B-27 Plus Neuronal Culture System

神経細胞培養の標準が さらに向上

細胞生存率は神経生物学研究の成功と信頼性にとって重要です。B-27 Plus Supplement と Neurobasal Plus Medium から成る Gibco B-27 Plus Neuronal Culture System は、神経細胞生存率を 50%以上増加させるこことにより、実験の信頼性の向上に役立ちす

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  • 神経細胞の生存率が 50%以上向上
  • 神経突起伸長が加速
  • 神経細胞の電気生理学的活性および成熟の改善
     
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Gibco B-27 Plus Neuronal Culture System の構成品

検証済みの最適な組み合わせ—利便性、有益性の高い培地とサプリメントのパッケージ製品がお奨めです。各構成品は個別でもご注文になれます。

従来の B-27 Supplement や Neurobasal Medium などの他の神経細胞培養システムとシームレスに置き換えることが可能で、現在お使いのワークフローを大きく変更する必要はありません。

  • 初代ラット、マウス神経細胞、多能性幹細胞由来の神経細胞の維持および変異
  • ヒト PSC 由来および胎児由来の神経幹細胞(NSC)から神経細胞への分化
     

主な利点と代表的なデータ

従来の製品と比べて神経細胞の生存率を 50%以上高めるようにデザイン

B-27 Plus Culture System は、他の神経細胞培養システムより神経細胞生存率を増大させました。

図 1.B-27 Plus Neuronal Culture System は、B-27 Supplement および Neurobasal Medium よりも、高い神経細胞生存率を維持。Gibco Primary Rat Cortex Neurons を Gibco Poly-D-Lysine に播種し、リストに記載された培地システムで 3 週間培養しました。培養中 7、14、および 21 日目に MAP2(緑色)で免疫染色しました。核は、DAPI(青色)で対比染色しました。

B-27 Plus Neuronal Culture System は、初代および iPSC 由来の神経細胞の優れた培養を可能にします。

図 2.B-27 Plus Neuronal Culture System は、B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium と比べ、初代げっ歯類由来神経細胞および人工多能性幹細胞(iPSC)由来神経細胞のより優れた培養を実現凍結保存した細胞培養を、記載の培地システムで 3 〜 4 週間培養しました。神経細胞は、記載の時点(3 週間または 4 週間)において、神経細胞樹状突起マーカー MAP2(緑色)および神経細胞体マーカー HuC/D(赤色)で免疫染色を行いました。核は、DAPI(青色)で対比染色しました。

細胞の電気生理学的活性と成熟を改善

B-27 Plus Neuronal Culture System では、高度に同期化された神経細胞活動を長時間にわたり示しました。

図 3.B-27 Plus Neuronal Culture System は、ST 社の培地・サプリメントを使用した場合と比べて電気生理学的活性が改善初代ラット皮質由来神経細胞を 48 ウェルのマルチ電極アレイ(MEA)プレートに播種しました。Gibco Poly-D-Lysineに播種した細胞を、サプライヤーの推奨プロトコルに従い、リストに記載された培地システムで 35 日間培養しました。自発的な電気生理学的活性は、Axion BioSystems™ Maestro™ MEA プラットフォームを用いて記録しました。図示したデータは 4 回の実験のうちの 1 回から得たもので、各ランでは同様の傾向が確認されました。B-27 Plus Neuronal Culture System で培養された神経細胞は、より優れた一貫性と安定性を持ち、高度に同期化された自発的な電気生理学的活性を長時間にわたり示しました。

健常な神経細胞の培養で増強された神経細胞成熟。

図 4.B-27 Plus Neuronal Culture System は、B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium と比べて神経細胞成熟が増強初代ラット皮質由来神経細胞を 22 日目に樹状突起マーカー MAP2(赤色)で染色し、シナプス前終末を標識するためにシナプシン 1/2 で染色しました(緑色)。B-27 Plus Neuronal Culture System で維持された神経細胞では、シナプス陽性斑点が有意に多くなっていました。

B-27 Plus Neuronal Culture System は神経細胞ネットワーク活動増加を促進。

図 5.B-27 Plus Neuronal Culture System は神経細胞活動増加を促進。初代ラット皮質由来神経細胞を、2 ~ 3 日ごとに培地の半分を交換しながら、B27 Plus システムで in vitro で 35 日間維持しました。記録は、培地交換から 24 時間後に、Axion BioSystems Maestro Pro™ マルチ電極アレイ(MEA)プラットフォームを使用して取得しました。B-27 Plus システムは、アレイ全体をカバーする神経細胞と(左の活動マップを参照)、ラスタープロットで示されるように強力で同期化されたネットワーク形状を示しました(右の活動マップを参照)。(Axion Biosystems により生成したデータ)。

他の培地システムと比べて最良の神経細胞生存率をサポート

図 6.B-27 Plus Neuronal Culture System は、他社製品の無血清神経細胞培地システムと比べて、長期培養において最良の神経細胞生存率を達成初代ラット皮質由来神経細胞初代ラット海馬由来神経細胞初代マウス皮質由来神経細胞およびヒト iPSC 由来神経細胞(HIP™ Neurons、MTI-GlobalStem社)を冷凍保存前に 9 日間成熟させ、従来の B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium で解凍しました。解凍した神経細胞は、Gibco ポリ-D-リジンでコーティングした 96 ウェルプレートに播種し、B-27 Plus Neuronal Culture System およびサプリメント添加無血清培地システムで、サプライヤーの推奨プロトコルに従い 3 ~ 4 週間維持しました。神経細胞の生存は、Invitrogen HuC/HuD モノクローナル抗体を用いた免疫蛍光標識を 3 週間目または 4 週間目に実施して定量化しました。図示したデータは 3 回の実験のうちの 1 回から得られたもので、各ランでは、B-27 Plus Neuronal Culture System がその他の培養システムのなかで最良の神経細胞生存率を示しました。

図 7.B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium や他社の培地システムと比べて神経突起の伸長が加速。初代マウス皮質由来神経細胞を従来の B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium で解凍し、ポリ D-リジンでコーティングされた 96 ウェルプレートに播種しました。B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium、B-27 Plus Supplement 添加 Neurobasal Plus Medium、および他社製品の無血清神経細胞培地システムにおいてサプライヤーの推奨プロトコルに従って約 3 週間維持しました。神経突起伸長は、規定の時点において取得した微分干渉画像を用いて定量化を行いました。B-27 Plus Neuronal Culture System は、従来の B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium と比べると、最初の 1 ~ 2 週間で神経突起伸長を大幅に加速しています。図示したデータは 3 回の実験のうちの1回から得られたもので、各ランでは 1 週間後、B-27 Plus Neuronal Culture System がその他すべての培養システムのなかで最良の平均神経突起長を達成したことが確認できました。

お客様の実例

初代マウス海馬由来神経細胞(MHN)を、B-27 Plus サプリメントを添加した Neurobasal Plus Medium で、標準条件下において 28 日間培養しました。細胞は健常な形態を示し、神経突起断片化は観察されませんでした。 in vivo で見られるすべての樹状突起棘形態は細胞培養でも観察されました。 私は、Neurobasal Plus Medium と B-27 Plus Supplement を初代神経細胞の長期培養に推奨します。

— Susanne Zach、Boehringer Ingelheim、CNS Research

Susanne Zach
Professor Hideyuki Okano
B-27 Plus システムの神経細胞は、他の培地条件よりも健常で長く、完全な神経突起に見えます。 この新しい培地システムにとても満足しており、実験で引き続き使用する計画です。NSC や iPSC 由来神経細胞の分化および成熟をより効率的かつ効果的に研究できるとと考えているからです。

—  Professor Hideyuki Okano, MD, PhD、慶応大学医学部、東京、日本

私たちの初代ラット皮質由来神経細胞培養では、B-27 Plus Neuronal Culture System は、MEA プレートのほぼすべての電極で堅牢な神経細胞活動を生成します。 ネットワークバーストイベントは非常に規則的で極度に高い強度を示し、機能的な神経細胞活動を評価する際のデータ分析が容易で分かりやすくなります。

— Jim Ross、CTO、Axion BioSystems

Jim Ross
John Graef
B-27 Plus 培地では、BrainPhys 培養の培地を使用した標準調製よりも、ヒト iPSC 由来神経細胞の自発的多重電極アレイ活動レベルが優れた結果になります。B-27 Plus 培地は、自発的神経細胞活動に基づく潜在的な電気生理学的活性フェノタイプを特定する細胞培養システム用の優れたオプションであると、私は考えています。

— John Graef, PhD、Principal Scientist、Fulcrum Therapeutics

従来の製品と比べて神経細胞の生存率を 50%以上高めるようにデザイン

B-27 Plus Culture System は、他の神経細胞培養システムより神経細胞生存率を増大させました。

図 1.B-27 Plus Neuronal Culture System は、B-27 Supplement および Neurobasal Medium よりも、高い神経細胞生存率を維持。Gibco Primary Rat Cortex Neurons を Gibco Poly-D-Lysine に播種し、リストに記載された培地システムで 3 週間培養しました。培養中 7、14、および 21 日目に MAP2(緑色)で免疫染色しました。核は、DAPI(青色)で対比染色しました。

B-27 Plus Neuronal Culture System は、初代および iPSC 由来の神経細胞の優れた培養を可能にします。

図 2.B-27 Plus Neuronal Culture System は、B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium と比べ、初代げっ歯類由来神経細胞および人工多能性幹細胞(iPSC)由来神経細胞のより優れた培養を実現凍結保存した細胞培養を、記載の培地システムで 3 〜 4 週間培養しました。神経細胞は、記載の時点(3 週間または 4 週間)において、神経細胞樹状突起マーカー MAP2(緑色)および神経細胞体マーカー HuC/D(赤色)で免疫染色を行いました。核は、DAPI(青色)で対比染色しました。

細胞の電気生理学的活性と成熟を改善

B-27 Plus Neuronal Culture System では、高度に同期化された神経細胞活動を長時間にわたり示しました。

図 3.B-27 Plus Neuronal Culture System は、ST 社の培地・サプリメントを使用した場合と比べて電気生理学的活性が改善初代ラット皮質由来神経細胞を 48 ウェルのマルチ電極アレイ(MEA)プレートに播種しました。Gibco Poly-D-Lysineに播種した細胞を、サプライヤーの推奨プロトコルに従い、リストに記載された培地システムで 35 日間培養しました。自発的な電気生理学的活性は、Axion BioSystems™ Maestro™ MEA プラットフォームを用いて記録しました。図示したデータは 4 回の実験のうちの 1 回から得たもので、各ランでは同様の傾向が確認されました。B-27 Plus Neuronal Culture System で培養された神経細胞は、より優れた一貫性と安定性を持ち、高度に同期化された自発的な電気生理学的活性を長時間にわたり示しました。

健常な神経細胞の培養で増強された神経細胞成熟。

図 4.B-27 Plus Neuronal Culture System は、B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium と比べて神経細胞成熟が増強初代ラット皮質由来神経細胞を 22 日目に樹状突起マーカー MAP2(赤色)で染色し、シナプス前終末を標識するためにシナプシン 1/2 で染色しました(緑色)。B-27 Plus Neuronal Culture System で維持された神経細胞では、シナプス陽性斑点が有意に多くなっていました。

B-27 Plus Neuronal Culture System は神経細胞ネットワーク活動増加を促進。

図 5.B-27 Plus Neuronal Culture System は神経細胞活動増加を促進。初代ラット皮質由来神経細胞を、2 ~ 3 日ごとに培地の半分を交換しながら、B27 Plus システムで in vitro で 35 日間維持しました。記録は、培地交換から 24 時間後に、Axion BioSystems Maestro Pro™ マルチ電極アレイ(MEA)プラットフォームを使用して取得しました。B-27 Plus システムは、アレイ全体をカバーする神経細胞と(左の活動マップを参照)、ラスタープロットで示されるように強力で同期化されたネットワーク形状を示しました(右の活動マップを参照)。(Axion Biosystems により生成したデータ)。

他の培地システムと比べて最良の神経細胞生存率をサポート

図 6.B-27 Plus Neuronal Culture System は、他社製品の無血清神経細胞培地システムと比べて、長期培養において最良の神経細胞生存率を達成初代ラット皮質由来神経細胞初代ラット海馬由来神経細胞初代マウス皮質由来神経細胞およびヒト iPSC 由来神経細胞(HIP™ Neurons、MTI-GlobalStem社)を冷凍保存前に 9 日間成熟させ、従来の B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium で解凍しました。解凍した神経細胞は、Gibco ポリ-D-リジンでコーティングした 96 ウェルプレートに播種し、B-27 Plus Neuronal Culture System およびサプリメント添加無血清培地システムで、サプライヤーの推奨プロトコルに従い 3 ~ 4 週間維持しました。神経細胞の生存は、Invitrogen HuC/HuD モノクローナル抗体を用いた免疫蛍光標識を 3 週間目または 4 週間目に実施して定量化しました。図示したデータは 3 回の実験のうちの 1 回から得られたもので、各ランでは、B-27 Plus Neuronal Culture System がその他の培養システムのなかで最良の神経細胞生存率を示しました。

図 7.B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium や他社の培地システムと比べて神経突起の伸長が加速。初代マウス皮質由来神経細胞を従来の B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium で解凍し、ポリ D-リジンでコーティングされた 96 ウェルプレートに播種しました。B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium、B-27 Plus Supplement 添加 Neurobasal Plus Medium、および他社製品の無血清神経細胞培地システムにおいてサプライヤーの推奨プロトコルに従って約 3 週間維持しました。神経突起伸長は、規定の時点において取得した微分干渉画像を用いて定量化を行いました。B-27 Plus Neuronal Culture System は、従来の B-27 Supplement 添加 Neurobasal Medium と比べると、最初の 1 ~ 2 週間で神経突起伸長を大幅に加速しています。図示したデータは 3 回の実験のうちの1回から得られたもので、各ランでは 1 週間後、B-27 Plus Neuronal Culture System がその他すべての培養システムのなかで最良の平均神経突起長を達成したことが確認できました。

お客様の実例

初代マウス海馬由来神経細胞(MHN)を、B-27 Plus サプリメントを添加した Neurobasal Plus Medium で、標準条件下において 28 日間培養しました。細胞は健常な形態を示し、神経突起断片化は観察されませんでした。 in vivo で見られるすべての樹状突起棘形態は細胞培養でも観察されました。 私は、Neurobasal Plus Medium と B-27 Plus Supplement を初代神経細胞の長期培養に推奨します。

— Susanne Zach、Boehringer Ingelheim、CNS Research

Susanne Zach
Professor Hideyuki Okano
B-27 Plus システムの神経細胞は、他の培地条件よりも健常で長く、完全な神経突起に見えます。 この新しい培地システムにとても満足しており、実験で引き続き使用する計画です。NSC や iPSC 由来神経細胞の分化および成熟をより効率的かつ効果的に研究できるとと考えているからです。

—  Professor Hideyuki Okano, MD, PhD、慶応大学医学部、東京、日本

私たちの初代ラット皮質由来神経細胞培養では、B-27 Plus Neuronal Culture System は、MEA プレートのほぼすべての電極で堅牢な神経細胞活動を生成します。 ネットワークバーストイベントは非常に規則的で極度に高い強度を示し、機能的な神経細胞活動を評価する際のデータ分析が容易で分かりやすくなります。

— Jim Ross、CTO、Axion BioSystems

Jim Ross
John Graef
B-27 Plus 培地では、BrainPhys 培養の培地を使用した標準調製よりも、ヒト iPSC 由来神経細胞の自発的多重電極アレイ活動レベルが優れた結果になります。B-27 Plus 培地は、自発的神経細胞活動に基づく潜在的な電気生理学的活性フェノタイプを特定する細胞培養システム用の優れたオプションであると、私は考えています。

— John Graef, PhD、Principal Scientist、Fulcrum Therapeutics

推奨アプリケーション

B-27 Plus SupplementとNeurobasal Plus Medium は、従来の製品と同一フォーマットでご提供しており、まったく同じプロトコルで使用できます。従来の B-27 製品および Neurobasal 製品のご提供は継続する予定ですが、以下のアプリケーションでは、Plus バージョンおよび他の培地とサプリメントとの組み合わせを用いることを推奨いたします。

アプリケーション推奨サプリメント推奨基礎培地
出生前初代神経細胞の維持および成熟B-27 Plus SupplementNeurobasal Plus Medium
幹細胞由来神経細胞の維持・成熟B-27 Plus Supplement 
および
CultureOne Supplement
Neurobasal Plus Medium
電気生理学的研究B-27 Plus SupplementNeurobasal Plus Medium
出生後神経細胞および成人脳神経細胞の維持・成熟B-27 Plus SupplementNeurobasal-A Medium
酸化ストレスや酸化損傷、アポトーシス、またはフリーラジカルによる神経細胞への損傷が発生する領域の研究B-27 Supplement minus AntioxidantsNeurobasal Plus Medium

 B-27 Supplement および Neurobasal MediumB-27 Plus Neuronal Culture System
システムの価格*------
システムの容量500 mL500 mL
96 ウェルプレートの神経細胞を 2 週間維持するための容量60 mL60 mL
1システムあたりのプレート数88
プレートあたりのコスト *------
相対的な神経細胞生存率(%B-27) 100%150%
同じニューロン数に必要な費用総額 *------
* 比較は日本円価格に基づくものです。

ご注文情報

FAQ

質問回答
B-27 Plus Supplement と従来の B-27 Supplement の違いは何ですか?B-27 Plus Supplement は、従来の B-27 の組成を最適化したものです 低分子や成長因子は加えられていません。
Neurobasal Plus MediumとNeurobasal Medium の違いは何ですか?Neurobasal Plus Medium では、主要なアミノ酸および緩衝液の構成要素が最適化されています。低分子や成長因子は加えられていません。
製造や品質管理プロセスはどのように改良されたのですか。より良いロット一貫性を可能にするため、製造プロセスの効率化、合格基準の厳格化、原材料および最終製品出荷の適格性に対する品質管理アッセイの強化を行いました。
将来の使用のため、B-27 Plus を小分けにして再凍結することはできますか?はい、初回解凍時に小分けすることをお奨めします。推奨される凍結/融解サイクルは 2 回以内です。
神経幹細胞のような増殖細胞の増殖に B-27 Plus Neuronal Culture System を使用できますか?いいえ、増殖細胞の増殖に B-27 Plus System を使用することは推奨していません。神経幹細胞のような増殖細胞の増殖には、StemPro NSC SFM、Neural Induction Medium Supplement または B-27 Supplement minus Vitamin A の使用をお奨めします。
B-27 Plus System による培養では、神経細胞をどれくらいの期間維持できますか?初代ラット皮質由来神経細胞では最大 8 週間、ラット海馬由来神経細胞では最大 4 週間まで維持しました。マウス皮質由来神経細胞は 4 週間維持しました。ヒトi PSC 由来神経細胞(HIP™ Neuron、MTI-GlobalStem 社) は 5 週間維持しました。B-27 Plus System で試験したすべての細胞は、すべての時点において従来製品を用いた場合よりも有意に健康でした。
Neurobasal Plusに は B-27 Plus を使用する必要がありますか?B-27 Plus Supplement と Neurobasal Plus Medium は、最大限の性能を得るために相乗的に機能するようデザインされています。必要に応じて、他の基礎培地またはサプリメントとご使用いただくことも可能です。
培養中のグリア細胞数はどのようにコントロールできますか?アストロサイトおよびオリゴデンドロサイトの両方を完全に抑制し、神経細胞に有害な影響を与えないようにするため、0 日目に、B-27 Plus Neuronal Culture System に CultureOne Supplement を添加してください。CultureOne の添加が遅れると、アストロサイトのレベルが増加します。詳細については、CultureOne Supplement ユーザーガイドをご参照ください。
神経細胞以外の培養に B-27 Plus Neuronal Culture System を使用できますか?B-27 Plus System は神経細胞の培養用にデザインされたもので、神経細胞以外の細胞では試験は行っておりません。
従来の B-27 および Neurobasal のうちどの製品の代わりに、B-27 Plus と Neurobasal Plus を使用できますか?以下のものに使用されるプロトコルにおいて、標準的な B-27 Supplement および Neurobasal Medium 製品(インスリン不含、Vitamin-A 不含、または Neurobasal-A など特別な製品以外)の代わりに使用できます。
- 初代ラット、マウス、ヒト PSC 由来および胎児由来の神経幹細胞の維持
- ヒト PSC 由来および胎児由来の神経幹細胞(NSC)の神経細胞への分化
サプリメントを添加した Neurobasal Plus 完全培地はどれくらいの期間使用できますか?Neurobasal Plus Medium の完全培地は、B-27 Plus Supplement を添加後 4 週間以内に使用してください。
解凍した B-27 Plus Supplement は 4 °C で保存できますか?はい、B-27 Plus Supplement は、解凍後 2 週間まで 4 °C で保存できます。
B-27 Plus Supplement および Neurobasal Plus Medium の保存可能期間はどれくらいですか?1 年間です。
細胞が接着しない、または凝集している場合はどうすればよいですか?初代神経細胞の培養では、一般的に、コーティングが均一でない、または神経細胞の播種密度が高すぎる場合にそういった状況が生じます。神経幹細胞の分化実験では、神経前駆細胞の過剰増殖に起因する可能性があります。B-27 Plus Neuronal Culture System と CultureOne Supplement を併用して分化と、神経前駆細胞および神経前駆細胞が形成する凝集塊の 75% 以上を除去することができます。詳細については、CultureOne Supplement をご参照ください。
HuC/D とは何ですか?HuC/D は、神経細胞体に特異的な抗体です。培養中の神経細胞の定量化に使用できます。
B-27 Plus Supplement はどのように解凍すればよいですか?4 °C オーバーナイトまたは室温 2 時間で解凍してください。ウォーターバスまたはインキュベーターでの解凍はお奨めしません。
B-27 Plus Supplement を 37 °C のウォーターバスまたはインキュベーターで解凍するとどうなりますか?この方法は推奨しておりません。
B-27 Plus Neuronal Culture System を細胞にどのように与えたらよいですか?播種後、2 ~ 3 日毎に半分の培地を交換してください。培地交換中は培地全てを除去せず、神経細胞が完全に空気にさらされることのないようにしてください。

リソース

プロトコル

アプリケーションノート

ポスター

注目の e-learning

For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.