CDSソフトウエア—エンタープライズ

概要

クロマトグラフィーデータシステム（CDS）は、ネットワークでの導入においても、エンタープライズでの導入においても、現代のラボでのコンプライアンスに対応した効率的な信頼性の高いオペレーションに不可欠です。装置の制御から生データの保存および処理、最終的な結果の作成まで、すべての分析プロセスを管理します。これらの機能をネットワーク経由で提供しようとする際に遭遇するのが、パフォーマンス、データ転送、データセキュリティに関するさまざまな課題です。Thermo Scientific Chromeleonクロマトグラフィーシステムは、そうした課題を克服できるよう設計され最適化されています。

将来的な保証も見据えたアーキテクチャのChromeleonソフトウェアは、オンプレミス、バーチャル、クラウドでのインストールを想定した設計がされており、大幅な変更を行うことなく既存インフラストラクチャーにインストールできるため、新規ハードウェアへの投資を削減しつつ、複数のサイトやロケーションを中央データセンターに接続することができます。完全なローカルでのオペレーションと同等のパフォーマンスを実現でき、同等のユーザーエクスペリエンスを維持しながら、実績ある生産性向上がもたらされます。

クロマトグラフィーデータシステム

エンタープライズCDSの特長

すべてのクロマトグラフィーおよびMS装置を共通のソフトウエアで制御する独自のワークフロー統合を提供
エンタープライズレベルのサポート契約
オンプレミス、バーチャル、クラウドベースでのサーバー導入
シームレスな拡張性により、各自の業務に合わせて単体のワークステーションからグローバルなマルチサイト展開まで対応可能。Chromeleonドメインの拡張も簡単で、接続するユーザー、装置、ワークステーションが1,000を超えても、パフォーマンスやネットワークの安定性には影響なし
コンプライアンス、セキュリティ、データインテグリティツールの標準化
独自のネットワーク障害保護およびビルトインのフェールオーバーとロードバランスにより、ネットワーク停止時でも24時間年中無休の稼働を確保
Sample Manager LIMSと完全に統合されたシームレスなCDSリンクを提供することで、ラボのプロセスを合理化し、手作業を排除
Chromeleonソフトウエア開発者キット（SDK）を用いることで、他のLIMSやビジネスソフトウエアとの接続が可能