Tech for 100s of Smiles

このプロジェクトの概要

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私たちThermo Fisher Scientificでは“Enabling our customers to make the world healthier, cleaner, safer”という企業ミッションの下、お客様に対してテクノロジーの提供を通じて世界へ健康、衛生、安全を提供するお手伝いをして参りました。しかし世界には今なお、衛生や安全が十分に満たされておらず、健康が損なわれる恐れのある環境で暮らしている人々が数多くいます。健康、衛生、安全への貢献を謳う企業としてもっとできることはないだろうかという思いから、テクノロジーを通じて途上国を支援するNGOのコペルニクと協調し、この“Tech for 100s smiles”プロジェクトを発足させ今年度より当キャンペーンをスタートするに至りました。

今年度の支援対象国は、安全な水や公衆衛生へのアクセスが圧倒的に低いインドネシア、東ヌサ・トゥンガラ州、西ヌサ・トゥンガラ州に決定しました。インドネシアと聞くと近年は成長著しく、社会インフラも整い発展を遂げているイメージがあるかもしれませんが、中心部を離れるとまだまだ支援の必要な地域が存在しています。この東ヌサ・トゥンガラ州、西ヌサ・トゥンガラ州もそんな地域の一部です。当キャンペーンでは2016年11月~12月の2ヶ月間をキャンペーン対象期間とし、当期間中に対象製品(細胞培養用培地)を購入頂きますと、売上の一部が寄付として浄水器及び生理用ナプキンの購入等に充てられ小中高校へ送られる仕組みとなっています。

社会に根を張る1企業として、1人でも多くの人が健やかな生活を営めるように、皆様と共にこのプロジェクトを永続的に続けていきたいと考えております。皆様の温かいご支援をお待ちしております。


対象地域の東ヌサ・トゥンガラ州、西ヌサ・トゥンガラ州って?

今回の支援対象地域である東ヌサ・トゥンガラ州及び西ヌサ・トゥンガラ州はインドネシアの州で、リゾートでも有名なバリ島の東方に位置する自然豊かな地域です。特にバリ島の東に海峡を隔ててあるロンボク島はリゾート地としても有名な島です。しかし現地の人々の生活は決して豊かなものではなく、インドネシアの中でも最も貧しい地域の一つとして数えられているというのが実情です。このような経済的な背景もあり、公衆衛生の環境にも恵まれてはおらず、東ヌサ・トゥンガラ州においては清潔な水にアクセスできない世帯の割合は34.2%にも上ります。このことが要因となり、命を落とす幼児も未だに絶えないという悲しい事実があります。

プロジェクト支援対象地域

  • 東ヌサ・トゥンガラ州(東ティモール、スンバ、フローレス)
  • 西ヌサ・トゥンガラ州(ロンボク)
プロジェクト支援対象地域

プロジェクト支援地域の主要指標

 東ヌサ・トゥンガラ州西ヌサ・トゥンガラ州
首都クパンマタラム
人口507万人463万人
面積46,137km220,153km2
貧困率23.31%16.48%
清潔な水へアクセスできない世帯の割合34.20%18.56%

*貧困率:貧困線以下の人口の割合。インドネシアの地方における貧困線は1人当たり月333,034インドネシアルピア(日本円換算で約2,700円)。