マイクロアレイを用いた miRNA プロファイリング

miRNA 発現プロファイルの変化を測定することは、発現変動をおこした遺伝子の生物学的意味を解読するために非常に重要です。GeneChip™ miRNA アレイは、がんなど複雑な疾患における小さなノンコーディング RNA（miRNA、snoRNA、scaRNA）の役割を調べるための強力なツールです。

miRNA プロファイリングソリューション

miRNA プロファイリングアレイ＆アッセイ

包括的な miRNA プロファイリングをわずか 130 ng から実施し、24 時間以内に miRNA の役割を探ることができます。

miRNA プロファイリングマイクロアレイ試薬

GeneChip miRNA アレイを用いて miRNA 発現プロファイルを作成するために必要な試薬

GeneChip Scanner

遺伝子発現や遺伝子解析アプリケーションの効率を飛躍的に向上させる高分解能アレイスキャンおよび自動化機能を提供します。

GeneTitan Multi-Channel Instruments

発現およびジェノタイピング用マルチチャンネル装置。ハイブリダイゼーション、洗浄、画像処理をシームレスに統合して自動アレイ処理機能を提供します。

GeneChip Expression Console ソフトウェア

Transcriptome Analysis Console ソフトウェアを用いた発現差異解析の前に、Affymetrix 発現アレイデータの品質管理、標準化および要約作成を実施します。

Transcriptome Analysis Console（TAC）ソフトウェア

複雑な遺伝子経路ネットワーク、miRNA と標的遺伝子の相互作用、選択的スプライシング事象の視覚化により、単なる発現変動遺伝子の同定を超えた解析が行えます。

GeneChip miRNA アレイ

がんを含む多くの疾患は、しばしば、遺伝子発現の異常による疾患と表現されます。コーディング遺伝子のタンパク質翻訳の 30% 以上が、miRNA により調節されていると推定されています。選択的スプライシングイベントを調節しているシグナル伝達ネットワークにおいて、miRNA が long non-coding RNA と相互作用していること示唆するエビデンスも数多くあり、アポトーシス、増殖、分化など細胞プロセスに影響を及ぼしていると考えられます。これらすべてはがんなどの疾患における原因要素であることが分かっています。

このような制御上重要なノードの変化を測定することは、発現変動がみられた遺伝子の生物学的意味を解読するために非常に重要です。GeneChip miRNA アレイは、小さなノンコーディング RNA の役割や、それらが発達および生理機構の広範な領域にわたってどのように関与しているかを調べるための強力なツールとなります。主な特長は次のとおりです。

包括的なカバレッジ — miRBase Release 20 における成熟 miRNA シーケンスすべてを調べるように設計
相互関連のある miRNA 結果 — 解析ファイルは宿主遺伝子 ID、予測され検証された miRNA 標的遺伝子、クラスター化 miRNA の情報を含む
簡単な解析 — 同じアレイを用いて、ヒト、マウス、ラット、あるいは様々な種の各 miRNA を解析
少ないサンプル量 — 必要な total RNA はわずか 130 ng
簡便、迅速かつ無料の解析ソリューション — Expression Console ソフトウェアや Transcriptome Analysis Console（TAC）ソフトウェアと組み合わせることで、研究者はデータから意思決定までの完全なソリューションを数分以内に入手可能