当社のガス同位体比質量分析計は、極めて高い正確性と感度での安定同位体の測定に適した装置です。これにより、さまざまなサンプルに含まれる化合物の履歴と起源に関し、独自の知見がもたらされます。

各種IRMSアプリケーションを単一の分析器で実行できる柔軟性が求められる場合や、高性能IRMSの堅牢性、安定性、精度が必要とされる場合、あるいは分子の同位体組成を解明するための優れた感度と分解能が必要な場合でも、当社のガスIRMS製品ポートフォリオではそのすべてに対応することが可能です。当社のガス同位体比質量分析計を独自のサンプル調製装置およびインレットシステムと組み合わせることで、個々のアプリケーションに適した包括的な機器セットアップを提供できます。

DELTA Q同位体比質量分析計

1台の分析装置で、すべてのIRMSアプリケーションに対応

DELTA Q同位体比質量分析計
 

Thermo Scientific DELTA Q同位体比質量分析計は、卓越した感度に加えて、優れた線形性と安定性も兼ね備えており、多様なアプリケーションに対応します。

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253 Plus 10 kV同位体比質量分析計

最高の感度と性能を実現

253 Plus 10 kV同位体比質量分析計

Thermo Scientific 253 Plus 10 kV同位体比質量分析計は、IRMSでの最小量のサンプルインレットシステムや前処理装置を接続するための柔軟でオープンなプラットフォームを提供します。

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超高分解能IRMS(HR-IRMS)

新たな方法による世界の探索

超高分解能同位体比質量分析計(HR-IRMS)

質量分解能30,000(5%、95%エッジ定義)が保証されたThermo Scientificの超高分解能IRMSは、分子の形成、移動、保存、劣化の進行状態を正確に特定できます。

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高分解能IRMS

18,000超の質量分解能

超高分解能IRMSは、10 kV電子衝突イオン化源、高質量分解能の二重集束磁場セクター質量分析計、および18,000の分解能を実現する可変コレクターアレイを組み合わせたものです。切り替え可能な入射スリットにより、分析メソッドの高、中、低分解能が自動的に選択されます。

究極のアバンダンス感度

可変コレクターアレイは10桁を超えるダイナミックレンジの信号に対応し、ファラデーカップ内の高密度なイオンビームでも、極めて微量なイオン種のシングルイオンカウントでも取得できます。信号が微弱な場合は、高感度測定を実現する逆電圧四重極(RPQ)逆電圧レンズを使用した軸方向二次電子倍増管で分析できます。

完全に統合されたワークフロー

Thermo Scientific Qtegra Intelligent Scientific Data Solution(ISDS)は、完全に統合されたワークフローにより同位体比分析の手順に革新をもたらし、高分解能同位体比質量分析計の日常的利用を可能にします。Qtegra ISDSソフトウェアは、特定のサンプルで実施されたすべての試験を単一の"ラボブック"に結合します。

モジュラー設計

超高分解能IRMSは、2つのデュアル粘性流インレットシステムを備えており、サンプルとともに最大3種類のリファレンスガスを処理できます。このモジュール式のデュアルインレット設計により、各デュアルインレットを交換することが可能になるため、分析する各種サンプルのクロス汚染を防ぐことができます。

High resolution gas IRMS components

静電検出器

半径220 mmの静電場セクター分析器(ESA)は、磁場セクターの前でイオンのエネルギー分散を再集束させます。

入射スリット

コンピューター制御された入射スリットは5 µm~250 µmの切り替えが可能で、質量分解能を低、中、高から選択できます。

磁場セクター

温度制御された半径230 mmの積層電磁石です。システム全体での倍率は2倍で、810 mmの分散が得られます。質量範囲は、最大加速電圧では280までですが、加速電圧と質量分解能を下げれば560まで拡張可能です。

可変マルチコレクター

固定軸方向コレクターのどちらの側面にも、4つの可変検出器プラットフォームがあります。各可変検出器プラットフォームはファラデー検出器を備えており、これに小型分離ダイノード(CDD)イオン計数検出器を追加することも可能です。

10 kVイオン源

ガス機密電子衝突イオン源は、電子エネルギーやポンプの導電率を広い範囲で調整でき、超高感度を実現します。このイオン源はスクランブル特性が低く、イオンの凝集状態と同位体分布を維持します。

RPQ SEM

この軸方向検出器チャネルは、ファラデーカップと高感度イオン計数検出器(SEM)を備えたデュアルモード検出器です。SEMの前部には逆電圧四重極(RPQ)の部分があり、非常に微弱なイオンビームを測定する際にアバンダンス感度を下げることができます。

化学的、物理的なプロセスは、サンプルの同位体フィンガープリントに痕跡を残します。窒素、炭素、硫黄、酸素、水素は、そうしたプロセスに関連する情報を同位体比として保持します。当社のガスIRMSサンプル前処理装置の包括的なポートフォリオでは、独自のサンプル情報にアクセスし、食品飲料、法医学、考古学、生態学、地学について決定的な知見を得ることができます。

EA-IRMS:より高いクロマトグラフィーピークに到達

Thermo Scientific EA IsoLink IRMSシステムは、元素および同位体分析向けの自動化された使いやすいソリューションです。専用のヘリウム消費削減技術に温度勾配型ガスクロマトグラフィーを統合することで、生態学、生物学、考古学、地学、食品完全性、法医学など、さまざまな分野のサンプル起源や真贋判定の分析を、コストを抑えて迅速に実施できます。

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パワフルなGC-IRMS分離

Thermo Scientific GC IsoLink II IRMSシステムは、GCの分離機能とIRMSの優れた検出力を組み合わせたシームレスなソリューションを構築します。GC IsoLink II IRMSシステムは、化合物の起源、代謝、合成や続成経路に関する豊富な情報を提供するとともに、GC/GC-MS手法と接続することで未知の化合物の解明にも使用できます。

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LC-IRMSでバルク液体サンプルの各化合物を解明

Thermo Scientific LC IsoLink IRMSシステムでは、液状の有機サンプルの分析を行えます。HPLCシステムとIRMSを接続することで、高い再現性と正確性を兼ね備えた13C/12C同位体比のオンライン分析を実施できます。代謝研究、食品飲料検査、医薬品開発、ドーピング管理、生化学などのさまざまなアプリケーション分野に対応しています。

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GasBench Plusシステム:柔軟性、感度、ダイナミックレンジ

Thermo Scientific GasBench Plusシステムは、同位体の自然な変化から飲料の真贋性や代謝検査まで、さまざまなアプリケーションに適合します。自動範囲認識と自動希釈をデュアル粘性流インレットシステムと組み合わせることで、正確で感度が高く幅広いダイナミックレンジを実現し、複雑な混合ガスから純粋な検体を迅速に取り出すことができます。

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Kiel IV自動炭酸塩前処理装置

Thermo Scientific Kiel IV自動炭酸塩前処理装置を同位体比質量分析計と組み合わせることで、古気候復元を目的とした炭酸塩サンプルの分析を行えます。有孔虫、二枚貝、腕足類、耳石、珊瑚などの生物起源の炭酸塩に対応しています。その他の適用可能な研究分野には、ドリルコアから採取された微化石や個体の成長帯の分析などがあります。

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ConFlo IVユニバーサル連続フローインターフェース

Thermo Scientific ConFlo IVユニバーサル連続フローインターフェースは、IRMSへのサンプル調製デバイスの取り付けを可能にし、安定したIRMSで行える試験の幅を大幅に拡大します。

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EA-IRMS:より高いクロマトグラフィーピークに到達

Thermo Scientific EA IsoLink IRMSシステムは、元素および同位体分析向けの自動化された使いやすいソリューションです。専用のヘリウム消費削減技術に温度勾配型ガスクロマトグラフィーを統合することで、生態学、生物学、考古学、地学、食品完全性、法医学など、さまざまな分野のサンプル起源や真贋判定の分析を、コストを抑えて迅速に実施できます。

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パワフルなGC-IRMS分離

Thermo Scientific GC IsoLink II IRMSシステムは、GCの分離機能とIRMSの優れた検出力を組み合わせたシームレスなソリューションを構築します。GC IsoLink II IRMSシステムは、化合物の起源、代謝、合成や続成経路に関する豊富な情報を提供するとともに、GC/GC-MS手法と接続することで未知の化合物の解明にも使用できます。

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LC-IRMSでバルク液体サンプルの各化合物を解明

Thermo Scientific LC IsoLink IRMSシステムでは、液状の有機サンプルの分析を行えます。HPLCシステムとIRMSを接続することで、高い再現性と正確性を兼ね備えた13C/12C同位体比のオンライン分析を実施できます。代謝研究、食品飲料検査、医薬品開発、ドーピング管理、生化学などのさまざまなアプリケーション分野に対応しています。

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GasBench Plusシステム:柔軟性、感度、ダイナミックレンジ

Thermo Scientific GasBench Plusシステムは、同位体の自然な変化から飲料の真贋性や代謝検査まで、さまざまなアプリケーションに適合します。自動範囲認識と自動希釈をデュアル粘性流インレットシステムと組み合わせることで、正確で感度が高く幅広いダイナミックレンジを実現し、複雑な混合ガスから純粋な検体を迅速に取り出すことができます。

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Kiel IV自動炭酸塩前処理装置

Thermo Scientific Kiel IV自動炭酸塩前処理装置を同位体比質量分析計と組み合わせることで、古気候復元を目的とした炭酸塩サンプルの分析を行えます。有孔虫、二枚貝、腕足類、耳石、珊瑚などの生物起源の炭酸塩に対応しています。その他の適用可能な研究分野には、ドリルコアから採取された微化石や個体の成長帯の分析などがあります。

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ConFlo IVユニバーサル連続フローインターフェース

Thermo Scientific ConFlo IVユニバーサル連続フローインターフェースは、IRMSへのサンプル調製デバイスの取り付けを可能にし、安定したIRMSで行える試験の幅を大幅に拡大します。

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Qtegra ISDS

ガスIRMS用Qtegra ISDSソフトウェア

革新的なQtegra Intelligent Scientific Data Solution(ISDS)プラットフォームソフトウェアは、トレーニングの必要性を最小化するとともに、ワークフローの自動化、エクスペリエンスの簡素化、効率の改善をもたらします。ワークフローの簡素化、スケーラビリティ、コンプライアンス、およびデータ管理を目的として設計されたQtegra ISDSソフトウェアは、正確で一貫性のある分析に不可欠なツールを提供します。

Qtegra ISDSソフトウェアの詳細を見る ›


ガスIRMS用Qtegra ISDSソフトウェアについてのWebセミナー:ガスIRMS分析の革命 ›

   
同位体フィンガープリント

石油化学調査における同位体フィンガープリントの貢献

石油化学調査

同位体フィンガープリントを用いることで、どのようにして石油およびガスの時間と空間を超えた起源の追跡が可能となるかを説明します。

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石油化学分析における同位体フィンガープリントの詳細を見る ›

食品飲料の原産地と真正性の特定における安定同位体の利用

食品飲料調査

食品飲料の原産地、真正性、製品ラベルの記載について、同位体フィンガープリントを用いた独自の方法による検証が可能です。


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食品飲料分析における同位体フィンガープリントの詳細を見る ›

汚染源および環境変化の追跡における安定同位体の利用

環境調査

汚染源の追跡、水と空気の品質の監視、環境変化の追跡を、同位体フィンガープリントを用いて実施できます。

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環境分析における同位体フィンガープリントの詳細を見る ›

法医学調査における同位体フィンガープリントの貢献

法医学調査
 

法医学の対象物質中の同位体フィンガープリントが、どのように自然のプロセスや地理的領域に関連し、サンプル物質間の違いの特定に役立つかを説明します。

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法医学分析における同位体フィンガープリントの詳細を見る ›

   
科学研究

地質年代学

地質年代学

地質年代学では、地質学的な事象と過程に時間がどのように関連しているかを理解するため、岩石、鉱物、化石、堆積物の調査が行われています。

地質年代学の詳細を見る ›

気候変動研究

気候変動研究

氷床コアや生物起源炭酸塩の同位体分析結果は、過去の気温や地球の海面の変動と関連付けることができます。

気候変動研究の詳細を見る ›

地球化学

地球化学

元素と同位体の相対存在量の自然変動は、地質システムの背後にあるメカニズムを説明するツールとして使用されています。

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生物地球化学

生物地球化学

化学的、物理的、地質学的なプロセスは、天然の同位体特性に変化をもたらす要因であり、その調査は、生物学的/生物地球化学的プロセスに対する知見をもたらします。

生物地球化学の詳細を見る ›

 
 
 
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同位体について学ぶ

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同位体フィンガープリントについてのWebセミナーシリーズで同位体について学びましょう

このWebセミナーシリーズでは、同位体フィンガープリントについての初歩的知識や次のような内容を学ぶことができます。

  • 同位体フィンガープリントとは?
  • 同位体フィンガープリントの検出方法
  • 同位体フィンガープリントの適用対象
  • 食品完全性、環境鑑識学、犯罪法医学、ドーピング管理などにおける同位体フィンガープリントのアプリケーション例

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