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E-Gel® SizeSelect™ゲルを利用すると、ライブラリー構築のためのDNAを3つの簡単な手順で分離、回収できます。
E-Gel® SizeSelect™ゲルは、ダブルコーム、プレキャストのアガロースゲルで、工夫がなされています。 サンプルを最上列にロードし、任意のバンドまたは必要なサイズが下部の列に入るまで電気泳動します(図1)。 すると、サイズで選り分けられたDNAをピペットで簡単に取り出すことができます。 これで作業完了です。 追加的となる手順は必要ありません。 ゲルを流すための電源が組み込まれ、必要なものを完備したコンパクトな装置、E-Gel® iBase™ Power システムをご利用ください。 E-Gel® SizeSelect™ゲルに組み込まれた独自仕様の新規DNA染色は、青色光で励起されるため、E-Gel® iBase™ Powerシステムの下に設置できるようデザインされたコンパクトな青色光トランスイルミネーター、E-Gel® Safe Imager™を用いてDNAの移動を観察することができます。
図 1. 簡単な3ステップで、これまでの10倍も速くDNAのサイズによる選別を行なうことができます。 サンプルを上列のウェルにアプライし、電気泳動によりバンドを分離します。個々のバンドは下列のウェルより回収することができます。 E-Gel® iBase™パワーシステムのリバース泳動機能により、目的バンドが回収用ウェルを通過した後でも回収することができます。 また E-Gel® Safe Imager™ リアルタイム トランスイルミネーターによって、DNAが移動する様子をライブでご覧いただけます。
E-Gel® SizeSelect™ゲルを使用すると、ショートリードフラグメントライブラリー構築用のDNAをほんの15分間で分離、回収できます。 これは、従来のゲルおよび精製キットを使用した場合に比べて10倍の速さです。 E-Gel® SizeSelect™ gelはアガロースの濃度2%で、150~200 bpのサイズのフラグメントを回収できることをバリデーション済みです。 DNAの回収後は、追加の精製手順は必要なく、ライブラリー構築の次の手順に進むことができます。 E-Gel® SizeSelect™ systemは、以下の次世代ライブラリー構築プロトコルで使用され、効果を上げています:
E-Gel® SizeSelect™ systemは、主な次世代シークエンシングプラットフォームを使用したライブラリー構築用DNAフラグメントの分離および回収のための、最も正確かつ高速なメソッドです。 E-Gel® SizeSelect™ システム E-Gel® SizeSelect™ システム
E-Gel® SizeSelect™ ゲルは、ダウンストリームのクローニング反応用に、<1KbのDNA 断片をゲルより回収する最もスマートな方法です。 回収したDNA は追加的な精製キットを必要とせず、任意のクローニング反応で直接使用することができます。 E-Gel® SizeSelect™ ゲルに含まれる弊社独自の蛍光色素はエチジウムブロマイドより高感度で、最高のDNAバンド回収を可能にします。 DNAバンド移動の可視化にSafe Imager™ リアルタイム トランスイルミネーターを使用することで、UV暴露による身体的被害を避けます。 Safe Imager™ リアルタイム トランスイルミネーターの青色光が、高いクローニング効率をもたらすDNAサンプルの完全性を確実にします。
1Kb未満のフラグメントをクローニングする際にはE-Gel® SizeSelect™ gelをお使いください。
図3。 E-Gel® SizeSelect™ GelおよびSafe Imager® blue light transilluminatorを使用したときのクローニング効率 PCRで増幅した異なる分子量を持つ3つのインサートを、製品のプロトコールに従ってpCR® 2.1 TOPO® vectorにクローニングしました。 DNA断片はクローニング前に、ethidium bromide含有のE-Gel® もしくはE-Gel® SizeSelect™ ゲルにより精製されました。 E-GelからのDNA断片の抽出はカミソリの刃により行い、その後カラム精製を行いました。 各反応は3つ組で行われ、データは平均値を表しています。 標準偏差はエラーバーとして表しています。 |
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.