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GeneArt® Algae Expression and Engineering Kits Chlamydomonas reinhardtii 137cおよびSynechococcus elongatus PPC 7942は、初めて製品化された光合成微細藻類の遺伝子組換え・遺伝子発現系キットです。当社の最新藻類製品であるGeneArt® の各キットは、タンパク質大量発現用に最適化されており、Chlamydomonasでよくみられる 遺伝子サイレンシングに対し、タンパク質を二重にタグ付けして検出・精製・セレクションします。これに対して第一世代の藻類キットは、フレキシブルな遺伝子操作を行うためにデザインされており、通常ローレベルで発現する突然変異遺伝子の経路の遺伝子組換えや補完など、発現力が高いと実行できないアプリケーション用となりますので、タンパク質の大量発現には向いていません。
Chlamydomonas reinhardtii 137cおよび Synechococcus elongatus PCC 7942は、光合成、植物分子生物学、脂質代謝およびその他の研究に使用される藻類モデル生物です。これらはバイオ燃料、機能性食品および特殊化学品の生物学的生産プラットフォームとしても利用できます。
Chlamydomonas reinhardtii 137c
| Synechococcus elongatus PCC 7942
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MAX Efficiency® Transformation Reagent for Algae は、多くのChlamydomonas株の形質転換効率を上げるバッファーです。
GeneArt® Cryopreservation Kit for Algaeは、藻類株およびそのクローンを–80°Cで何年も保存できるキットです。そのため液体窒素による貯蔵が不要で、お持ちのクローンを半永久的にに継代培養することが可能です。藻類を長期間貯蔵するには凍結保存が最適です。凍結保存することにより遺伝的浮動を最小限に抑えることができるほか、藻類株とそのクローンをラボ間でやりとり際に便利で、手間やコストの削減にもつながります。
TAP増殖培地で培養された凍結保存していないChlamydomonas培養(青色)、ならびにGeneArt® Cryopreservation Kit for Algaeで凍結してマニュアルに従いTAP増殖培地にて再度培養した Chlamydomonas培養を80時間以上(50 µE、24°C、110 rpmシェーカー)濁度OD750 で観察しました。これらの藻類の生育度は上記の3つの条件下で一致しており、凍結保存し再度培養したGeneArt® Cryopreservation Kit for Algaeの有用性が証明されました。Chlorella(野生型細胞および形質転換細胞;データ不掲載)でも同様の結果が得られています。
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.