Go beyond what you thought possible with native MS

これまでにない分解能を備えた高分解能質量分析計

Q Exactive UHMR 四重極/Orbitrap ハイブリッド質量分析計は、大幅に向上した感度と高 m/zでの質量分解能を、MS2 および擬似 MS3 性能と組み合わせたサーモフィッシャーサイエンティフィック初の質量分析プラットフォームです。タンパク質複合体の構造と異種性の研究に適した独自の高性能分析ソリューションを提供します。
Q Exactive UHMR 質量分析計は、ネイティブインタクト質量分析とトップダウン分析を実行できる卓説性能を備えているため、 他のメソッドでは解明できない構造の詳細を提供します。これにより、タンパク質の機能、疾患メカニズム、潜在的な治療薬ターゲット、およびバイオ治療化合物をより深く理解できます。

Q Exactive UHMR および Vanquish UHPLC システム

Q Exactive UHMR 四重極-Orbitrap ハイブリッド質量分析計の主な利点

わずかな質量の差異を高信頼性で分離貴重なサンプルを節約タンパク質複合体のネイティブトップダウン分析を実施膜タンパク質などのインタクトなネイティブタンパク質アセンブリの特性評価
インタクトな MegaDalton アセンブリを分析し、質量のわずかな差異を分離することにより、重要なリガンド、修飾、相互作用を明らかにし、生物学的プロセスをより深く理解できます。高い m/z で感度が数桁向上するため、ごく少量しかサンプルが用意できない場合でも、高い信頼性で測定できます。最大 25k m/z のきわめて高い質量四重極選択、注入 Flatapole と HCD セル領域の高いフラグメンテーション効率により、ネイティブトップダウン分析が可能です。この装置は、インソーストラッピングのエネルギーを変えることにより、タンパク質サブユニットを解離し、トップダウンシーケンシングを行うことができます。または緩やかに活性化することにより、膜タンパク質の複数リガンドへの結合を保持して、複合体全体の分析も可能です。

インソーストラッピングが超高解像度分光計で作用する仕組み

インソーストラッピングは、非共有結合のタンパク質複合体を緩やかに脱溶媒和し、界面活性剤ミセルを分離して、インタクトな膜タンパク質とタンパク質複合体を分析できるようにする仕組みです。インソーストラッピングは、必要に応じてトップダウン分析用に、非共有結合タンパク質複合体をサブユニットに分離します。

タンパク質-核酸アセンブリ

Q Exactive UHMR 質量分析計は、超高質量範囲で高い分解能ときわめて高い効率が求められる高分子タンパク質-核酸アセンブリのネイティブ MS 分析を可能にします。

で分析した 3 MDa と 4 MDa の B 型肝炎ウイルスカプシド混合物は、質量範囲が 27,000 ~ 36,000 m/z に及びます。スペクトルには、うまく分解された両方の粒子の荷電状態が含まれており、3 MDa 粒子のほうが 25% 低いことがバイアスなく示されます。

きわめて高い質量選択四重極は、4 MDa HBV 粒子を m/z 25,000 で分離し、後でフラグメンテーションに利用できます。Q Exactive UHMR 装置は、最大 80,000 m/zm/z 値を持つイオンを高い信頼性で検出します。ここで、エネルギー 300 eV HCD における 4 MDa HBV カプシドのタンデム MS スペクトルは、カプシドタンパク質の 240 個のコピーの内、最大 17 個の連続放出を示しています。

インタクト膜タンパク質

新しいインソーストラッピングは、膜タンパク質と膜タンパク質複合体のネイティブ MS とネイティブトップダウン分析を同時に 1 台の装置で実施できます。

タンパク質-核酸アセンブリ

Q Exactive UHMR 質量分析計は、超高質量範囲で高い分解能ときわめて高い効率が求められる高分子タンパク質-核酸アセンブリのネイティブ MS 分析を可能にします。

で分析した 3 MDa と 4 MDa の B 型肝炎ウイルスカプシド混合物は、質量範囲が 27,000 ~ 36,000 m/z に及びます。スペクトルには、うまく分解された両方の粒子の荷電状態が含まれており、3 MDa 粒子のほうが 25% 低いことがバイアスなく示されます。

きわめて高い質量選択四重極は、4 MDa HBV 粒子を m/z 25,000 で分離し、後でフラグメンテーションに利用できます。Q Exactive UHMR 装置は、最大 80,000 m/zm/z 値を持つイオンを高い信頼性で検出します。ここで、エネルギー 300 eV HCD における 4 MDa HBV カプシドのタンデム MS スペクトルは、カプシドタンパク質の 240 個のコピーの内、最大 17 個の連続放出を示しています。

インタクト膜タンパク質

新しいインソーストラッピングは、膜タンパク質と膜タンパク質複合体のネイティブ MS とネイティブトップダウン分析を同時に 1 台の装置で実施できます。


高分解能質量分析に関する特集

動画

ユトレヒト大学の Albert Heck 教授とサーモフィッシャーサイエンティフィックの Alexander Makarov がネイティブ MS の成長分野について議論します。

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バイオ治療薬分析における Orbitrap 技術の進化について Alexander Makarov 教授が説明します。


Q Exactive UHMR 質量分析計の注文ガイド