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Invitrogen™ Anza™ Restriction Enzyme Cloning Systemは、制限酵素やDNA修飾酵素を用いた完全独立型の単一バッファシステムを採用することにより、クローニングを徹底的に簡素化させました。
酵素検索ツールを利用して、研究ニーズに最適な制限酵素をお探しください。製品名、アイソシゾマー名、認識配列、またはSKU番号からそれぞれ検索することができます。
Anza Restriction Enzyme Cloning System は、以下を含む完全なシステムです:
128種類の制限酵素
5種類のDNA修飾酵素
各Anza制限酵素は、共通のAnzaバッファを用いることにより、互いに連動しながら極めて有効に作用します。
Anza制限酵素では、反応に使用する制限酵素数やDNAのタイプに関わらず、混合液調製および37ºC下15分間インキュベートの2工程から成るシンプルなプロトコルを採用しています。
表1:
試薬 | 1-酵素 | 2-酵素 | 3-酵素 |
---|---|---|---|
ヌクレアーゼフリー水 | 最終反応容量の調合に必要な量を添加してください | ||
Anza™ 10X Buffer または Anza 10X Red Buffer | 2 µL | 2 µL | 3 µL |
DNA | 0.2~1 µg | 0.2~1 µg | 0.2~1 µg |
Anza™ 制限酵素 1 | 1 µL | 1 µL | 1 µL |
Anza™ 制限酵素2 | — | 1 µL | 1 µL |
Anza™ 制限酵素3 | — | — | 1 µL |
最終反応容量 | 20 µL | 20 µL | 30 µL |
反応容量は直線的に5xまでスケールアップが可能です。
各Anza制限酵素には、Anza™ 10XクリアバッファとAnza™ 10Xレッドバッファがセットで付属するため、様々なニーズに柔軟に対応させることができます。レッドバッファに含まれる密度試薬には、1%アガロースゲルを用いた電気泳動において800bpのDNA断片と同じ位置に来る赤色色素、および10bpのDNA断片よりも早く泳動される黄色色素が共にトラッキング用色素として含有されています。そのため、ゲルローディング前に煩雑な色素添加を行う必要はありません。また、バッファはその後のアプリケーションに悪影響を与えることもありません。
*Anza 10Xレッドバッファは蛍光測定に干渉することがあるため、蛍光励起スペクトル解析を要する用途にはAnza 10Xクリアバッファをご使用ください。
Anza Restriction Enzymesは、ひとつのプロトコルで、15分以内にあらゆるDNA型を消化させることができます。
図1. Anza Restriction Enzymesの配合により、わずか15分以内に消化を完了します。 Anza 11 EcoRI、Anza 12 XbaI、およびAnza 1 NotIを用いて、プラスミドDNA(6,215 bp)および精製したPCR産物(1.6 kb)を消化させました。 最終容量20 µL中にDNA(1 µg)および制限酵素(1 µL) を含有する反応混合物に推奨プロトコルを適用しました。 37°Cで15分間インキュベートを行いました。
図2. Anza Restriction Enzymesの配合により、わずか15分以内に消化を完了します。 以下を用いて、プラスミドDNA(6,215 bp)を消化させました:Anza 3 BcuIおよびAnza 47 Eco521、ならびに他社製N SpeI-HF(BcuIのアイソシゾマー)および他社製N EagI-HF(Eco52Iのアイソシゾマー)。 最終容量20 µL中にDNA(1 µg)およびAnza制限酵素(1 µL) を含有する反応混合物に推奨プロトコルを適用しました。 最終容量50 µL中にDNA(1 µg)および他社製の制限酵素N(1 µL)を含有する反応混合物に当該メーカーのプロトコルを適用しました。 各プロトコルに従って、Anza制限酵素および他社製N EagI –HFをいずれも37°Cで15分間インキュベートしました。 当該メーカーのプロトコルに従って、他社製N SpeI-HFを37°Cで5分間インキュベートしました。
図3. Anza Restriction Enzymesの配合により、わずか15分以内に消化を完了します。 以下を用いて、精製したPCR産物(1.6 kb)を消化させました:Anza 3 BcuI、Anza 9 NdeI、およびAnza 47 Eco521、ならびに他社製N SpeI-HF (BcuIのアイソシゾマー)、他社製N NdeI、および他社製N EagI-HF(Eco52Iのアイソシゾマー)。 最終容量20 µL中にDNA(1 µg)およびAnza制限酵素(1 µL) を含有する反応混合物に推奨プロトコルを適用しました。 最終容量50 µL中にDNA(1 µg)および他社製の制限酵素N(1 µL)を含有する反応混合物に当該メーカーのプロトコルを適用しました。 37°Cで15分間インキュベーションを行いました。
消化を長時間行うと、制限酵素はスター活性またはDNA認識部位への特異性の低下を示すことがあります。グリセロール含量が高いケースやMG2が存在しているケースのように反応条件が最適でない場合、スター活性が発生することがあり、DNAの非特異的切断の原因となります+。Anza制限酵素は、Anzaバッファと組み合わせた使用に最適化されており、15分以内での完全消化からオーバーナイトの消化まで、あらゆる消化時間に対応します。
図4. Anza Restriction Enzymes では、オーバーナイトで消化を行ってもスター活性を示しません。 Anza 11 EcoRI、Anza 12 XbaI、およびAnza 1 NotIを用いて、プラスミドDNA(6,215 bp)および精製したPCR産物(1.6 kb)を消化させました。 最終容量20 µL中にDNA(1 µg)およびAnza制限酵素(1 µL) を含有する反応混合物に推奨プロトコルを適用しました。 37°Cで16時間インキュベーションを行いました。
Anza制限酵素は、共通のAnzaバッファを用いることにより、単一の反応液中の多数の酵素によって消化を行います。1つのプロトコルで完全消化を達成できるため、使用する酵素に対応したバッファを探す手間を省いて、時間を節約できます。
図5. Anza Restriction Enzymesは、単一バッファ中の2種類の酵素の効力によって完全消化を示しています。 Anza 47 Eco 52I、Anza 14 SalIを用いて、プラスミドDNA(6,215 bp)を消化させました。 同様に、他社製N EagI-HF(Eco521のアイソシゾマー)および他社製N SalI-HFを用いて、同質のプラスミドDNAを消化させました。 最終容量20 µL中にDNA(1 µg)およびAnza制限酵素(1 µL) を含有する反応混合物に推奨プロトコルを適用しました。 最終容量50 µL中にDNA(1 µg)および他社製の各制限酵素N(1 µL)を含有する反応混合物に当該メーカーのプロトコルを適用しました。 37°Cで15分間インキュベートを行いました。
図6. 単一バッファ中の3種類の酵素の効力により、Anza Restriction Enzymesは完全消化を示しています。 Anza 1 NotI、Anza 16 HindIII、およびAnza 15 XmaJIを用いて、プラスミドDNA(6,215 bp)を消化させました。 制限酵素消化が1種類の場合には、最終容量20 µL中にDNA(1 µg)およびAnza制限酵素(1 µL) を含有する反応混合物を用いて、推奨プロトコルを適用しました。 また、制限酵素が3種類の場合には、最終容量30 µL中にDNA(1 µg)および各制限酵素(1 µL)を含有する反応混合物を用いて、推奨プロトコルを適用しました。 37°Cで15分間インキュベートを行いました。
Anza Restriction Enzymesは、ひとつのプロトコルで、15分以内にあらゆるDNA型を消化させることができます。
図1. Anza Restriction Enzymesの配合により、わずか15分以内に消化を完了します。 Anza 11 EcoRI、Anza 12 XbaI、およびAnza 1 NotIを用いて、プラスミドDNA(6,215 bp)および精製したPCR産物(1.6 kb)を消化させました。 最終容量20 µL中にDNA(1 µg)および制限酵素(1 µL) を含有する反応混合物に推奨プロトコルを適用しました。 37°Cで15分間インキュベートを行いました。
図2. Anza Restriction Enzymesの配合により、わずか15分以内に消化を完了します。 以下を用いて、プラスミドDNA(6,215 bp)を消化させました:Anza 3 BcuIおよびAnza 47 Eco521、ならびに他社製N SpeI-HF(BcuIのアイソシゾマー)および他社製N EagI-HF(Eco52Iのアイソシゾマー)。 最終容量20 µL中にDNA(1 µg)およびAnza制限酵素(1 µL) を含有する反応混合物に推奨プロトコルを適用しました。 最終容量50 µL中にDNA(1 µg)および他社製の制限酵素N(1 µL)を含有する反応混合物に当該メーカーのプロトコルを適用しました。 各プロトコルに従って、Anza制限酵素および他社製N EagI –HFをいずれも37°Cで15分間インキュベートしました。 当該メーカーのプロトコルに従って、他社製N SpeI-HFを37°Cで5分間インキュベートしました。
図3. Anza Restriction Enzymesの配合により、わずか15分以内に消化を完了します。 以下を用いて、精製したPCR産物(1.6 kb)を消化させました:Anza 3 BcuI、Anza 9 NdeI、およびAnza 47 Eco521、ならびに他社製N SpeI-HF (BcuIのアイソシゾマー)、他社製N NdeI、および他社製N EagI-HF(Eco52Iのアイソシゾマー)。 最終容量20 µL中にDNA(1 µg)およびAnza制限酵素(1 µL) を含有する反応混合物に推奨プロトコルを適用しました。 最終容量50 µL中にDNA(1 µg)および他社製の制限酵素N(1 µL)を含有する反応混合物に当該メーカーのプロトコルを適用しました。 37°Cで15分間インキュベーションを行いました。
消化を長時間行うと、制限酵素はスター活性またはDNA認識部位への特異性の低下を示すことがあります。グリセロール含量が高いケースやMG2が存在しているケースのように反応条件が最適でない場合、スター活性が発生することがあり、DNAの非特異的切断の原因となります+。Anza制限酵素は、Anzaバッファと組み合わせた使用に最適化されており、15分以内での完全消化からオーバーナイトの消化まで、あらゆる消化時間に対応します。
図4. Anza Restriction Enzymes では、オーバーナイトで消化を行ってもスター活性を示しません。 Anza 11 EcoRI、Anza 12 XbaI、およびAnza 1 NotIを用いて、プラスミドDNA(6,215 bp)および精製したPCR産物(1.6 kb)を消化させました。 最終容量20 µL中にDNA(1 µg)およびAnza制限酵素(1 µL) を含有する反応混合物に推奨プロトコルを適用しました。 37°Cで16時間インキュベーションを行いました。
Anza制限酵素は、共通のAnzaバッファを用いることにより、単一の反応液中の多数の酵素によって消化を行います。1つのプロトコルで完全消化を達成できるため、使用する酵素に対応したバッファを探す手間を省いて、時間を節約できます。
図5. Anza Restriction Enzymesは、単一バッファ中の2種類の酵素の効力によって完全消化を示しています。 Anza 47 Eco 52I、Anza 14 SalIを用いて、プラスミドDNA(6,215 bp)を消化させました。 同様に、他社製N EagI-HF(Eco521のアイソシゾマー)および他社製N SalI-HFを用いて、同質のプラスミドDNAを消化させました。 最終容量20 µL中にDNA(1 µg)およびAnza制限酵素(1 µL) を含有する反応混合物に推奨プロトコルを適用しました。 最終容量50 µL中にDNA(1 µg)および他社製の各制限酵素N(1 µL)を含有する反応混合物に当該メーカーのプロトコルを適用しました。 37°Cで15分間インキュベートを行いました。
図6. 単一バッファ中の3種類の酵素の効力により、Anza Restriction Enzymesは完全消化を示しています。 Anza 1 NotI、Anza 16 HindIII、およびAnza 15 XmaJIを用いて、プラスミドDNA(6,215 bp)を消化させました。 制限酵素消化が1種類の場合には、最終容量20 µL中にDNA(1 µg)およびAnza制限酵素(1 µL) を含有する反応混合物を用いて、推奨プロトコルを適用しました。 また、制限酵素が3種類の場合には、最終容量30 µL中にDNA(1 µg)および各制限酵素(1 µL)を含有する反応混合物を用いて、推奨プロトコルを適用しました。 37°Cで15分間インキュベートを行いました。
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※日本国内では、アプリからの注文機能はご利用いただけません。
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