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Qubit RNA IQアッセイは、RNAサンプルの完全性と品質(IQ)を迅速に評価するために開発されました。1つは大きなRNA、インタクトなRNA、構造化されたRNAに結合し、もう1つは小さなRNA、分解されたRNAに結合する2つの色素を使用します。
Qubit RNA IQアッセイを使用するには、RNA IQ標準溶液にわずか1 μLのサンプル(0.5~1.5 μg RNAを含む)を加え、Qubit 4 FluorometerまたはQubit Flex Fluorometerで測定するだけです。特別な取り扱いや面倒なサンプル調製、結果を待つ必要がありません。サンプルのIQスコアは1~10の数字で、サンプル中の大きなRNA分子と小さなRNA分子の割合を表しています。
Qubit RNA IQアッセイの結果
RNA IQスコアは、他のRNA品質スコアと同様に1~10の値で表されます。特許取得済みのアルゴリズムに基づいて、サンプル中の大きなRNAや構造化RNAと小さなRNAの比率を表しています。低スコア(A)は主に小さなRNAからなるサンプル、高スコア(B)は主に大きなRNAおよび/または構造化RNAからなるサンプルであることを示しています。
表に示すように、Qubit RNA IQアッセイは、他社Xの装置Aなどの他のメソッドよりもはるかにシンプルで迅速に使用できます。さらに、Qubit RNA IQスコアは、Bioanalyzer RNAインテグリティナンバー(RNA)よりもRT-qPCRのRNA品質測定と整合性が高いことが、サンプルデータページで実証されています。
装置およびアッセイ | Qubit 4 FluorometerおよびRNA IQアッセイ | 他社Xの装置AおよびRNAナノチップ※ |
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アッセイに必要な装置および試薬※ | Qubit 4 Fluorometer | 他社Xの装置A |
Qubit RNA IQアッセイキット | アッセイキットB | |
ピペッター | ピペッター | |
Qubitアッセイチューブ | 微量遠心分離機用チューブ | |
| チッププライミングステーション | |
| IKAボルテックスミキサー | |
| 微量遠心機 | |
| コンピューター | |
| 加熱ブロックまたはウォーターバス | |
| RNaseフリー水 | |
装置のセットアップ | Qubit 4 Fluorometerをオンにします | チッププライミングステーションのシリンジを、新しい各DNAキットと交換します |
チッププライミングステーションのベースプレートを調整します | ||
チッププライミングステーションのシリンジクリップを調整します | ||
製品Aのチップセレクターを調整します | ||
ボルテックスミキサーをセットアップします | ||
チップをセットする前にソフトウェアを起動します | ||
サンプル調製時間 | 約5分 | 約30~45分 |
サンプル調製 | 1.RNA IQバッファーにRNA IQ色素を追加して、Qubit RNA IQ標準溶液を調製します | 1.RNAラダーを調製します |
2.Qubit RNA IQ標準溶液にサンプル[1~20 uL(0.5~1.5 ug)]と標準液を加えます | 2.ゲルを調製します(ステップには10分間の遠心分離が含まれます) | |
| 3.ゲル色素混合物を調製します(ステップには10分間の遠心分離が含まれます) | |
| 4.ゲル色素混合物をチップにロードします | |
| 5.チップにマーカーをロードします | |
| 6.RNAラダーとサンプルをロードします(1分間のIKAボルテックスミキサーのステップが含まれます) | |
サンプルの安定性 | 約1時間 | 5分以内にチップを使用します |
分析実行時間 | 1サンプルあたり<4秒 | 1チップあたり30分 |
定期的なメンテナンス | なし | シール試験を毎月実施して、チッププライミングステーションの性能を確認します |
電気泳動アッセイの場合:電極クリーナーを使用して、電極を日常的にクリーニングします | ||
電極は、月に一回、ブラシと蒸留水を使用して徹底的に洗浄します | ||
イソプロパノールを使用して、集光レンズを月に1回(または液体をこぼした後)洗浄します | ||
メンテナンスに必要な製品 | なし | RNaseZAP(電極クリーニング) |
* 他社XのユーザーマニュアルおよびサーモフィッシャーサイエンティフィックMAN0017210クイックリファレンスカードから作成。 |
このデータ例から、Qubit RNA IQアッセイの2つの試薬がそれぞれ大きなRNAおよび小さなRNAに対して高い特異性を持ち、大きなRNAの割合が増えるに従ってRNA IQスコアが適切に増加することがわかります。
このデータ例では、RNase Aに曝露したRNAサンプルは時間の経過とともに分解され、RNA IQスコアが低下することが示されています。予想されるように、RNase Aの投与量が多いほど分解は速くなります。
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.