロット間で再現性のある結果を提供します。 マルチプレックスにおける高性能のすばらしさを実感してください!

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Custom Luminex Assays

Novex® Multiplex Luminex® Assaysについて

Luminex® Assays Luminex® Assays をほぼすべてのラボの必要性に適したフォーマットで提供します。柔軟性は、Luminex® xMAP®マルチプレックス プラットフォームの豊かなメリットのひとつです;このメリットを活かして、サイトカイン スクリーニング、伝達経路解析、シンプルなプロファイリングなど、幅広い Luminex® プレミックスアッセイ パネルの製品群を提供します。また、単一のターゲット向けにLuminex® ビーズキットも提供しています。このビーズを使用して、お客様独自のアッセイ パネルを作成することも、Luminex®プレミックス アッセイに追加してパネルの規模を拡大することもできます。 さらに、お客様の目的分子に合わせた Luminex® カスタムアッセイパネルを作成することができます。

Luminex® アッセイは、ELISA とほぼ同じ手順を使用するため、セットアップやランが簡単です(図 1)。Luminex® xMAP®技術や Luminex® アッセイを初めてご使用になるお客様をサポートするため、専門のフィールド アプリケーション サイエンティスト(FAS)のチームを設けています。FAS の担当者が、お客様の現場でLuminex® アッセイのラン全体を指導し、Luminex® 機器とソフトウェアをセットアップします。また、予想されるほぼすべての問題について、トラブルシュートもお手伝いします。 個別の Luminex® 説明会に今すぐお申し込みください。

表 1、2、3 は、Novex®Multiplex Luminex® Assay とタンパク質スタンダード(アッセイに同梱)の卓越性を示したものです。他のアッセイに比べて、Luminex® アッセイでは使用するビーズの数が最も多いため、各ターゲットにつきビーズ領域あたり少なくとも 100 eventのデータを得ることができます。 メーカーによっては 50 eventを最低回数として推奨していますが、これに比べて最低 100 eventを収集することで %CV が低下し、より正確なアッセイが実現します。Luminex® アッセイは、厳しい品質管理とバリデーションを経た後、出荷しています;各アッセイは交差反応を幅広く検査し、目的のターゲットへの特異性を得ています。 また、同梱のタンパク質スタンダードは、標準物質に対して正確に校正され、再現性を最大限に得ます。

Luminex protocol
 
図 1。 迅速で簡単な Novex® Multiplex Luminex® Assay プロトコール。
特定のスペクトル特性を持つビーズをタンパク質特異的なキャプチャー抗体に標識し、サンプル(既知のタンパク質濃度のスタンダード、コントロール サンプル、テストサンプルを含む)とともにフィルターボトムマイクロプレートの各ウェルに加えます。2 時間インキュベーションして、ターゲットタンパク質をキャプチャー抗体に結合させます。ビーズを洗浄した後、タンパク質特異的なビオチン化検出抗体を加え、1 時間インキュベーションします。次に、余分なビオチン化検出抗体を除去し、蛍光ストレプトアビジンコンジュゲートタンパク質と R-フィコエリスリン(SAV-RPE)を加えて 30 分間インキュベーションします。SAV-RPE がビオチン化検出抗体に結合し、4 種類の分子によるサンドイッチ構造ができます。結合していない SAV-RPE を洗い流した後、ビーズを Luminex®検出システムで解析します。ビーズのスペクトル特性とこれに伴う R-フィコエリスリン(RPE)蛍光シグナルの量を計測することで、1 種類または複数のタンパク質の濃度を算出できます。

本製品は研究用にのみ使用できます。  動物またはヒトの治療もしくは診断用には使用できません。

表 1。確かな100 カウントでデータの信頼性が向上

Novex® Multiplex Luminex® Assays は、ターゲットあたり 100 ビーズのデータが得られるよう作成しています。一部のメーカーの Luminex® アッセイプロトコールでは、各ターゲットの 1 領域あたりのデータ取得回数をわずか 50 event(すなわち、検出システムで読み取る必要のある各ターゲットのビーズが 50 のみ)としています。 しかし、次のデータからは、%CV を抑え、アッセイの精度を高めるには 50 ビーズのみではなく 100 ビーズのデータを完全に取得すべきだということがわかります。

サンプル説明
%CV (MFI)
50 ビーズevent
(0.5X ビーズ/ウェル)
100 ビーズevent
(1X ビーズ/ウェル)
平均 (血清)8.712.0
平均 (血漿)14.87.3
平均 (組織培養上清)8.55.2
平均 (すべて)10.56.9

表 2。正確にキャリブレーションされたスタンダード

Novex® mulitplex Luminex® Assay は、NIBSC のスタンダード(国際標準品)が存在する場合はこれに従い、存在しない場合は報告されたリン酸化タンパク質活性の細胞内モデルに従って調整し、測定値の妥当性を確保しています。タンパク質スタンダードは、凍結乾燥の前後にシングルアッセイおよびマルチプレックスアッセイで検査し、その完全性と性能の安定性を確認しています。

Novex® Multiplex Luminex® Assay Standards
           推定値
(pg/ml)
測定値
(pg/ml)
%
差分
GM-CSF1,9641,9881
IFN-γ1,078948-12
IL-21,4321,4894
IL-49821,08911
IL-61,0401,1026
IL-81,3571,266-7
IL-10954910-5
TNF-α2,3752,278-4
 
 
競合メーカーのスタンダード
           推定値
(pg/ml)
測定値
(pg/ml)
%
差分
GM-CSF500271-46
IFN-γ500445-11
IL-2500484-3
IL-4500237-53
IL-6500301-40
IL-8500306-39
IL-1050076854
TNF-α5003,620624
 

表 3。アッセイの優れた特異性

Novex® Multiplex Luminex® Assay用に選択した抗体が目的のターゲットに高い特異性を示すことを確認するため、さまざまなターゲット候補タンパク質について反応を測定しました。 競合メーカーのアッセイ用抗体は、厳しい検査を受けていないため、非特異的な結果が生じる可能性があります。この表では、Novex® Multiplex Luminex® Assay と他社製アッセイを使用して以下の類似性の高いターゲットタンパク質を解析し、その結果(検出した蛍光ユニット)を比較しています。どの Luminex® アッセイでもターゲット以外の類似タンパク質から目立ったシグナルは検出されていませんが、一部の他社製アッセイでは、ターゲット以外のタンパク質から著しい交差反応が見られます。

Novex® Multiplex Luminex® Assay
蛍光ユニット
      IL-6IL-10TNF-
α
IFN-
γ
IL-66,827312212
IL-10128,1512312
TNF-
α
7306,64210
IFN-
γ
835253,540
Zero1110137
 
 
競合メーカーのアッセイ
蛍光ユニット
         IL-6IL-10TNF-
α
IFN-
γ
IL-68,878153240
IL-1057,090812
TNF-
α
132159,999330
IFN-
γ
902020614,248
Zero31659