バイサルファイト法は、DNA サンプル内の個々のメチル化パターンを検出する最も一般的な方法です。 DNA をバイサルファイトで処理すると、非メチル化シトシンがウラシルに変換されますが、メチル化シトシンは変換されません(図 1)。 バイサルファイト処理は過去 20 年間 DNA メチル化研究に使用されてきましたが、これまでほとんど技術の進歩はありませんでした。 今回の徹底した最適化によって、Cells-to-CpG™ バイサルファイト コンバージョン キットはメチル化シトシンをローカス特異的にもゲノムワイドにも検出できるようになり、迅速かつ円滑なバイサルファイト処理を実現します(図 2)。
おもな特長
- フレキシブルな DNA 処理—ライフテクノロジーズのプラットフォーム用にバリデーションされたソリューションで最適化の手間を大幅に削減
- 信頼性の高い定量分析—既存のコントロールを使用して変換率を簡単にモニタリングできるため、データの信頼性が向上
- 円滑なワークフロー—細胞、組織、血液、FFPE サンプルなど多様な種類のサンプルで解析を開始
- 効率的なアプリケーション—ゲノム DNA の精製は不要で、サンプル中のシトシンの直接変換によって時間を短縮し手間を省略
柔軟性の高い完全な DNA 変換
サンプルの直接変換から精製まで、すべてのステップの材料を備えた Cells-to-CpG™ システムは、リアルタイム PCR、CE、次世代シーケンシングなどのワークフローに最適な、フレキシブルでシンプルなバリデーション済みバイサルファイト処理ソリューションです。 お客様のバイサルファイト処理ニーズに合わせて、反応 50 回分のセットまたは 2 x 96 プレートのフォーマットをお選びください。 バイサルファイト処理や変換後の DNA の増幅用に、Cells-to-CpG™ バイサルファイト コンバージョン&定量コントロール キットや Cells-to-CpG™ メチル化&非メチル化 コントロール キットなどのバリデーション済みコントロールも提供しています。
信頼性の高い定量結果
Cells-To-CpG™ バイサルファイト コンバージョン キットは、既存のコントロールで確認した信頼性の高い定量結果を提供できるよう作成しています。 変換後の DNA の収量は、サンプル量と直線的に相関し、非メチル化サンプルとメチル化サンプルの間にバイアスは認められません(図 3)。
効率の良いアプリケーションでバイサルファイト処理ワークフローを円滑化
細胞、組織、血液、FFPE サンプルまたは精製済み DNA などで解析を開始し、サンプルを直接溶解および変性した後、バイサルファイト処理、脱塩、脱スルホン化します。 プロトコールは 3 時間以内に終了し、18 時間以上かかる既存の処理法に比べ大幅に時間が短縮されます。
注: 限定ラベル ライセンスおよび商標に関しては、ユーザー マニュアルまたはパッケージの同封物を参照してください。 研究目的の使用のみとなっております。 人体や動物に対する診断・治療用ではありません。
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