RapidFinder STEC検出工程

STEC検出に最適なオプションの選択

牛肉生産者にとって、製品中のSTECや他の病原体を迅速かつ正確にスクリーニングすることは、大きな経済的利益につながります。

• 製品をより早く出荷
• 不要な製品転用や生産停止を回避
• ブランドや評価が低下するリスクを最小限に抑制

牛肉試料中のSTEC検出するための現在の参照法は正確で高感度ですが、時間と手間がかかります。迅速な代替法は正確性に劣り、多くの場合、独自の培地を大量に必要とするため、リスクが高く不経済的な選択肢です。

Applied Biosystems™のRapidFinder™ STEC検出工程を用いると、大腸菌O157:H7と主要6種の志賀毒素産生大腸菌をわずか12時間で検出できるため、生の牛挽肉や切り落とし肉のSTEC検出において迅速で検証済みの工程を実施できます。

RapidFinder STEC検出工程は2段階のリアルタイムPCR法で、USDA食品安全検査局（FSIS）が米国牛肉産業において混入物と定義する大腸菌O157:H7と非O157 STECの6大血清型（血清型O26、O45、O103、O111、O121、およびO145）の存在を正確に検出および確認するよう設計されています。

RapidFinder STEC検出工程の利点

• より確実な結果—USDA ARSと共同開発した最適化されたワークフローは、AOAC Research Institute（AOAC-RI）検証研究のUSDA-MLG参照法に匹敵する性能を示します
• 簡素化されたワークフロー—既存の検査プログラムに適合するシステムで、生の牛挽肉や切り落とし肉試料375 gから大腸菌O157:Hと主要6種の非O157:H7大腸菌を同時検出します
• 製品をより早く出荷—病原性STECの検出は同日中、STEC陰性製品のクリアランス確認はわずか12時間、推定STEC陽性の確認はPCR検査を1つ（約1時間）追加するだけで完了します
• コスト、スペース要件、および処理ステップを最小化—専用仕様ではない増菌用ブロスで、ワンステップで増菌します

お客様の食品生産に適合する、迅速で信頼性の高い2種類の代替工程

RapidFinder STEC検出システムには、AOAC Research Institute (AOAC-RI) Performance Tested Methods^SMで認証された2つの工程があり、試料の増菌時間や容量を大幅に削減するとともに、血清型特異的検出の特異性を1段階向上させます。

工程1：約12時間、多数の試料の検査を実施するラボに最適
自動試料調製を、Applied Biosystems™ MagMax™ Express-96磁気粒子プロセッサーとApplied Biosystems™ PrepSEQ™ Nucleic Acid Extraction Kit、またはThermo Scientific™ KingFisher™ Flex精製システム、KingFisher 96ディープウェルヘッド付きで使用して行います。最大96個の試料を同時処理可能で、増菌からRapidFinder STECスクリーニングアッセイの結果まで、約12時間で完了します。RapidFinder STEC確認アッセイの結果を得るには、さらに1時間必要です。

* MagMax Express 96ディープウェルプロセッサー、またはThermo Scientific™ KingFisher™ Flex精製システム、96ディープウェルヘッド付きKingFisherで使用

** 内容：7500 Fast装置、PC、RapidFinder Express v2.0およびSDS 1.4.2ソフトウェア、キャッピングツール、Precisionプレートホルダー、校正キット、Blockバランスチューブ