時間とコストを節約しながら分析の一貫性と再現性を改善

時間とコストを節約しながら分析の一貫性と再現性を改善

溶離液を手作業で調製する必要がありません。溶離液ジェネレーター(EG)カートリッジは、RFICシステムでのアイソクラティックおよびグラジエント分析用の高純度水酸化物、炭酸塩、およびメタンスルホン酸溶離液を電解生成します。必要なのは水を加えることだけです。


溶離液ジェネレーターカートリッジ

水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、および水酸化リチウム溶離液を自動生成します。水酸化カリウムカートリッジは、標準圧力(ECG III KOH)、高圧(EGC 500)、およびキャピラリー高圧(EGC-KOHキャピラリー)フォーマットでご提供しています。水酸化カリウム溶離液は、Dionex IonPac AS19、AS18、AS15キャピラリーカラムなどの水酸化物選択性カラムで使用できます。

MSAカートリッジは、標準圧力(ECG III MSA)、高圧(EGC 500)、およびキャピラリー高圧(EGC-MSAキャピラリー)フォーマットでご提供しています。MSA溶離液は、Dionex IonPac CS12A、CS16、CS18、CS19キャピラリーカラムなどのカラムで使用できます。

炭酸カリウム溶離液を電解生成します。このカートリッジは、炭酸溶離液ベースのカラムを用いた陰イオン分離用に、Thermo Scientific Dionex電解pH調整機とともに使用します。炭酸溶離液は、Dionex IonPac AS14Aカラムなどのカラムで使用できます。

RFIC-EGの動作原理

Reagent-Free IC溶離液生成(RFIC-EG)を搭載したシステムでは、Thermo Scientific Dionex EGC溶離液ジェネレーターカートリッジを使用して、高純度の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、またはメタンスルホン酸(MSA)溶離液を自動的に電解生成することができます。RFIC-EGシステムで必要なものは、高純度の脱イオン水だけです。

システムは指定した濃度の溶離液を自動的に生成し、アイソクラティックまたはグラジエントのいずれのメソッドにも対応します。つまり、アイソクラティックポンプを使用してグラジエント分析を実行することが可能です。溶離液はThermo Scientific Dionex CR-TC連続再生トラップカラムを使用してオンラインで精製されるため、再生液を調製する必要がなく、検出器の前で電解抑制を行えます。

RFIC-EGの利点

RFIC-EGは、ベースラインシフトの防止、感度の増加、分解能の向上、および一貫したピーク積分を実現することにより、卓越した結果を提供します。

  • 日ごと、システム間、およびラボ間の分析の一貫性と再現性が向上
  • 均一で非常に安定した溶離液濃度
  • ピーク保持時間や面積のばらつきがほとんど生じない再現性の高い結果を提供
  • アイソクラティックポンプを使用してグラジエント分離を行うことが可能
     

EGCカートリッジとシステムの互換性

Thermo Scientific Dionex EGC溶離液ジェネレーターカートリッジの選択

装置本体陰イオン陽イオン
 グラジエントまたはアイソクラティック水酸化物EGアイソクラティック炭酸塩EGアイソクラティック炭酸塩/重炭酸塩EGグラジエントまたはアイソクラティックMSA EG
RFIC搭載型Dionex InuvionDionex EGC 500 KOHDionex EGC 500 K2CO3Dionex EGC 500 K2CO3 + EPM 500Dionex EGC 500 MSA
Dionex IntegrionDionex EGC III KOH、NaOH+、LiOH+、EGC 500 KOHDionex EGC 500 K2CO3Dionex EGC 500 K2CO3+ EPM 500Dionex EGC III MSAカートリッジ、EGC 500 MSA
Dionex ICS-6000Dionex EGC III KOH、NaOH+、LiOH+、EGC 500 KOHDionex EGC 500 K2CO3Dionex EGC 500 K2CO3+ EPM 500Dionex EGC III MSAカートリッジ、EGC 500 MSA
Dionex ICS-4000およびDionex ICS-6000キャピラリーDionex EGC KOH(キャピラリー)利用不可利用不可Dionex EGC MSA(キャピラリー)
Dionex RFC-30 *Dionex EGC III KOH利用不可利用不可Dionex EGC III MSA

* Thermo Scientific Dionex RFC-30コントローラーを使用すると、他のDionex ICシステムでもRFIC-EGを有効にできます。

RFIC-EGの動作原理

Reagent-Free IC溶離液生成(RFIC-EG)を搭載したシステムでは、Thermo Scientific Dionex EGC溶離液ジェネレーターカートリッジを使用して、高純度の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩、またはメタンスルホン酸(MSA)溶離液を自動的に電解生成することができます。RFIC-EGシステムで必要なものは、高純度の脱イオン水だけです。

システムは指定した濃度の溶離液を自動的に生成し、アイソクラティックまたはグラジエントのいずれのメソッドにも対応します。つまり、アイソクラティックポンプを使用してグラジエント分析を実行することが可能です。溶離液はThermo Scientific Dionex CR-TC連続再生トラップカラムを使用してオンラインで精製されるため、再生液を調製する必要がなく、検出器の前で電解抑制を行えます。

RFIC-EGの利点

RFIC-EGは、ベースラインシフトの防止、感度の増加、分解能の向上、および一貫したピーク積分を実現することにより、卓越した結果を提供します。

  • 日ごと、システム間、およびラボ間の分析の一貫性と再現性が向上
  • 均一で非常に安定した溶離液濃度
  • ピーク保持時間や面積のばらつきがほとんど生じない再現性の高い結果を提供
  • アイソクラティックポンプを使用してグラジエント分離を行うことが可能
     

EGCカートリッジとシステムの互換性

Thermo Scientific Dionex EGC溶離液ジェネレーターカートリッジの選択

装置本体陰イオン陽イオン
 グラジエントまたはアイソクラティック水酸化物EGアイソクラティック炭酸塩EGアイソクラティック炭酸塩/重炭酸塩EGグラジエントまたはアイソクラティックMSA EG
RFIC搭載型Dionex InuvionDionex EGC 500 KOHDionex EGC 500 K2CO3Dionex EGC 500 K2CO3 + EPM 500Dionex EGC 500 MSA
Dionex IntegrionDionex EGC III KOH、NaOH+、LiOH+、EGC 500 KOHDionex EGC 500 K2CO3Dionex EGC 500 K2CO3+ EPM 500Dionex EGC III MSAカートリッジ、EGC 500 MSA
Dionex ICS-6000Dionex EGC III KOH、NaOH+、LiOH+、EGC 500 KOHDionex EGC 500 K2CO3Dionex EGC 500 K2CO3+ EPM 500Dionex EGC III MSAカートリッジ、EGC 500 MSA
Dionex ICS-4000およびDionex ICS-6000キャピラリーDionex EGC KOH(キャピラリー)利用不可利用不可Dionex EGC MSA(キャピラリー)
Dionex RFC-30 *Dionex EGC III KOH利用不可利用不可Dionex EGC III MSA

* Thermo Scientific Dionex RFC-30コントローラーを使用すると、他のDionex ICシステムでもRFIC-EGを有効にできます。

Thermo Scientific Dionex ICS-6000 HPICシステムをデュアル溶離液グラジエントカートリッジ(Dual EGC)モードで使用すると、溶離液グラジエントを自動的に作成し、複合糖質を分析することができます。この新しいオプションでは、メタンスルホン酸(MSA)EGCカートリッジと水酸化カリウム(KOH)EGCカートリッジを相互に連結して使用することで、オリゴ糖などの複合糖質の分析に必要なきわめて再現性の高い精密なKOH/KMSA溶離液グラジエントを生成します。

Dual EGCの詳細を見る