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Directional TOPO®クローニングは、平滑末端PCR産物を5´→3´の向きに発現ベクターに直接、5分間の反応でクローニングすることを可能にします。それにより、サブクローニングステップを排除し、時間を節約することができます。
Directional TOPO®クローニングベクターの5´末端はGTGG配列の一本鎖突出末端、3´末端は平滑末端になっています。その4塩基突出末端はPCR産物の二本鎖DNAにアタックし、プライマーの5´末端に付加したCACC配列とアニーリングします。その後、トポイソメラーゼIによって、PCR産物が適切な方向でライゲーションされます。
Directional TOPO®クローニング発現キットにより、以下のようなメリットを得ることができます。
図1:pcDNA® 3.1 D/VS- His- TOPO®ベクターへのヒトオープンリーディングフレームのDirectionalクローニング。
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