Search Thermo Fisher Scientific
Search Thermo Fisher Scientific
The GeneArt® Synechococcus Protein Expression Kit is a second-generation Synechococcus cloning and expression system. Like the first-generation GeneArt® Synechococcus Engineering Kit, this expression system employs the cyanobacterium Synechococcus elongatus strain PCC 7942, but is optimized for high-level expression and offers dual protein tags for detection and/or purification of your gene of interest.
The kit includes frozen cyanobacterial cells, expression vector, OneShot® TOP10 Competent E. coli cells, and easy-to-follow protocols. Our Gibco® BG-11 Media, sold separately, is optimized for the growth and maintenance of select Cyanobacteria including S. elongatus.
GeneArt® Synechococcus Protein Expression Kit中のMCSベクターはSynechococcus elongatus中での構成的で堅牢な発現が可能なようにデザインされています。発現はプロモーターpsbA1、リボソーム結合部位(RBS)オプションとしてクローニングした遺伝子上の開始・終止コドンによってコントロールされます。ベクターには、以下のような特徴があります。
β-グルクロニダーゼ (GUS) の遺伝子をベクターpSyn_6にクローンし、メーカー推奨のプロトコルに従ってSynechococcus elongatus (GUS活性陰性)に形質転換しました。 pSyn_6ベクターを用いたGUS活性レベルは、弊社の第一世代GeneArt® Algae Engineering system (pSyn_1)に比べて100倍以上にもなりました。
β-グルクロニダーゼ (GUS) の遺伝子をベクターpSyn_6にクローン化し、メーカー推奨のプロトコルに従ってSynechococcus elongatus (GUS活性陰性)に形質転換しました。GUSタンパク質発現量をウエスタンブロット解析で測定した結果、GUSタンパク質は、可溶性タンパク質総量の20%超でした。TSP=全可溶性タンパク質(total soluble protein)。
Synechococcus elongatus PCC 7942の形質転換は、細胞の染色体と外来DNAの相同的組み換えに依存し、DNAは自律複製をせず、染色体に相同した配列を含んでいます。染色体への組み込み位置(中立部位、NS1)は、クローニング遺伝子座 (Clerico et al., 2007) とします。それは異常な表現型がないのに破壊され、異所性配列の組み替えが起こる場合があるからです。抗生物質耐性カセットと中立部位配列を含むベクターを形質転換すると、相同組み換えが中立部位ベクターとS. elongatus染色体の間で二重に起こります。選択マーカー(スペクチノマイシン)とプロモーターに続く目的遺伝子が中立部位に挿入され、ベクターバックボーン(pUC)が失われ、S. elongatus PCC 7942組み替え遺伝子の発現が起こります。
別途に販売またはGeneArt® Kitの一部のコンフィギュレーションで販売されているGibco® BG-11 Mediaは、Synechococcus elongatusを含むシアノバクテリアの増殖および増殖維持のために最適化した培地です。本製品の1倍希釈品なら、面倒な培地調製ステップを省くことができます。ボトルデザインは、お客様が安全キャビネット内でよりスムースに作業し、汚染リスクを最小限に抑え、より一貫性のある細胞培養を行えるよう趣向が凝らされています。シアノバクテリア培地の優れたパッケージングと品質に加え、信頼性と一貫性が向上した結果、全体的な作業効率が上がり、より堅牢なデータが得られるようになりました。
シアノバクテリアSynechococcus elongatus株のPCC 7942は、光合成、概日リズム、栄養制御、環境応答、脂質代謝を研究する上で最適な系です。シアノバクテリアは、藍藻としても知られ、ゲノムが小さいこと、自然の形質転換で遺伝的操作ができることから、アルコールや化学物質のバイオプロダクションを行う共通のプラットフォームとなっています。
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.