各種アプリケーションを念頭に置いて開発されたカラム

当社のイオンクロマトグラフィー(IC)カラムには、小粒子サイズから高容量にまで対応した幅広いポートフォリオが用意されています。デュアル溶離液ジェネレーターにも対応しており、当社の消耗品デバイスモニターによる追跡機能もご利用いただけます。当社のICカラムのほとんどは、便利なオンライン購入が可能です。


消耗品の追跡

RFIDタグの付いたカラムは、Thermo Scientific Dionex Integrion HPICシステムまたはThermo Scientific Dionex ICS-6000 HPICシステムに取り付けた場合、ユーザーによる追跡が可能です。最初にカラムをシステムに設置すると、その時点の日付と時刻がタグに書き込まれ、装置コントローラーにより当該カラムの使用時間を正確に把握できます。さらに装置コントローラーは、主要測定値の集計、溶離液の種類、注入回数などの重要な性能測定情報を収集してタグに書き込みます。こうしたタグは、システムにおけるサイズ不一致(2 mmと4 mmの消耗品の組み合わせなど)や、陰イオンと陽イオンの不一致などの化学的不一致の検出にも役立ちます。

ホワイトペーパー:消耗品の追跡の事例

小粒子サイズに対応

当社の一部のイオン交換カラムには、4 µmのレジン粒子が充填されています。こうしたより小粒子サイズの利用は、分解能の向上、泳動時間の短縮、信頼性の高い結果をもたらします。カラム長は、目的の結果に合わせて最適化できます。より短いカラムをより高流量で使用すると、パフォーマンスを犠牲にすることなく生産性を向上させることができ、より長いカラムを使用すれば、複合的なサンプルマトリックスをより高分解能で分離することが可能です。これらのオプションにより、各自のアプリケーションに合わせた分解能とスループットの最適化を行えます。

粒子サイズ4 µmのカラム

粒子径4 µmのカラムを使うメリット

高容量

当社の高多孔質カラム樹脂は、粒子あたりの表面積を大きくすることで、分析物が樹脂表面に結合する割合を向上させます。こうした高容量化により、カラムは高濃度の分析物を処理でき、保持力が弱いイオンでも良好な分離能を得られます。高イオン強度サンプルの分析が可能になり、また大量のサンプルをロードしても過負荷やピーク幅のブロードニングが生じることはありません。

イオンクロマトグラフィーに影響するカラム特性


カラムの選択

当社の幅広いThermo Scientific Dionexイオンクロマトグラフィーカラムでは、あらゆるタイプの分析において最適なカラムをご利用いただけます。水酸化物、炭酸塩、メタンスルホン酸(MSA)溶離液で使用可能なカラムをご用意しております。当社はThermo Scientific Dionex IonPac ICカラム以外にも、アミノ酸や炭水化物などの生体分子の高分解能かつ高効率な分析に適した独自のカラムケミストリーを提供しています。

Dionex BioICカラム選択ガイド

アミノ酸分析や糖質分析に適したICカラムをお選びください。

デュアル溶離液生成カートリッジ(EGC)の適合性

当社のICカラムポートフォリオに用意されているThermo Scientific Dionex ICS-6000 HPICシステム用のカラムは、デュアルEGCモードでのシステム実行をサポートしています。このモードの電解溶離液生成テクノロジーで生成される再現性と正確性に優れたKOH/KMSA溶離液グラジエントは、単糖類、二糖類、オリゴ糖、シアル酸を分離できます。

オンライン購入

当社のDionexイオンクロマトグラフィーカラムは便利なオンライン購入が可能です。24時間年中無休のアクセスにより、注文状況の追跡、注文履歴の確認、請求書のオンライン確認を行うことができます。登録すると、アカウント固有の価格設定およびWeb限定の価格プロモーションを利用できます。