概要

Gibco ExpiSf システムは、既知組成(イーストレート不含)の培地とタンパク質発現エンハンサーを含む初のバキュロウイルス発現システムであり、信頼性の高い結果を期待できます。既存の 昆虫細胞発現系に比べて3倍以上高いタンパク質収量を実現します。
少ない培養量、培養時間で、より多くのタンパク質を産生することが可能です。

特長・メリット

  • Expi Sfシステムの各コンポーネント(細胞、培地、トランスフェクション試薬など)がタンパク質発現用に最適化されており、従来の昆虫発現系に比べ3倍以上の高いタンパク質収量を実現します。
  • 既知組成の培地を用いる為、いつでも安定的に目的タンパク質を発現することが可能です。
  • 浮遊培養でのタンパク質発現のため、スケールアップが容易です。
  • 発現ベクター構築からタンパク質発現・精製まで、一貫してサポートします。

試験フローチャート

  • バキュロウイルスを感染させ、培養時間、ウイルス量を小スケールで検討します。目的タンパク質の発現をウェスタンブロットにより確認し、最適な条件を探します。
  • 納期:2-3週間
  • 発現至適条件検討の結果を基に大量培養を行います。細胞ペレットまたは培養上清を回収します。
  • 納期:2週間
  • ご指定の精製条件にて精製を行います。
  • バキュロウイルスを感染させ、培養時間、ウイルス量を小スケールで検討します。目的タンパク質の発現をウェスタンブロットにより確認し、最適な条件を探します。
  • 納期:2-3週間
  • 発現至適条件検討の結果を基に大量培養を行います。細胞ペレットまたは培養上清を回収します。
  • 納期:2週間
  • ご指定の精製条件にて精製を行います。

※上記は一例です。
※発現クローンの構築、精製条件の検討も別途承っております。詳細に関しましては、お問い合わせください。
※糖鎖などの翻訳後の修飾も行われると考えられますが、ヒトの翻訳後修飾とは異なる可能性があります。またプロテアーゼ活性が強いことがあるため、注意が必要です。

参考価格

ウイルス作製:27万円
小スケール検討:53万円
大量培養:250ml 20万円

納品物

  • 培養上清(又は細胞ペレット)
  • バキュロウイルス溶液

ご提供いただくもの

  • 昆虫細胞用発現クローンおよび情報 
  • Western blot用抗体  

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