がんジェノタイピングにより、既知の体細胞変異、コピー数変異、遺伝子発現変化、および DNA メチル化などの遺伝子異常を同定することができます。

特定遺伝子または変異のがんジェノタイピング

研究対象

 

アプリケーション

 

課題

  • 腫瘍特異的ゲノム異常の特定
  • ゲノム変異プロファイルに基づいたがん細胞の存在の検出
 
  • 体細胞または生殖細胞のがん変異プロファイリング
 
  • がんドライバー遺伝子変異の同定
  • 低頻度変異を検出するための正確性と手頃な価格
  • 少量で品質の低い DNA
 

サーモフィッシャーサイエンティフィック遺伝子解析ソリューション

体細胞変異検出

TaqMan® 変異検出テクノロジー—卓越した感度でがんバイオマーカーを検出
TaqMan®Mutation Detection Assayにより、がん関連遺伝子の体細胞変異を検出できます。これらのアッセイは、競合的アレル特異的 TaqMan® PCR テクノロジー(castPCR™ テクノロジーとしても知られる)を採用しています。castPCR™ テクノロジーにより高い特異性と感度が得られるため、正常な野生型 DNA が多く存在するサンプル中にわずかな変異 DNA を検出することができます。このアッセイは、細胞株、FFPE 組織サンプル、新鮮凍結組織サンプルなどのさまざまなサンプルタイプに対してご利用いただけます。

  • 高特異性—アレル特異的プライマーにより変異アレルを検出します。野生型のバックグラウンドは MGB ブロッカーヌクレオチドにより抑制されます
  • 高感度—野生型 gDNA 中に存在するわずか 0.1%の変異分子を検出できます
  • 幅広いダイナミックレンジおよび優れた PCR 効率—ダイナミックレンジは少なくとも 4 log あります。PCR 効率は平均 100 ± 10%です
  • 迅速でシンプルなワークフロー—一般的な TaqMan® アッセイと同様、ハンドリングはシンプルで、短時間で実施できます。サンプル調製から結果が得られるまでの時間は通常 3 時間です
  • 当社では現在 23 がん遺伝子の主要変異ターゲットに対応する 285 アッセイをご提供しています

詳細を見る castPCR™ テクノロジーによる TaqMan® 変異検出アッセイ

アプリケーションノート:正確で高感度な変異検出

動画:TaqMan® および castPCR™ を用いたがん遺伝子の体細胞変異検出

生殖細胞変異検出

半導体シーケンシングおよび AmpliSeq™ ターゲット選択
Ion AmpliSeq™ テクノロジーは特定のヒト遺伝子またはゲノム領域のターゲットシーケンシング用プライマーセットを安価にご提供しています。超高度なマルチプレックス PCR に基づいた Ion AmpliSeq™ テクノロジーによるターゲット遺伝子のシーケンスに必要なインプット DNA はわずか 10 ng であり、FFPE サンプルを用いたシーケンシングに対応した設計を行うことも可能です。推奨されているヒト遺伝子または遺伝子パネルは、同一のサンプルから生殖細胞および体細胞の両方の変異の検出を可能にします。


キャピラリー電気泳動シーケンシング
キャピラリー電気泳動は DNA シーケンシングおよびフラグメント解析のゴールドスタンダードです。その実用性は数十年に及ぶ実績によって実証されています。生殖細胞遺伝子の変異検出、小~中サイズの遺伝子断片、およびシーケンス検証に推奨されます。


リアルタイム PCR
450 万のデザイン済み TaqMan® SNP アッセイとロバストなカスタムデザインパイプラインにより設計・合成を行うカスタム TaqMan® Assays を用いたジェノタイピングは、少~中スケールの SNP マーカーに対する多量サンプルの検証およびスクリーニングに最適なメソッドです。Applied Biosystems の® 48-、96-、384のリアルタイム PCR 機器および OpenArray® リアルタイム PCR プラットフォームをご提供しています。お客様のジェノタイピングプロジェクトのニーズに最適なワークフローを選ぶことができます。

すべての製品は研究用にのみ使用できます。ヒトや動物の治療や診断目的での使用はできません。