神経生物学用 ELISA キット

神経変性疾患に関係するタンパク質の研究

ELISAは、さまざまな種に由来する血清、血漿および CSF（脳脊髄液）など多岐にわたる生物源由来のタンパク質を特異的に定量測定を可能にします。弊社は、以下のような神経変性疾患に関係するいくつかのタンパク質の研究用に ELISA キットを提供しています。

アミロイドベータ（Aβ、ベータアミロイドまたは A ベータ）は、アルツハイマー患者の脳にみられるアミロイド斑の主成分として、アルツハイマー病に決定的に関係しています
タウは、微小管を安定化させるタンパク質で、適切に機能していない場合、神経系の病理や認知症に影響を及ぼします
アルファシヌクレイン（α-シヌクレイン）は、シナプス前終末におけるシナプス小胞の供給を維持するのに重要な役割を果たすと考えられており、ドーパミンの放出調整に役立っている可能性もあります

Invitrogen Human Tau (Total) ELISA Kit（カタログ番号 KHB0041）の性能データ。左のパネル：標準的な 7 点標準曲線ダイナミックレンジは 31 ～ 2,000 pg/mL、分析感度は <12 pg/mL です。右のパネル：標準希釈バッファーで段階希釈した天然のヒトタウとキットの組換えヒト（Hu）タウタンパク質標準品の比較。各希釈液の吸光度を、標準曲線に対してプロットしました。天然タンパク質と組換えタンパク質の間の平行性は、その標準品がサンプル中の天然 Hu タウ含有量を正確に反映することを示しています。