Search Thermo Fisher Scientific
Search Thermo Fisher Scientific
強力かつ直感的に操作できるデータ取得および処理ツールのセットを搭載したThermo Scientific TraceFinderソフトウェアを使用すれば、結果により早くアクセスでき、ラボラトリー全体の成果を増大させることができます。TraceFinderソフトウェアを用いた取得およびデータ処理におけるビルトインインテリジェンスで、生産性が向上します。スマートサンプルフラグ、柔軟なデータレビュー、カスタムレポート生成により、データレビュー関連のボトルネックをなくし、プロセスの各ステップにおけるサンプル分析を容易にします。TraceFinderソフトウェアを使用すると、マルチチャンネルLC、シングル四重極、トリプル四重極および高分解能LC-MSシステムならびにICおよびGCシステムの制御が可能です。この制御により、操作手順を効率化および標準化でき、トレーニングの必要性を最小限にしてラボラトリーでの操作を単純化します。
生産性を最大化 | リスクを最小化 | ワークフローの柔軟性を向上 | 品質を向上 |
---|---|---|---|
カスタマイズの理由がアッセイ要件のためであってもユーザーの好みであっても、カスタマイズすることで、より迅速に信頼性の高いメソッド構築とデータレビューが行えます。 カスタマイズ可能なユーザーインターフェースにより、分析担当者は必要なデータパラメーターおよび結果のみを表示でき、必要ないものも保存できます。 | さらに精査する場合に必要となるコンポーネントまたはサンプルを見極めるための自動データレビューツールは、データの品質を確保するうえで欠かせません。 カスタムフラグ、表のソートおよびフィルタリングならびにカスタマイズ可能なレポートによって、視覚的にわかりやすいよう結果の優先順位を示すので、データレビュー時にもっとも必要なデータに注目することができます。 | LC、GC、IC、トリプル四重極およびHRAMシステムの装置制御、データ取得およびデータ処理により、ワークフローを単一のソフトウェアパッケージ内で標準化することができます。 ラボラトリー内で単一のソフトウェアソリューションを使用すれば、トレーニングを統合でき、効率化されたプロセスでより柔軟に操作できます。 | スクリーニングアッセイには、高品質のスペクトルライブラリを組み入れることによるメリットがあります。 業界トップレベルの高分解能MS2スペクトルライブラリであるmzVaultを完全統合し、カスタムライブラリも使用できるので、優れた検索、確認機能と最高レベルの品質を実現できます。 |
生体がどのように医薬品と相互作用するかの解明、農薬の環境動態の追跡、新たな化合物の開発、ブランドの評判の維持、基礎研究の実施など、目的がどのようなものであれ、低分子を徹底的に特性評価し、同定することは重要です。当社のeBookをダウンロードして、詳細をご覧ください。
定量ワークフローに必要なものは、アプリケーションや実施環境によって異なります。幅広いアプリケーションやワークフロー要件に柔軟に対応しつつ、簡便なユーザーインターフェースを備えている点がTraceFinderソフトウェアの強みです。
ターゲットリストが大量でも少量でも、以下の特長により、IC、LCおよびGC-MSシステムでの定量が簡単になります:
TraceFinderソフトウェアはさまざまな特長と機能を備えていますが、すべての分析にすべての機能が必要なわけではありません。さまざまなアプリケーションに対応できるカスタマイズ可能なユーザーインターフェースを使用すれば、ワークスペースやデータ表示の設定を変更し、分析担当者や分析の種類の必要性に合わせて、表示するアプリケーション機能の数を増減できます。目的に合わせて適切な表示方法を活用することで、システムセットアップ、トレーニング、SOP開発およびアッセイデータレビュー時の生産性を向上できます。定量というのは、長々とメソッド開発をすることではなく、結果に基づいて判断できるようにすることです。
高分解能精密質量(HRAM)アプローチを用いた定量では、さらに多くの利点と性能を活用でき、データの品質および結果の信頼性が向上します。HRAM定量アプローチがもたらす利点を増大させるために、TraceFinderソフトウェアには、Thermo Scientific mzCloudの内容に基づいた、業界最大級かつ非常によくキュレーションされたHRAMスペクトルライブラリであるThermo Scientific mzVaultがすべて搭載されています。
同位体パターンマッチング、質量確度の評価およびフラグメントの確認に加え、定量アッセイにおいて、すべてのmzVaultライブラリに対し、MS2スペクトルライブラリマッチングを行えます。カスタマイズ可能なフラグおよびデータ表のレイアウトとともに、こうした追加の評価基準も簡単に表示し、レポートを作成できます。これにより高分解能定量分析の信頼性を高めます。
標的スクリーニングアッセイに必要なモニタリング対象の化合物リストは必ず増えていきます。そのため、標的化合物の正確なリストを作成して維持し、生成された結果を確認することが課題となる場合があります。TraceFinderソフトウェアは包括的で効率化されたメソッドセットアップおよびデータレビューツールにより、非常に条件の厳しいスクリーニングアッセイであってもその課題を解決します。
TraceFinderのカスタマイズ可能な化合物データベースを使用すれば、標的化合物の長いリストを容易かつ正確に管理できます。データベース内で標的化合物を追加、削除または編集でき、その後新規または既存の処理メソッドに組み入れることができます。化合物データベースは標的化合物の正確な同定に必要な情報をすべて収容できるよう設計されており、作成するには手入力するか、機器のインクルージョンリストおよびCSV/テキストファイルから自動的にインポートすることもできます。たとえば、以下のファイルはThermo Scientific Compound Discovererソフトウェアから直接取り込んだものです。
スクリーニングアッセイの信頼性が高まれば、データレビューが容易になり、生産性が向上します。保持時間、フラグメントイオン、同位体パターン検索に加え、高分解能精密質量データのスペクトルライブラリ検索により、標的スクリーニングワークフローの信頼性が他に並ぶもののないレベルまで向上します。
TraceFinderソフトウェア内でのライブラリ検索にはmzVault(mzCloudの広範なコンテンツに基づく)およびNISTライブラリの両方がすべて搭載されているため、強力でカスタマイズ可能な検索条件セットを使用できます。ライブラリマッチングの基準はプリカーサーイオンのm/zおよびMS2一致スコアに基づいて最適化することができ、フォワードサーチ、およびリバースサーチのどちらにも対応しています。
TraceFinderソフトウェアのスクリーニングワークフローは強力で使いやすいワークフローですが、スクリーニングアッセイではさらに定量を必要とする場合もあります;標的スクリーニングワークフローを一般的な定量メソッドに直接組み入れることができるため、アッセイの用途が大きく広がります。
標的スクリーニングを定量と組み合わせた場合には、カスタマイズ可能なレイアウトでライブラリマッチングと検量線を同時に確認でき、色分け表示によってデータレビューを行いやすくなります。ライブラリマッチングおよび定量結果に分析担当者の好みやアッセイの要件に合わせてのカスタムフラグを表示させることが可能で、データレビュープロセスを合理化し、効率を上げます。
さらに、TraceFinder Method Forgeツールを使用してデータファイルから直接処理メソッドを構築できます。Method Forgeを使用すれば、データファイル内の多数のピークを自動的に同定でき、分析担当者による編集や修正は最小限にして、TraceFinderソフトウェアの処理メソッドに組み込むことができます。
あらゆる標的スクリーニングアッセイにおいて標的化合物および処理パラメーターの定義は重要な最初のステップですが、こうしたパラメーターを必要に応じて調整することも非常に重要です。TraceFinderソフトウェアは積分パラメーターの調整、ピーク比やその他重要なパラメーターの確認をピークごとまたはメソッド全体で行うツールをそろえています。また、あらゆるスクリーニングアッセイにおいてもっとも重要な同定条件は、各標的化合物で予測されるクロマトグラフィー保持時間です;ただし、クロマトグラフィーカラムが古くなるにつれて、またはグラジエントを調整した際には標的化合物の保持時間の更新が不可欠です。
単一サンプルまたは大規模なサンプルセットに含まれる分析対象化合物の特徴を同定するには、幅広い種類のツールセットが必要です。未知化合物スクリーニングのためのTraceFinderソフトウェアは最高クラスのライブラリ検索能力と包括的なデータ視覚化ツールセットを組み合わせることで、信頼性が高く簡便な未知化合物検出ワークフローを実現します。
以下のようなツールにより未知化合物同定の信頼性が高まります:
未知化合物スクリーニングにTraceFinderソフトウェアを使用することで、どのような環境にも非常に柔軟に対応できます;化合物検出を個々のサンプルまたは大規模なサンプルセットの分析に利用することもできますし、その後の標的スクリーニングまたは定量メソッドに追加することも可能で、あらゆるワークフローにおいて最高レベルの生産性を実現します。
アッセイ結果を容易かつ正確に報告できるということは、データ取得そのものと同じくらい重要であり、ラボラトリーのボトルネックでもあります。標準的な報告テンプレートもありますが、TraceFinderソフトウェア内にカスタムレポート作成機能も搭載されているため、時間とリソースを節約し、ミスを削減しながらスループットを最大化できます。
TraceFinderソフトウェアは複数のインレット(IC、LC、GCおよびマルチチャンネルLC)および機器のタイプ(シングル四重極、トリプル四重極および高分解能MS)を制御できるだけでなく、メソッドおよび結果についてLIS/LIMS(ラボラトリー情報システム/ラボラトリー情報管理システム)と双方向性のやりとりを行います。これにより生産性がより向上します。
ユニバーサル機器コネクターであるB-link®を使用すれば、TraceFinderソフトウェアをLIS、LIMSまたはミドルウェアと接続でき、リクエスト、情報または結果のやりとりが可能です。リアルタイムでまたはバッチモードでこうしたリクエストを行うことができ、最初に簡単なシステム統合を行えば、B-link内でユーザーが操作する必要ありません。