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ネイティブMSのパワーをサンプルスクリーニングに活用
ネイティブ質量分析(ネイティブMS)は、タンパク質やその複合体の特性評価に適した強力なテクニックです。一般的な構造生物学的な手法ではサンプルの”平均”ビューの取得に多数の計測を必要としますが、ネイティブMSでは1回の測定だけですべてのプロテオフォームとその立体構造を明らかにすることができます。
ネイティブ質量分析はサンプルスクリーニングにどのように役立つか
このソフトウェアはオンラインバッファー交換(OBE)によるネイティブMSデータ分析を行うためのもので、当社が新規に開発した各種のアルゴリズムを、大型の同位体非分離タンパク質種と小型の同位体分離タンパク質種に適用します。ユーザーが定義したタンパク質ターゲット質量に基づいてアルゴリズムとパラメーターが自動的に選択され、分析データは既存装置のハードウェア上で同時に処理されるため、最終分析の完了直後に結果が利用可能な状態になります。
(プロセスよりも)結果にフォーカス
Thermo Scientific OptiMSeは、各自のワークフローとのシームレスな統合が可能です。OptiMSeソフトウェアは、液体クロマトグラフィー(LC)キューの調製とMS装置のチューニングを容易にし、MSデータの取得と処理を自動化します。オンザフライのレポート生成は、ダウンストリームのクライオ電子顕微鏡分析用のサンプル選択に役立ちます。OptiMSeのオペレーションにMSの専門知識は必要ありません。
データの迅速な取得と分析
サンプル調製の信頼性向上
ネイティブMSを用いた以下のチェックが可能:
電子顕微鏡の使用を最適化
「ネイティブ質量分析装置を使わずにクライオ電子顕微鏡検査を行うというのは、片手どころか、両手を後ろに回して作業するようなものです…」
構造生物学におけるネイティブMSの役割と、その革新的なクライオEMとの組み合わせについて、専門家が説明します
数十種類の緩衝液やサンプル調製条件を1日でスクリーニングできるとしたらどうでしょう?
Thermo Scientific VitroEaseバッファー最適化キットとOptiMSeスクリーニングワークフローを組み合わせると、サンプル調製の最適な方法を決定するのに憶測や"大雑把な推量"に頼る必要がなくなります。
膜タンパク質と複合体における複数の実験およびサンプルの処理と取り扱いを実現
OptiMSeワークフローでは、個々の膜タンパク質測定を数分以内に完了することができ、膜タンパク質の完全性についてのハイスループット評価を、構造解明前に行えるようになります。
ネイティブインタクト質量分析に適したタンパク質および複合グリコシル化&微小不均一性の特性評価
OptiMSeソフトウェアは自動データ分析を実現し、信頼性の高い結果を数分で得られるようにします。ネイティブOBE-1のオンラインバッファー交換カラムが、治療用タンパク質の直接スクリーニングに適した微小流量での迅速な分離を可能にし、スループットと感度を向上させます。
nMSアプリケーション用OBEによりタンパク質の過剰発現を最適化し、アフィニティー分離(IMAC-OBEなど)との組み合わせにより拡張する方法をご覧ください。
Q Exactive UHMR質量分析計によって、構造生物学およびバイオ医薬品研究における最高品質のネイティブインタクト質量分析とトップダウン分析の実施が可能になります。
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