染色体検査研究を通じて夢を届ける

エリザベスにとって、赤ちゃんを授かることは常に人生計画の中にありました。自然妊娠を試みて1年後、エリザベスは妊娠可能な卵子の数に限りがあること、夫の精子の形状が補助なしで卵子に進入するのが難しいことを告げられました。主治医のサポートのもと、体外受精（IVF）に頼りました。体外受精は6回とも成功に至らず、彼女の希望は薄れつつありました（自身の卵子で3回受精を行い一度の流産、ドナー卵子でさらに3回の受精を行い二度の流産を経験）。別の選択肢である養子縁組もうまくいきませんでした。エリザベスは心を痛め続けました。選択肢が少なくなっても、エリザベスは母親としての情熱と赤ちゃんを産む決意を変わらず強く持っていました。

妊娠を試みてから6年近く経ち、夫妻は新しい不妊治療の専門医にドナー卵子による代理出産の選択肢について相談しました。その医師は、遺伝的に妊娠可能な卵子があれば、代理出産をしなくてもエリザベスは妊娠できると説得しました。医師は、染色体検査を紹介し、その検査が適切な卵子提供者の選択と妊娠の成功に好影響を与えることを説明しました。

NextGen Geneticsのように染色体検査研究に熱心な企業は、着床前胚染色体異数性検査を実施するだけでなく、家族が十分な情報を得た上で決断を下せるように、きめ細かい情報を提供することもできます。NextGen Geneticsは、Cengiz Cinnioglu博士が設立した米国カリフォルニア州サンノゼにある検査施設です。Cinnioglu博士と遺伝学者によるチームは、体外受精のカップルが健康的な妊娠に成功するのを手助けするために、次世代シークエンシング・プラットフォームを開発しました。

エリザベスにとって、これは以前には実現不可能なことでした。しかし、卵子の健康と適合性を検査し、胚の遺伝的生存性を検査できるようになったことで、状況は一変したのです。失敗を重ねたり失望と挫折を繰り返したりすることなく、彼女は健康な赤ちゃんを授かるために、不妊治療専門医の協力を得ることができました。