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ProLong™ Live Antifade Reagentは、退色を抑制し、蛍光標識された標的分子の信号を保持するため、長時間にわたるイメージングや分析(高強度の照射にも対応)の用途に向いています。標準的なタイムラプスイメージングのプロトコルにより120回の暴露を行った後、ProLong Live reagentで処理したサンプルは、未処理の細胞よりも20%以上輝度が高くなるため、イメージング実験のデータ収集に長い時間をかけられるようになります。
ProLong Live退色防止剤をお客様のlive-cell imaging mediumへ添加すると、退色が低減され、細胞イメージングをより長期間行うことができます。研究者たちの一般的な慣習では、信号強度が開始レベルの50%に低下するまで細胞挙動の追跡を行っています。ProLong® Live 退色防止剤では、シグナルが50%に達するまで、イメージング時間を最大20%長くすることが出来るため、お客様の追跡したい細胞プロセスをより長く確認することができます。
ProLong Live 退色防止剤では、蛍光タンパク質、MitoTracker™ dyesなどの機能性プローブ、そしてHechst™ 33342などの対比染色のシグナルを保持することができる(図1)ため、イメージングプロトコルが拡張し、より正確な測定を行えるようになります。
図1. Hoechst®およびGFPに対する退色保護効果の定量解析データ HeLa細胞をCellLight™ Mitochondria-GFPを用いて24時間形質導入し、その後ヘキスト33342で15分間標識しました。 ProLong Live 退色防止剤をサンプルBへ添加し、2時間培養しました。 ProLong Live退色防止剤で培養されたサンプル (A) は、全ポイントにわたって、完全培地中の対照サンプル(B)よりも多くのシグナルを得ることが出来ました。
ProLong Live退色防止剤は、多様な蛍光物資において生細胞でのシグナルを保持します(図2)。
図2. 様々な蛍光色素の光退色を保護 HeLa細胞またはU2OS細胞 [蛍光タンパク質(CellLight MitoGFPおよびMitoRFP)を発現、あるいは 蛍光色素(MitoTracker Green、Red又は Deep Red及びHoechst 33342 色素)で処理済み] は、ProLong Live reagentで処理され、また共焦点モードでハイコンテント解析機器を用いてスキャンされました。 光退色の保護度合いについては、初期蛍光強度から反復暴露の残余率により算出しています。 各グラフではEC50(最大蛍光シグナル半減値)を示していますが、ProLong® Live 試薬による(未処理サンプルと比較した)全体的なシグナルの保護率は、処理および未処理サンプルがEC50値に達するスキャン数に基づいて算出されます。 ProLong Live 試薬は、以下のとおり画像取得回数を向上させます;(A) CellLight MitoGFP (EmGFP)で50%以上; (B) CellLight MitoRFP (TagRFP)で100%以上; (C) MitoTracker Greenで120%以上のキャプチャ; (D) MitoTracker Redで67%以上; (E) MitoTracker Deep Redで85%以上; (F) Hoechst 33342ではそれ以上(キャプチャ量は非算出)。 |
プロトコルに従ってProLong Live退色防止試薬をもちいて培養を行うと、 細胞生存率や細胞増殖率への影響はわずかです(図3)。
図3. 細胞生存率や細胞増殖率は、ProLong Live 試薬による処理の影響を受けませんでした。 HeLa細胞を、1000細胞/ウェルの密度で96ウェルプレート上に播種し、作業濃度のProLong Live 退色防止剤で 指定の期間処理しました。 細胞生存率の検出には以下を用いました;A.LIVE/DEAD™ Red dye、B.CyQUANT™ Direct reagent、C.PrestoBlue™ reagent。 細胞増殖率の検出にはD.Click-iT™ Plus EdU reagentを用いました。 エラーバー=標準偏差
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.