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Invitrogen Power Blotter では、ミニゲル1枚から最大 4 枚まで同時に転写が行えます。またゲルをセットするだけで転写が行える専用スタックを利用する方法(ドライ式)や従来法と同様に転写サンドイッチを準備してカセットにセットする方法(セミドライ式)まで、お客様のニーズに合わせてセッティング方法を自由に選択できます。
Invitrogen Power Blotter は、ポリアクリルアミドゲルからメンブレン(ニトロセルロース膜または PVDF 膜)への転写をわずか 5 ~ 10 分で迅速に行えるように設計されており、パワーサプライ、LCD タッチスクリーンが組み込まれています。あらかじめ設定されている転写プロトコルの中から選択してすぐに転写が行えます。もちろんプロトコル変更も可能です。
お客様のウェスタンブロッティングワークフローに、Invitrogen Power Blotter をご利用ください。詳細は以下のタブをご覧ください。
Invitrogen Power Blotter はオールインワンの統合転写システムです。高速転写を実現するための高電流パワーサプライが本体に組み込まれており、外部パワーサプライは必要ありません。LCD タッチスクリーンから適当なプロトコルを選択して簡便にスタートできます。条件変更してカスタムプログラムを作成することも可能です。
転写メソッド | 定電流値 | デフォルトの転写時間 |
---|---|---|
低域 MW(< 25 kDa 以下) | 1.3 アンペア | 5 分 |
中域 MW(25~150 kDa) | 1.3 アンペア | 7 分 |
高域 MW(> 150 kDa) | 1.3 アンペア | 10 分 |
1.5 mm の分厚いゲル | 1.3 アンペア | 10 分 |
定電圧値 | デフォルトの転写時間 | |
スタンダードセミドライ(Towbin 転写バッファー) | 25 ボルト(1.0 アンペア) | 60 分 |
TInvitrogen Power Blotter では、転写枚数や転写速度を自由に選択できます。
Power Blotter カセットは、1 ~ 2 枚のミニゲル、または 1 枚のミディゲルの同時転写に対応しています。Power Blotter XL カセットは、最大で 4 枚のミニゲル、または 2 枚のミディゲルの同時転写に対応しています。Power Blotter Station に、これらの 2 種類のカセットいずれかをセットして使用します。
1 ~ 2 枚のミニゲル、または 1 枚のミディゲルを転写 |
Power Blotter |
1 ~ 4 枚のミニゲル、または 2 枚のミディゲルを転写 |
Power Blotter XL |
Invitrogen Power Blotter は、従来の転写サンドイッチをセットする do-it-yourself のセミドライ式、または専用スタックを用いた ready-to-use のドライ式の両方に対応しています。
Invitrogen Power Blotter Pre-cut Membranes and Filters は、ニトロセルロース(ポアサイズ 0.2 または 0.45 μM)または PVDF(0.45 μM)を、厚さ 0.85 mm のフィルターペーパー 4 枚の間に挟んだ状態で提供しており、セミドライ式の運用をサポートしています。Power Blotter Pre-cut Membranes and Filters と Power Blotter 1-Step Transfer Buffer を組み合わせれば、高効率なタンパク質のセミドライ転写を、最短でわずか 5 分で転写を完了できます。Power Blotter 1-Step Transfer Buffer は、高イオン強度の転写バッファーで、高速転写を行う上で必要となる高電流転写を可能とします。
Power Blotter カセットおよび Power Blotter Pre-Cut Membrane and Filters のセッティングイメージ。 (1)陰極、(2)2 枚のフィルターペーパー、(3)泳動したゲル、(4)メンブレン、(5)2 枚のフィルターペーパー、(6)陽極。
Power Blotter Pre-Cut Membranes and Filters。
Power Blotter Select Stacks には、転写に必要なイオンリザーバーとして機能する、陽極および陰極バッファーを含むゲルマトリックスを利用しています。ゲルマトリックスバッファーリザーバーは、全体の転写スピードと効率を向上させるための高い電場を生み出します。さらに、Power Blotter Select Transfer Stacks 上のメンブレンは親水化処理が不要でゲルをセットするだけで直ぐに転写が行える構造になっています。余計な操作が不要なため操作によるバラつきが最小化できます。
Power Blotter カセットおよび Power Blotter Select Stacks のセッティングイメージ。(1)陰極、(2)上部に保護シートの付いた陰極側ゲルマトリックス、(3)泳動したゲル、(4)メンブレン、(5)下部に保護シートの付いた陽極側ゲルマトリックス、(6)陽極。
Power Blotter Select Transfer Stacks。
Invitrogen Power Blotter は幅広いサイズのタンパク質を高い効率で転写します。
装置と消耗品 | Power Blotter と Select Transfer Stacks | Power Blotter と Pre-cut Membranes and Filters および Power Blotter 1-Step Transfer Buffer |
---|---|---|
転写時間 | 5 ~ 10 分 | 5 ~ 10 分 |
転写効率 | ||
Power Blotter Select Transfer Stacks および Power Blotter Pre-Cut Membrane and Filter stacks は、幅広い分子量のタンパク質を効率よく転写します。KLH をスパイクした Hela 細胞ライセート(ライセート 7.5 µg を 2:3 の比率で段階希釈し、各ウェルあたり 7.5 µg の KLH スパイク)を、Bolt 4-12% Bis-Tris Plus ゲルで泳動後、いくつかのターゲット(KLH、EGFR、Hsp90、PDI、Cryclophilin B)についてウェスタンブロッティングを行いました。Power Blotter Select Transfer Stack(左、 PB5310;PB3310)および Power Blotter Pre-cut Membranes and Filter stack(右、PB9320;PB7320)を使用して 7 分間転写し、各ターゲットに特異的な一次抗体および蛍光標識化二次抗体で検出しました。 画動は、iBright FL1000 Imaging System の Smart Exposure を用いて取得しました。 |
Power Blotter は高速転写を効率よく行うデバイスです。Power Blotter Select Transfer Stacks を利用することで、より再現性の高い結果が得られます。
ブロット間の再現性。Power Blotter Select Transfer Stacks を使用して Bolt 4-12% Bis-Tris Plusゲルから転写した12枚のメンブレン。各ブロットで同じターゲットタンパク質を検出しました。
従来法のように転写スタックを自分でセットアップする場合に発生し得るバラつきの原因、つまり、膜の不均一なハイドレーション、活性化したPVDF膜からのメタノールまたはエタノールの不十分な除去、スタックの不適切なセットアップ(フィルターペーパーの過不足やメンブレンおよびゲルの配置ミスなど)、セットアップ中のスタックの乾燥、そしてバッファーのコンタミネーションなど、そういったもの全てが、理想的な転写性能の低下につながります。
Power Blotter Select Transfer Stacks を利用することで、転写性能に影響を及ぼし得る操作上のバラつきを排除できます。 7.5 µg から 200 ng に段階希釈した HeLa 細胞ライセートに、7.5 ng から 0.20 ng に段階希釈した KLH タンパク質をスパイクし、Bolt 4-12% Bis-Tris Plus ゲルで泳動後、幾つかのターゲット(KLH、EGFR、Hsp90、PDI、p23)についてウェスタンブロッティングを行いました。Power Blotter Select Transfer Stack(左、PB5310;PB3310)および Power Blotter Pre-cut Membranes and Filter stack(右、PB9320;PB7320)を使用して 7 分間転写し、各ターゲットに特異的な一次抗体および HRP 標識化二次抗体でプロービングした後、SuperSignal West Dura Extended Duration Substrate により検出しました。画像は、iBright FL1000 Imaging SystemのSmart Exposure を用いて取得しました。
このウェルカムパックには、Invitrogen Power Blotter を用いるタンパク質転写に必要な全てが含まれています。
Power Blotter Welcome Pack
Power Blotter XL Welcome Pack
Invitrogen Power Blotter はオールインワンの統合転写システムです。高速転写を実現するための高電流パワーサプライが本体に組み込まれており、外部パワーサプライは必要ありません。LCD タッチスクリーンから適当なプロトコルを選択して簡便にスタートできます。条件変更してカスタムプログラムを作成することも可能です。
転写メソッド | 定電流値 | デフォルトの転写時間 |
---|---|---|
低域 MW(< 25 kDa 以下) | 1.3 アンペア | 5 分 |
中域 MW(25~150 kDa) | 1.3 アンペア | 7 分 |
高域 MW(> 150 kDa) | 1.3 アンペア | 10 分 |
1.5 mm の分厚いゲル | 1.3 アンペア | 10 分 |
定電圧値 | デフォルトの転写時間 | |
スタンダードセミドライ(Towbin 転写バッファー) | 25 ボルト(1.0 アンペア) | 60 分 |
TInvitrogen Power Blotter では、転写枚数や転写速度を自由に選択できます。
Power Blotter カセットは、1 ~ 2 枚のミニゲル、または 1 枚のミディゲルの同時転写に対応しています。Power Blotter XL カセットは、最大で 4 枚のミニゲル、または 2 枚のミディゲルの同時転写に対応しています。Power Blotter Station に、これらの 2 種類のカセットいずれかをセットして使用します。
1 ~ 2 枚のミニゲル、または 1 枚のミディゲルを転写 |
Power Blotter |
1 ~ 4 枚のミニゲル、または 2 枚のミディゲルを転写 |
Power Blotter XL |
Invitrogen Power Blotter は、従来の転写サンドイッチをセットする do-it-yourself のセミドライ式、または専用スタックを用いた ready-to-use のドライ式の両方に対応しています。
Invitrogen Power Blotter Pre-cut Membranes and Filters は、ニトロセルロース(ポアサイズ 0.2 または 0.45 μM)または PVDF(0.45 μM)を、厚さ 0.85 mm のフィルターペーパー 4 枚の間に挟んだ状態で提供しており、セミドライ式の運用をサポートしています。Power Blotter Pre-cut Membranes and Filters と Power Blotter 1-Step Transfer Buffer を組み合わせれば、高効率なタンパク質のセミドライ転写を、最短でわずか 5 分で転写を完了できます。Power Blotter 1-Step Transfer Buffer は、高イオン強度の転写バッファーで、高速転写を行う上で必要となる高電流転写を可能とします。
Power Blotter カセットおよび Power Blotter Pre-Cut Membrane and Filters のセッティングイメージ。 (1)陰極、(2)2 枚のフィルターペーパー、(3)泳動したゲル、(4)メンブレン、(5)2 枚のフィルターペーパー、(6)陽極。
Power Blotter Pre-Cut Membranes and Filters。
Power Blotter Select Stacks には、転写に必要なイオンリザーバーとして機能する、陽極および陰極バッファーを含むゲルマトリックスを利用しています。ゲルマトリックスバッファーリザーバーは、全体の転写スピードと効率を向上させるための高い電場を生み出します。さらに、Power Blotter Select Transfer Stacks 上のメンブレンは親水化処理が不要でゲルをセットするだけで直ぐに転写が行える構造になっています。余計な操作が不要なため操作によるバラつきが最小化できます。
Power Blotter カセットおよび Power Blotter Select Stacks のセッティングイメージ。(1)陰極、(2)上部に保護シートの付いた陰極側ゲルマトリックス、(3)泳動したゲル、(4)メンブレン、(5)下部に保護シートの付いた陽極側ゲルマトリックス、(6)陽極。
Power Blotter Select Transfer Stacks。
Invitrogen Power Blotter は幅広いサイズのタンパク質を高い効率で転写します。
装置と消耗品 | Power Blotter と Select Transfer Stacks | Power Blotter と Pre-cut Membranes and Filters および Power Blotter 1-Step Transfer Buffer |
---|---|---|
転写時間 | 5 ~ 10 分 | 5 ~ 10 分 |
転写効率 | ||
Power Blotter Select Transfer Stacks および Power Blotter Pre-Cut Membrane and Filter stacks は、幅広い分子量のタンパク質を効率よく転写します。KLH をスパイクした Hela 細胞ライセート(ライセート 7.5 µg を 2:3 の比率で段階希釈し、各ウェルあたり 7.5 µg の KLH スパイク)を、Bolt 4-12% Bis-Tris Plus ゲルで泳動後、いくつかのターゲット(KLH、EGFR、Hsp90、PDI、Cryclophilin B)についてウェスタンブロッティングを行いました。Power Blotter Select Transfer Stack(左、 PB5310;PB3310)および Power Blotter Pre-cut Membranes and Filter stack(右、PB9320;PB7320)を使用して 7 分間転写し、各ターゲットに特異的な一次抗体および蛍光標識化二次抗体で検出しました。 画動は、iBright FL1000 Imaging System の Smart Exposure を用いて取得しました。 |
Power Blotter は高速転写を効率よく行うデバイスです。Power Blotter Select Transfer Stacks を利用することで、より再現性の高い結果が得られます。
ブロット間の再現性。Power Blotter Select Transfer Stacks を使用して Bolt 4-12% Bis-Tris Plusゲルから転写した12枚のメンブレン。各ブロットで同じターゲットタンパク質を検出しました。
従来法のように転写スタックを自分でセットアップする場合に発生し得るバラつきの原因、つまり、膜の不均一なハイドレーション、活性化したPVDF膜からのメタノールまたはエタノールの不十分な除去、スタックの不適切なセットアップ(フィルターペーパーの過不足やメンブレンおよびゲルの配置ミスなど)、セットアップ中のスタックの乾燥、そしてバッファーのコンタミネーションなど、そういったもの全てが、理想的な転写性能の低下につながります。
Power Blotter Select Transfer Stacks を利用することで、転写性能に影響を及ぼし得る操作上のバラつきを排除できます。 7.5 µg から 200 ng に段階希釈した HeLa 細胞ライセートに、7.5 ng から 0.20 ng に段階希釈した KLH タンパク質をスパイクし、Bolt 4-12% Bis-Tris Plus ゲルで泳動後、幾つかのターゲット(KLH、EGFR、Hsp90、PDI、p23)についてウェスタンブロッティングを行いました。Power Blotter Select Transfer Stack(左、PB5310;PB3310)および Power Blotter Pre-cut Membranes and Filter stack(右、PB9320;PB7320)を使用して 7 分間転写し、各ターゲットに特異的な一次抗体および HRP 標識化二次抗体でプロービングした後、SuperSignal West Dura Extended Duration Substrate により検出しました。画像は、iBright FL1000 Imaging SystemのSmart Exposure を用いて取得しました。
このウェルカムパックには、Invitrogen Power Blotter を用いるタンパク質転写に必要な全てが含まれています。
Power Blotter Welcome Pack
Power Blotter XL Welcome Pack
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.