高スループットが必要な場合にも、低コストで効率的な2D電気泳動の手段が必要な場合にも―またはその両者が必要な場合にも―ZOOM® IPGRunner™システムは非常に賢明な選択肢となります。
従来の二次元(2D)電気泳動法を用いたタンパク質サンプルの分析は、非常に時間がかかり非効率的です。オイルフリーのZOOM® IPGRunner™システムを使用すれば、分解能に優れた結果を迅速、簡単に得られます。ミニゲル状の本製品は扱いやすく、ご希望に応じて分離範囲をお選びいただくことができます。手間をかけることなく、短時間で必要な分離を行うことができます。
- わずか3時間でタンパク質を分離
- 独自のデザインでミネラルオイルによる汚れを排除
- 扱いやすいIPGストリップ
- 内蔵型のカセットで再水和とフォーカシングが簡単に
ZM0001,ZM0002,ZM0003,ZM0007,ZM0008,ZM0011,ZM0012,ZM0013,ZM0014,ZM0015,ZM0016,NP0330BOX,EC60261BOX,ZM0021,ZM0022,ZM0023,ZM0024,ZM0025,ZM0026,ZM0027,NP0008,NP0009,LC6070,LC6060
ZOOM® IPGRunner™ Systemを用いた1D/2D電気泳動
1次元(IEF):
ZOOM® IPGRunner™システムは、最大12サンプルの電気泳動をわずか3時間で行えるオイルフリーのプラットホームです。
7 cm のZOOM®ストリップには、広範囲の解析に使用するpH範囲の広い(3~10、4~7、6~10)固定pH勾配(IPG)ゲルと、特定の関心領域内のタンパク質分離を強化したpH範囲の狭いストリップセット(4.5~5.5、5.3~6.3、6.1~7.1)があります。
ZOOM®キャリアアンフォライトは陽性基と陰性基の両方を持つ可溶性の小分子で、等電点分布を基準とした相対的位置によりpH勾配が構成されます。キャリアアンフォライトはpH勾配とIPGストリップ中の電流の安定化に役立ち、タンパク質の可溶化を促すため、再現性に優れたIEF分離を行えます。
2次元(SDS-PAGE):
等電点電気泳動後、分子量によるタンパク質2D分離のためにZOOM®ストリップをNuPAGE®およびNovex® ZOOM®ゲルに簡単にロードできます。
分離されたタンパク質は、任意の染色液で可視化する、またはメンブレンにブロットした後、質量分析による同定のために抽出されます。
ZOOM® 2D Protein Solubilizerは界面活性剤カオトロープのすぐに使用できる混合物で、疎水性タンパク質、膜タンパク質など可溶化がきわめて困難なタンパク質の可溶化を促進し、分解能を改善し、2DEによる新規タンパク質の検出を可能にします。ZOOM® 2D Protein Solubilizerは次の目的に沿って設計されています。
- 短時間で処理ができ準備中のエラーがなくなります
- 高い再現性
- 1D泳動中のタンパク質可溶性を保持
ZOOM®プロテオミクスグレード試薬
尿素、チオ尿素、CHAPS、pH3~10のキャリアアンフォライト、フォーカシングバッファー、陽極バッファー、陰極バッファーなど、最適条件でのサンプル調製を支援するZOOM®プロテオミクスグレード試薬の包括的な製品ラインもご提供いたします。
ZOOM® IPGRunner™システムをご使用になると、サンプル調製から画像取得までわずか5時間で2D電気泳動を行えます。
参考文献
- Boldt, A, Fortunato, D, Conti, A, Petersen, A, Ballmer-Weber, B, Lepp, U, Reese, G, and Becker, W-M “Analysis of the composition of an immunoglobulin E reactive high molecular weight protein complex of peanut extract containing Ara h 1 and Ara h 3/4” Proteomics 2005 Feb;5(3):675-86.
- Gonzalez, S, Prives, C, and Cordon-Cardo, C “p73a Regulation by Chk1 in Response to DNA Damage” Mol.Cell.Biol.2003 Nov;23(22):8161-71.
- Tetlow, IJ, Wait, R, Lu, Z, Akkasaeng, R, Bowsher, CG, Esposito, S, Kosar-Hashemi, B, Morell, MK, and Emes, MJ “Protein Phosphorylation in Amyloplasts Regulates Starch Branching Enzyme Activity and Protein-Protein Interactions” Plant Cell 2004 Mar;16:694-708.
- Tawde, PD “Allergenic Cross-reactivity between Cashew and Pistachio Nuts” 2004 Masters Thesis, Dept. Biol.Sci.The Florida State University
- Zancai P, Dal Col J, Piccinin S, Guidoboni M, Cariati R, Rizzo S, Boiocchi M, Maestro R, Dolcetti R. “Retinoic acid stabilizes p27(Kip1) in EBV-immortalized lymphoblastoid B cell lines through enhanced proteasome-dependent degradation of the p45(Skp2) and Cks1 proteins” Oncogene.2005 Feb 14; [Epub ahead of print]
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