バイオプロセシング用遠心分離ソリューション

サーモフィッシャーサイエンティフィックは、クリーンで高速かつ高収率なバイオ関連の分離に適した堅牢なソリューションを提供しており、その用途はR&Dを始め、大規模な生物製剤、組み換えタンパク質、ワクチン、細胞療法、動物用医薬品、バイオ燃料の生産に至るまで、あらゆる用途に対応可能です。シングルユースの滅菌済み遠心分離ソリューションなど、強化された集菌、浄化、精製のテクニックが発見から商品化までのプロセスを加速し、サンプルの安全性とより高いスループットをもたらします。


バイオプロセシング用ワークフローソリューション

ステップ1

集菌:培地から目的生産物の分離と収集

ステップ2

浄化:目的生産物からの液体の除去
 

ステップ3

目的生産物の精製と濃縮
 


バイオプロセシング遠心分離機の特長

 

大容量ローターCentri-TouchインターフェースAuto-DoorおよびAuto-Lidテクノロジースケールアップの柔軟性



大容量遠心分離機での最先端カーボンファイバーローターの採用は、生産性とパフォーマンスを最大化し、またさまざまなスイングバケットと固定角ローターに対応した柔軟性は、チューブ、バッグ、ボトルに入った各種生産物の処理を可能にします。Sorvall BIOSバイオプロセシング遠心分離機では、大型で明るいCentri-Touchインターフェースが採用されているため、ルーチンのプログラムや主要な遠心機機能に容易にアクセスできます。Centri-Vueアプリとのリアルタイム接続により、プロトコルや遠心分離機のステータスを手元のスマートデバイスにてモニタリングできるため、安心感と生産性の向上が得られます。人間工学に基づいた省スペース、省エネルギー設計を実現。ボタンを押すだけで遠心分離機のドアとローターのリッドを開閉できるAuto-DoorおよびAuto-Lidテクノロジー。 当社のバイオプロセス用遠心分離機の性能を損なうことなく高度なエネルギー節約を可能にする、大容量のThermo Scientific Eco-Spinウインドシールドローター。これらの軽量かつ耐食性に優れたローターが、日常的な遠心分離機の使用を最適化します。バイオプロセシング遠心分離のスケールアップを可能にする柔軟性。
工業用遠心分離機の大容量モデルは、ラボプロセスのスケールアップにも役立ちます。これらのヘビーデューティーオプションは、バイオ医薬品の研究、開発、および少量生産に最適です。

お客様に最適のバイオプロセス用遠心分離機は?



 


 


 

Sorvall BIOS 16Sorvall BIOS ASorvall LYNXシリーズSorvall WX+シリーズ Sorvall CC40シリーズ

設備投資なしで、バッチ生産能力と細胞回復を拡張できます。

遠心力と容量の向上により、バッチ生産能力を強化。バイオリアクターその他のソースから、高い遠心力で細胞培養を迅速かつ効率的に分離して生産を簡単化し、高い安全性と信頼性をもたらします。小さな設置面積で最大100,000 rpmのパフォーマンスが発揮可能なため、ラボのスペースを最大限に有効利用できます。

ワクチンなど、大量のサンプルの精製ができます。

キャパシティー

16 L(8 x 2,000 mLボトル)

10 L(10 x 1,000 mLボトル)

6 L(6 x 1,000 mLボトル)

最大堆積物1.35 L

最大堆積物1.69 L

最大堆積物8.0 L

バイオプロセシングでの最大回転速度
5,400 rpm6,250 rpm20,000 rpm32,000 rpm

40,000 rpm

バイオプロセシングでの最大RCF
8,500 x g12,000 x g42,931 x g102,000 x g118,000 x g
アプリケーション細胞タイプ
哺乳類、酵母、細菌哺乳類、酵母、細菌酵母、細菌、タンパク質ウイルス、タンパク質ウイルス、タンパク質

バイオプロセシング遠心分離機用アクセサリー

ローター、バケット、アダプター、リッド

個々のローターやアプリケーションに最適なアクセサリーを使用することで、スループット、利便性、パフォーマンスを最大化できます。スイングバケットと固定角ローター用のさまざまな形状とサイズのアダプターおよび、スイングバケットローター用バケットを、幅広い選択肢から選択できます。  

CentriPAKバイオプロセシングコンテナ

Thermo Scientific Sorvall BIOS 16遠心分離機で6 x 2,000 mLおよび8 x 2,000 mLスイングバケットローターを使用するために専用の設計がされたThermo Scientific Centripak BPCによるサンプル保護は、バイオプロセシングワークフロー全体に対応する完全なクローズドシステムソリューションによってもたらされます。CentriPakはシングルユースのガンマ線照射滅菌設計であるため、従来の再利用式コンテナで必要とされた使用後の洗浄手順は不要です。

バイオプロセシング用SteriBIOSボトル

Thermo Scientific SteriBIOS 2 Lボトルは、当社のバイオプロセシング用遠心分離機で大量の回収を行う場合に最適なソリューションです。これらのボトルを、シングルユースまたはオートクレーブ可能オプションで使用することで、交差汚染を最小化し、1回のランで最大16 Lの回収ができます。ボトルは標準バージョンおよび滅菌済み(ISO 11137-1 & 11137-2準拠)オプションの利用が可能です。これらは、TSE/BSE感染の危険性がなく、USPクラスVIに準拠しており、細胞毒性もないため、サンプルセキュリティを必要とする任意のシングルユースアプリケーションとの適合性が確保されています。

Fiberliteボトル

Thermo Scientific Fiberliteボトルは、Thermo Scientific™遠心分離機のパフォーマンスを最大限に引き出すよう設計されています。オプションの1,000 mL、500 mL、250 mLボトルは、ポリプロピレン共重合体(PPCO)とポリカーボネート(PC)製品が用意されています。アルミニウム製キャップにより、フェノール溶液に対する耐薬品性が向上しています。Fiberlite遠心分離ボトルは、当社の高速大容量遠心分離機の速度とRCFに適合するよう設計されており、細菌や酵母の分離およびウイルス回収に最適です。

 

Centri-Log Plusソフトウェア

Thermo Scientific Centri-Log Plusデータ管理ソフトウェアは、リアルタイムデータ、集約的なデバイスモニタリング、セキュアなユーザーアクセス制御をもたらします。また、血液バンクやバイオプロセシングなどの規制環境下ラボにとって重要な焦点となるGMPおよび21 CFR Part 11準拠の規制および監査活動にも対応しています。ご要望に応じて、ソフトウェアバリデーションパッケージとサービスを利用できます。オペレーション言語は7種類の選択が可能です。

Centri-Vueソフトウェア

Thermo Scientific Centri-Vueは無人オペレーションに対応しているため、遠心分離機の検索と選択、ランの開始と停止、エラーと実行状況の確認、実行の完了時間の把握を、オフィスやラボスペースから離れることなく実行できます。このソフトウェアは、遠心分離機のメイン画面をスマートデバイス上に再現することで、モニタリングを容易にします。 

 


リソース

ビデオ

パンフレット

Webセミナー

スマートノート

アプリケーションノート

その他のドキュメント

研究用。 各自の用途やアプリケーションに適した製品のパフォーマンスを確保することはお客様の責任にて行われるものとします。