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ビオチン結合タンパク質複合体
ストレプトアビジンベースの増幅手法は、シグナル出力を増強したり感度を向上させるために、フローサイトメトリー、蛍光イメージング、ウエスタンブロッティング、およびマイクロプレートベースの検出で広く利用されます。ストレプトアビジンの蛍光コンジュゲートは、一次および二次抗体、リガンドおよび毒素、または in situ ハイブリダイゼーションやビーズベースの検出における DNA プローブなどのビオチン化された生体分子の検出に使用されます。HRP や AP などのストレプトアビジンの酵素コンジュゲートは、ウエスタンブロッティング、ELISA、および in situ ハイブリダイゼーションイメージングのアプリケーションで一般的に使用されます。ストレプトアビジン結合電磁ビーズや樹脂は、タンパク質、細胞、および DNA の分離で利用でき、あるいは免疫測定法やバイオパニングにも利用できます。
当社のビオチン結合タンパク質のファミリーには、ストレプトアビジン、アビジン、および NeutrAvidin® タンパク質が含まれます。各タンパク質は、高い親和性と選択性で、1 つの分子ごとに 4 つのビオチンと結合します。
- ストレプトアビジンはもっとも一般的に使用されます—これは非グリコシル化物であり、非特異的結合は低レベルに抑制されます。
- アビジンは陽イオン性の高い糖タンパク質であり、その等電点は約 10.5 です—一部のアプリケーションでは、正に荷電した残基とオリゴ糖部分に起因する非特異的バックグラウンドが生じることがあります。
- NeutrAvidin® のタンパク質は糖鎖を除去して等電点を下げるよう処理されており、その結果、非特異的なバックグラウンドが抑制されるようになっています。
蛍光ストレプトアビジンおよびアビジンコンジュゲート
当社は、ストレプトアビジンおよびアビジン-ビオチン結合タンパク質の高品質な蛍光コンジュゲートを広範囲に提供しています。蛍光ストレプトアビジンおよびアビジンコンジュゲートの詳細をご覧ください。
酵素標識したストレプトアビジンおよびアビジンコンジュゲート
ストレプトアビジンおよびアビジンビオチン結合タンパク質の酵素標識コンジュゲートには、ストレプトアビジンセイヨウワサビペルオキシダーゼ（HRP）およびストレプトアビジンアルカリホスファターゼ（AP）が含まれ、これらは ELISA、化学発光検出、およびウエスタンブロット分析、さらに免疫組織化学や免疫細胞化学に必要なツールを提供します。
ビオチンおよびビオチン化コンジュゲート
ビオチン化試薬は、検出されにくい分子をプローブに変換する「タグ」を提供し、これは、標識された検出試薬またはアフィニティー捕捉マトリックスにより認識されます。ビオチンまたはハプテンでタグ付けされると、目的の分子、例えば抗体、レクチン、薬、ポリヌクレオチド、多糖類、受容体リガンドは、複合溶液、細胞、および組織をプローブしたり、あるいはタンパク質や核酸のブロットおよびアレイとして利用できます。当社は、ビオチンですでに標識された分子や生体分子を標識するための製品や、タンパク質や抗体を標識するためのキットをさまざまに提供しています。
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