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水や栄養成分の分析用に設計されたGallery Aqua Masterディスクリート方式自動分析装置は、米国環境保護庁(US EPA)準拠の検査を完全に自動化できるよう構築されており、環境、農業、産業関連の試験ラボに適しています。こうした高度に自動化された統合型プラットフォームは、従来の湿式化学テクニックよりも信頼性と感度の高い結果をもたらすだけでなく、手作業によるエラーを削減し、スタッフを解放して他のタスクの処理を可能にすることで、ラボの生産性を向上させます。自動化されたワークフローにより、危険な試薬を扱う必要性がなくなり、より安全で健康な作業環境が実現します。Gallery Aqua Masterでは必要なサンプルと試薬も少量となるため、廃棄物量が抑制されます。ラボにおける持続可能性の目標を達成でき、1テストあたりのコストが最大20分の1になります。これらのシステムは、あらゆる専門知識レベルのユーザーに適しています。わずか数時間のトレーニングで、一人のオペレーターで容易に簡単に行えるため、ラボの効率が向上し、スタッフ不足で業務が滞ることがなくなります。
Gallery Aqua Master分析装置は、環境、工業、農業分野での水および栄養成分の分析に特化した、次のような機能を提供します。
GalleryおよびGallery Plus Aqua Masterシステムには、カスタマイズされたソフトウェア機能が付属しています。これによりラボは、規制メソッドや国際標準に準拠しつつ、高度なワークフローの自動化と優れた操作性を実現することができます。新しい機能:
Gallery Aqua Masterの各システムは、ラボでのメソッドの自動化を可能にするソフトウェアによって強化されています。これらのメソッドは、環境および工業用水の試験に関する最新の規制事項に準拠しており、US EPA、NELAC、その他の主要な国際規格に対応しています(日本の公定法には未対応です)。Gallery Aqua Masterシステムでは、より安全な硝酸+亜硝酸(TON)測定を目指したUS EPA認証の酵素法もサポートしています。このメソッドで代替される従来的なカドミウムカラム還元法は、時間のかかる手動操作を必要とするだけでなく、危険物が介在し、発がん性の健康リスクをもたらす懸念を有しています。
他のThermo Scientific Galleryディスクリート方式自動分析装置と同様に、GalleryおよびGallery Plus Aqua Masterディスクリート方式自動分析装置も次の特長を備えています。
Thermo Scientific DECACELLキュベットは、エッジ効果を伴わないリアルタイムのカイネティック測定を可能にします。サンプル消費量はわずか2~240 µLで、廃棄物の発生と廃棄コストを最小限に抑えられます。さらに、これらのセルは使い捨てであるためキャリーオーバーが発生せず、結果の信頼性が向上します。
これらはハイスループット、ランダムアクセス、ダイレクトリードを特長とするディスクリート方式自動分析装置であり、1時間あたり最大350回の検査を実行できます。オプションで、pHと電気伝導度を並行して測定するECMユニットも装備できます。12のフィルターポジションにより340~880 nmのスペクトル範囲をカバーし、サンプルごとに最大20の項目が利用可能です。優れた再現性とppbレベルの高感度で、広範囲の濃度を測定できます。
Gallery Aqua Masterディスクリート方式自動分析装置には、操作性に優れた事前定義済みのメソッドが付属していますが、アプリケーション固有のメソッドをユーザーが設計して実行する柔軟性も備えています。すぐに使用可能な環境および産業アプリケーションを想定したThermo Scientificディスクリート方式自動分析装置用の試薬および酵素キットを始め、手動で調製した試薬、およびサードパーティ製の試薬にも対応しています。
サンプルをロードして試薬バイアルをインサートすれば、その後の分析作業は装置に任せることができます。必要な分析ステップは自動化されているため、分析装置が作業を行う間、オペレーターが他の業務に集中できる時間がより長く確保されます。
Pace Analytical の Timothy Traynor は、イオン クロマトグラフィー システムと統合された個別分析装置の使用により、包括的な水分析ワークフローに感度、柔軟性、およびより高いスループットがどのように提供されるかについて説明します。
"Thermo Scientific Gallery Aqua Master ディスクリート アナライザーは、測定プロセスを大幅にスピードアップしながら、同等以上のデータ品質を提供します。 Pace 全体にこの自動化を追加すると、使用される試薬の量と分析者のベンチ時間が大幅に削減され、コストが削減され、生産性が向上します。"
— Timothy Traynor, Technical Specialist, IDEA Lab, Pace Analytical
当社のGalleryおよびGallery Plus Aqua Masterディスクリート方式自動分析装置では、各種アプリケーションでのさまざまな分析物の吸光度分析に加えて、pH、電気伝導度を経こうして迅速に測定する電気化学測定(ECM)ユニットが利用できます。
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| Gallery Aqua Masterディスクリート方式自動分析装置 | Gallery Plus Aqua Masterディスクリート方式自動分析装置 |
サンプル容量 | 45~90 | 54~108 |
試薬架設数 | 30 | 42 |
検査1テストあたりの試薬数 | 最大4種類の試薬 | |
1時間当たりのテスト数 | 最大200 | 最大350 |
ECMユニット(オプション) | 可 | 可 |
システム寸法 | 75 cm W×70 cm D×62 cm H(カバー閉鎖時) | 94 cm W×70 cm D×62 cm H(カバー閉鎖時) |
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堅牢なハードウェア、特別設計のソフトウェア、簡素化されたオペレーションを組み合わせたGalleryおよびGallery Plus Aqua Masterディスクリート方式自動分析装置は、各地域の規制事項に準拠しつつ、水や栄養成分のハイスループットな分析を実現できるよう設計されています。
Gallery Aqua MasterシステムでUS EPA、NELAC、その他の国際的なメソッドに準拠したメソッドを実行できるようにする、新しいソフトウェア機能をご確認ください。
より安全な全酸化窒素(TON)測定を目指したNELACおよびUS EPA認証の酵素法をGallery Aqua Masterシステムがどのようにしてサポートしているかをご確認ください。
Galleryディスクリート方式自動分析装置プラットフォームは、飲料水中のオルトリン酸の規制検査に適したハイスループットな自動化オプションをラボに提供します。
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