対イオンの分析

製剤における無機陰イオンおよび陽イオンの測定および定量を迅速に行います。全医薬品の約半数は、塩として製剤され、投与されます。幅広い無機および有機イオンを医薬品原材料のカウンターイオンとして使用できます。さまざまなイオンを使い分けることで、溶解性、安定性、溶解速度などの生物学的および物理化学的特性を変えることができます。医薬品用塩の品質管理（QC）において、塩形態の同定および医薬品有効成分（API）のマスバランスを確認するには、幅広いカウンターイオンおよび API のスクリーニングおよびアッセイが重要となります。

Vanquish 荷電化粒子検出器（CAD）の幅広い検出能を備えた Thermo Scientific Vanquish UHPLC システムを使用して、卓越した分離速度と分解能でカウンターイオンの検出と定量ができます。直線性のある広いダイナミックレンジおよび正確で一貫した応答を備えたこの検出器は、化学構造に関係なく、低濃度の不純物、カウンターイオン、API を同時測定できます。この検出器 1 台で、実質的にすべての不揮発性およびほとんどの半揮発性分析種をサブナノグラムの感度で測定できます。荷電化粒子検出器は検出能を拡張し、クロマトグラフィーラボにとって強力なツールとなります。

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Dionex ICS-6000 ハイブリッド HPIC システムは、あらゆるカウンターイオン分析に対応可能な最上位のイオンクロマトグラフィー（IC）システムです。この高性能の試薬フリー IC（RFIC）システムは、最高 5000 psi の圧力で動作可能です。この高圧性能は、医薬品ラボの要求を満たす柔軟性をもたらします。標準的な粒子径のカラムを用いて、スピードを損ねることなくさらに高い分解能で分析することも、15 cm 程度のより短いカラムでより高流量で分析することも出来ます。

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同一メソッドを長期間実行する方のために設計された Thermo Scientific Dionex Integrion HPIC システムは、お客様が求める信頼性を最小限の運用コストで実現します。システム全体のモニタリング機能と簡略化された配管レイアウトを備え、初めて IC を使用する方でもすぐに熟練ユーザーのように使いこなせます。正確な自動溶離液生成により、時間を節約し再現性を向上させることもできます。

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Thermo Scientific Chromeleon 7.2 クロマトグラフィーデータシステム（CDS）ソフトウェアは、クロマトグラフィーとルーチンの定量分析のワークフローを統一し、Thermo Scientific の装置を 21 CFR part 11 準拠の GMP または GLP 企業環境で完全に統合します。一つのアプリケーションでカウンターイオンアッセイデータを迅速かつ簡単に処理してレポートを作成できます。