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一般的なピペッティングには、フォワード法を使用します。
バッファー、薄い酸やアルカリなど水溶液に適しています。サンプルや試薬を他の液体の中に分注してミキシングする場合にも用います。
- プッシュボタンを1段目まで押し下げます。
- チップの先端を、試料の液面から1 cm程度まで浸し、プッシュボタンをゆっくりと放して試料を吸引します。チップの外側についた試料を容器の縁に軽く触れて除きながら、チップの先端を引き上げます。
- プッシュボタンを1段目まで静かに押し下げ、試料を分注します。引き続き約1秒後に2段目までプッシュボタンを押し下げます。この操作でチップ内部に試料が残らないようにします。チップの先端を容器の内壁をなぞりながら引き上げます。
- プッシュボタンを放してレディポジションに戻します。
粘性の高い溶液や泡立ちやすい溶液には、リバース法を使用します。
このテクニックは一般的に空気置換ピペットの微量分注でお勧めします。リバース法は、気泡、泡立ち、飛び散りなどを防ぐことができます。
- プッシュボタンを2段目までずっと押し下げます。
- チップの先端を、試料の液面から1 cm程度まで浸し、プッシュボタンをゆっくりと放します。この操作でチップを試料で満たします。チップの外側についた試料を容器の縁に軽く触れて除きながら、チップの先端を引き上げます。
- プッシュボタンを1段目まで静かに押し下げ、設定量の試料を分注します。プッシュボタンは1段目で留めてください。チップ内部に少量の試料が残りますが、これは分注しないでください。そして、チップの先端を容器の内壁をなぞりながら引き上げます。
- チップ内に残った試料は、チップと共に廃棄するか、試料の容器に戻します。
- プッシュボタンを放して、レディポジションに戻します。
同一容量を繰り返す時には、リピート法を使用します。
このテクニックは、同一容量で連続的に繰り返し分注するのに便利な方法です。試験管やマイクロプレートなどへの分注に適しています。
- プッシュボタンを2段目までずっと押し下げます。
- チップの先端を、試料の液面から1 cm程度まで浸し、プッシュボタンをゆっくりと放してチップを試料で満たします。チップの外側についた試料を容器の縁に軽く触れて除きながら、チップの先端を引き上げます。
- プッシュボタンを1段目まで静かに押し下げ、設定量の試料を分注します。プッシュボタンは1段目で留めます。チップ内部に少量の試料が残りますが、これは分注しないでください。そして、チップの先端を容器の内壁をなぞりながら引き上げます。
- 分注を続けるには、ステップ2と3の操作を繰り返します。
不均質なサンプルの分注:
このテクニックは、血液や血清など均質でないサンプルに適しています。主に、プレリンスを行えない場合やサンプル全てを試験に用いなければならない場合に使用します。
- プッシュボタンを一段目まで押し下げます。チップの先端をサンプルに浸します。その際、チップ先端が液面より下にあることを確認してください。
- プッシュボタンをゆっくりと放してレデイポジションに戻します。この操作により、チップはサンプルで満たされます。そして、チップの先端を容器の内壁をなぞりながら引き上げます。
- チップの先端を分注済みの試薬の中に浸します。その際、チップ先端が液面より下にあることを確認してください。
- プッシュボタンを1段目まで押し下げ、ゆっくりと放してください。そのまま液面から抜かず、この操作をチップの内壁がきれいになるまで繰り返します。
- チップの先端を容器の内壁をなぞりながら引き上げます。プッシュボタンを2段目まで押し下げて、チップの内部を完全に空にします。
- プッシュボタンを放して、レディポジションに戻します。
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