カルシウムインジケーター

• 蛍光イメージング実験用に至適化
• 主要な試薬およびプロトコルを添付
• 赤色または緑色蛍光レポーターの選択が可能

緑色または赤色蛍光色素を使用したCa2+フラックスのイメージングのいずれにおいてもその着手を容易にするために、当社ではローダミンベースおよびfluo-4ベースのカルシウムイメージングキットを開発しました。

いずれの色素もCa2+濃度の微小な変化のイメージング用に至適化されており、カルシウム結合によって、蛍光強度を50倍（緑色色素の場合）または100倍（赤色色素の場合）に増大させます。異なる2種類の波長を選択することができるため、マルチプレックス解析が可能となります。

細胞が培養液中に存在する場合には、PowerLoad™試薬を使用して色素をローディングすることが可能であり、キットには標準的な条件下で約50枚のカバースリップに使用するのに十分な量の試薬が含まれています。

• カルシウムイメージングキットを選択する
  

• Ca²⁺結合による14倍のシグナル増大
• 休止状態Ca²⁺レベルにおけるバックグラウンド蛍光

各Oregon Green® カルシウムインジケーターは、細胞内カルシウムとより高い親和性で結合するため、多くのアプリケーションに適した感度範囲が得られます。Oregon Green®プローブは、休止状態のCa²⁺レベルにおいて緑色蛍光を発光し、Ca²⁺濃度の上昇に伴い蛍光強度が14倍に増大します。マイクロインジェクション、パッチピペットまたは飲作用細胞ローディング試薬によるローディングのための細胞非透過性組成、および細胞内でのより長時間の保持のためのデキストランコンジュゲートとして入手可能です。

細胞透過性組成の試薬は、細胞培養の培地中にローディングすることが可能で、イメージングアッセイに加えて、マイクロプレートアッセイおよびフローサイトメトリーにも適合します。

• 休止シグナルを含むカルシウムインジケーターを選択する
  

• Ca²⁺結合
による100倍のシグナル増大
• 休止Ca²⁺レベル
における最小蛍光

Fluoシリーズのカルシウムインジケーターは、休止レベルのCa²⁺濃度において最小限の蛍光を発光し、各インジケーターの蛍光強度は、Ca²⁺濃度の上昇に伴い100倍に増大します。各fluo 色素は、細胞内のカルシウムと特異的な親和性を持って結合するため、異なるCa²⁺濃度に適した感度の範囲が得られます。Fluo 色素は、マイクロインジェクション、パッチピペットまたは飲作用細胞ローディング試薬によるローディングのための細胞非透過性組成で入手することが可能です。

細胞透過性組成の試薬は、細胞培養の培地中にローディングすることが可能で、HSTを含むイメージングおよびマイクロプレートアッセイと適合します。

• 休止シグナル不含カルシウムインジケーター を選択する
  

• GFP および緑色蛍光色素に適合-
• Rhod-2 はミトコンドリアに局在

ローダミンベースのカルシウムインジケーターには、Ca²⁺濃度の大きな変化から小さな変化のための幅広い種類のプローブが含まれています。カルシウム結合により50倍の蛍光強度の増大を示し、GFPまたは緑色蛍光色素とのコンジュゲートに使用することが可能な幅広い範囲の波長を提供するため、マルチプレックス解析を可能とします。

細胞のローディングには、膜透過性組成またはマイクロインジェクション、パッチピペットまたは飲作用細胞ローディング試薬を使用することが可能です。特に、Rhod-2はミトコンドリアに局在し、イメージング、フローサイトメトリー、マイクロプレートアッセイおよびHCSプラットフォームに使用することが可能です。

• 長波長カルシウムインジケーターを選択する。