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Thermo Scientific Vanquishメソッド開発HPLC/UHPLCシステムの利用は、メソッド開発の迅速化と自動化をもたらします。これらのシステムでは、バッファーのさまざまな組み合わせを最大6個のHPLCカラムでテストすることで、分離条件の最適化が行えます。Vanquishメソッド開発HPLC/UHPLCシステムでは、Thermo Scientific Chromeleonクロマトグラフィーデータシステム(CDS)を用いて、ダウンロード可能なeWorkflowを活用することで、カラムとバッファーの自動スカウティングを簡素化すると同時に、一元化されたセキュアなデータストレージを実現できます。ChromSWordAuto Chromeleon ConnectおよびChromSWord AutoRobustChromeleon Connectを使用して、完全に自動化されたメソッド開発が可能です。Chromeleon CDSはS-Matrix™ Fusion QbD™ソフトウェアパッケージにも対応しています。
カラムと溶離液の自動スクリーニングオプション
包括的な自動スクリーニングを追究した溶剤選択バルブをVanquishメソッド開発HPLC/UHPLCシステムに装備することで、最大13の溶離液スクリーニングが行えます。Thermo Scientific Viperメソッドスカウティングキットには、ニアゼロのデッドボリューム接続に必要なすべてのチューブが同梱されており、4カラムの自動スクリーニングをユーザー操作を介さず実施できます。
汎用性の高い高感度な検出技術
汎用性に優れたThermo Scientific荷電化粒子検出器では、あらゆる不揮発性/半揮発性の検体を検出できます。またThermo Scientific ISQ ECおよびEMシングル四重極質量検出器を用いて、ピーク同定と不純物プロファイリングを行うことで、同定の信頼性をよりいっそう向上させることができます。
自動化されたソフトウェア支援によるメソッド開発
メソッド開発の自動化、簡素化、迅速化が可能です。Vanquishメソッド開発HPLC/UHPLCシステムはChromeleon CDSによって制御され、ChromSwordAuto Chromeleon ConnectやFusion QbDソフトウェアなどの先進的なメソッド開発ソフトウェアパッケージに対応しています。
安全なデータストレージ
Chromeleonデータボルトは、セキュアなデータストレージを保証し、CDSインフラストラクチャー内のユーザーによるアクセシビリティを確保します。Vanquishメソッド開発HPLC/UHPLCシステムでは、生成されたすべてのデータがChromeleon CDSデータボルトに安全にバックアップされるため、組織全体で簡単にデータ交換が行えるようになります。
低分子および高分子に対応した最適化
Vanquish FlexおよびVanquish Horizon UHPLCコンポーネントを用いて構築されたシステムには生体適合性があるため、高塩濃度グラジエントにおいても堅牢なパフォーマンスを発揮でき、検体とシステムコンポーネント間の不要な相互作用を最小限に抑制します。ChromSwordAuto Chromeleon Connectには、大きな生体分子を効率的に分離するための専用アルゴリズムが組み込まれています。
メソッド検証
ChromSword AutoRobust Chromeleon Connectを用いることにより、堅牢性試験の設計と実行を自動化することができ、Chromeleon 7拡張パックICHテンプレートに用意されたワークフローを活用することでメソッド検証を迅速化できます。
次の表に示したシステム仕様の概要は、Vanquishメソッド開発HPLC/UHPLCシステムの標準セットアップのものです。すべての仕様が記載されているわけではありません。これらの仕様は、システムコンポーネントによって異なる場合があります。システムコンポーネントの仕様書は、次のコンポーネント仕様でご確認ください。
カテゴリー | Vanquishメソッド開発HPLC/UHPLCシステム |
最大システム圧力 | 700、1,000、1,500 bar(システム構成による) |
流量範囲 | 0~5、0~8、0~10 mL/min(選択したポンプによる) |
ポンプオプション(デフォルトディレイボリューム) | バイナリ(35、200、400 µL) クォータナリ(679 µL) デュアル(679 µL) アイソクラティック ディレイボリュームは選択したポンプによる |
バイオコンパチブル | 対応(システム構成による) |
pH範囲 | 2~12(塩化物濃度は最大1 mol/L) または1~13(塩化物濃度は最大0.1 mol/L)、 システム構成に依存 |
システム設計 | モジュール方式 |
タッチスクリーンユーザーインターフェースディスプレイ対応(オプション) | あり(システム構成による) |
溶媒モニタリングシステム対応(オプション) | あり(システム構成による) |
メソッド移管を簡素にする、カスタム可能なグラジエントディレイボリューム | あり(システム構成による) |
注入精度を最大化し、カラム寿命を向上させるSmartInjectテクノロジー | あり |
注入量範囲 | 標準:0.01~25または0.01~100 µL(Vanquish Flex/Vanquish Horizon) オプション:最大0.01~100または0.01~1,000 µL(Vanquish Core) 選択されたサンプラーによる |
サンプル冷却 | あり(4~40℃) 選択したサンプラーによる |
サンプル容量(標準) 標準的な12 mm ODバイアル(≤ 1.5 mL)に基づく | 4ラック(ラックあたり54バイアル(≤ 1.5 mL)を収納)、その他のラックフォーマットも利用可能 |
サンプラーの拡張 | 可能、Vanquishチャージャー使用 |
カラムコンパートメント温度調整 | あり(5~120℃、選択したカラムコンパートメントによる) 非循環および強制対流 |
カラムコンパートメントプレヒーター | アクティブおよびパッシブ |
カラムコンパートメントポストカラムクーラー | あり 選択したカラムコンパートメントによる |
検出器の選択肢 | Vanquish荷電化粒子検出器 Vanquishダイオードアレイ検出器 Vanquish蛍光検出器 Vanquish多波長検出器 Vanquish可変波長検出器 示差屈折率検出器 質量分析計 |
標準的なVanquishメソッド開発HPLC/UHPLCシステムは、次のコンポーネントで構成されています。各コンポーネントの詳細は、関連する仕様書をダウンロードしてください。
| Vanquish Horizonメソッド開発UHPLCシステム | Vanquish Flexメソッド開発UHPLCシステム | Vanquish Coreメソッド開発HPLCシステム |
ポンプ | |||
オートサンプラー | または | ||
サンプル容量の拡張(オプション) | Vanquishチャージャー | ||
カラムコンパートメント | 最大3つのVanquishカラムコンパートメントH または 最大3つのVanquishカラムコンパートメントC | ||
デッドボリュームが実質的にゼロのシステム接続 - メソッドスカウティング機能 | Vanquishシステム用自動Viperメソッドスカウティングキット(6036.2807) + 2 xバルブ6ポジション7ポート(6036.1570) | Vanquishシステム用自動Viperメソッドスカウティングキット(6036.2807) + 2 xバルブ6ポジション7ポート(6230.1530) | |
デッドボリュームが実質的にゼロのシステム接続 - 溶離液スカウティング機能 | 自動メソッドスカウティング用拡張キット (6036.0100) | ||
検出器 |
ChromSwordはVWR International BVBAの商標です。S-MatrixおよびFusion QbDはS-Matrix Corporationの商標です。
研究用途にのみ使用できます。診断目的には使用できません。