高圧イオンクロマトグラフィー

• 高圧イオンクロマトグラフィーとは 
• 高圧イオンクロマトグラフィーの能力を開発した理由
• Dionex HPIC システムの分解能と速度を均衡する方法
• 利用できる Dionex HPIC システム
• 粒子径 4 μm のIC カラムの対応機種
• HPIC 装置と他の粒子径カラムの互換性

Dionex HPIC システムは、Reagent-Free（RFIC）システムとして構成した場合、最大 5000 psi で連続運転が可能で、イオンクロマトグラフィーの利用に変革をもたらす製品です。この機能により、新たに高効率の粒子径 4 μm のカラムを利用することができ、性能がさらに高まります。

当社のお客様はさらに高い分解能を求める方も多いため、IC カラムの粒子径を小さくすることにより、分解能を大幅に向上できます。粒子径を 8 µm から 4 µm にすることにより、カラム効率は 2 倍になり、より小さい粒子径により、カラム圧力は 4 倍になります。Dionex HPIC 高圧イオンクロマトグラフィーシステムは、高背圧でも快適に動作するよう設計されています。

当社の 4 µm カラムにはキャピラリー（0.4 mm）、マイクロボア（2 mm）、標準ボア（4 mm）の内径があります。長さも幅広く取り揃えているため、分解能とスループットの最適なバランスをお選びいただけます。

• 長さ 250 mm の粒子径 4 µm カラムをお使いになれば、複合サンプルマトリクスを高分解能で分離できます。
• 長さ 150 mm の粒子径 4 µm カラムをお使いいただくと、性能を損なうことなく、高流量で生産性が向上します。

もちろん、あります。各種化学特性を持つ IC カラムのほとんどを HPIC 装置で実行できます。装置とカラムの基本的な互換性は以下のとおりです。

• キャピラリーカラム（内径 0.25 ～ 0.40 mm）は、Dionex ICS-4000 HPIC システム、Dionex ICS-6000+ HPIC キャピラリー／ハイブリッドシステムなどのキャピラリー IC に構成して、お使いいただけます。
• 標準ボアおよびマイクロボアカラム（内径 2 ～ 5 mm）は、Dionex Integrion HPIC システム、Dionex ICS-6000 HPIC キャピラリー／ハイブリッドシステムでお使いいただけます。
• 標準ボアおよびマイクロボアカラムで 2 つ以上の溶離液によるグラジエント分離を使ったアプリケーションは、グラジエント分離用に設定した ICS-6000 HPIC システムで実行できます。
• その他の HPIC システムでは、溶離液生成によりアイソクラティック分離またはグラジエント分離に対応します。