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どのタイプのコンジュゲーションキットを使用すればよいかわからない場合は、以下の表をご覧ください。以下の表とセクションを参照して、アプリケーションに適した抗体コンジュゲーションキットを見つけてください。
Zip Rapid Antibody Labeling Kits | Zenon Antibody Labeling Kits | |
---|---|---|
ラベルされるIgG量/反応* | 100 µg | 1~20 µg |
ラベリングターゲット/方法 | 遊離リジン/共有結合アミン反応性ケミストリー | IgGのFc部分/抗体アフィニティー |
degree of labelingの測定 | 不可 | 不可 |
コンジュゲートの24時間以上の保存 | 可 | 不可 |
部位特異的ラベリング | 不可 | 不可 |
サンプルバッファー中のBSAや他の安定剤との適合性 | なし | あり |
ラベリング後の精製の必要性 | なし | なし |
プロトコルに必要な時間 | 15分 | 5分 |
適したアプリケーション** | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA |
*キットは、特に記載がない限り、分子量150 kDaの全IgGタンパク質用に至適化されています。これらのキットについては、最適な色素:タンパク質比を得るためのタンパク質濃度調製方法に関する説明書をご確認ください。 | ||
**FC=フローサイトメトリー、IF=免疫蛍光、WB=ウェスタンブロット分析、HCA=ハイコンテント解析 |
Standard Amine Reactive Antibody Labeling Kits | Zip Rapid Antibody Labeling Kits | Large Scale Antibody Labeling Kits | ReadyLabel Antibody Labeling Kits | |
---|---|---|---|---|
ラベルされるIgG量/反応* | 100 µg | 100 µg | 1 mg | 20または100 µg |
ラベリングターゲット/方法 | 遊離リジン/共有結合アミン反応性ケミストリー | |||
degree of labelingの測定 | 可 | 不可 | 可 | 可 |
コンジュゲートの24時間以上の保存 | 可 | 可 | 可 | 可 |
部位特異的ラベリング | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
サンプルバッファー中のBSAや他の安定剤との適合性 | なし | なし | なし | あり |
ラベリング後の精製の必要性 | あり - キットに含まれます | なし | あり - キットに含まれます | あり - キットに含まれます |
プロトコルに必要な時間 | 60分 | 15分 | 60分 | 60分 |
適したアプリケーション** | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA |
*キットは、特に記載がない限り、分子量150 kDaの全IgGタンパク質用に至適化されています。これらのキットについては、最適な色素:タンパク質比を得るためのタンパク質濃度調製方法に関する説明書をご確認ください。 | ||||
**FC=フローサイトメトリー、IF=免疫蛍光、WB=ウェスタンブロット分析、HCA=ハイコンテント解析 |
SiteClick Antibody Labeling Kits | |
---|---|
ラベルされるIgG量/反応* | 100 µg~5 mg |
ラベリングターゲット/方法 | IgG重鎖の糖類/共有結合、銅フリーのクリックケミストリー |
degree of labelingの測定 | 可 |
コンジュゲートの24時間以上の保存 | 可 |
部位特異的ラベリング | 可 |
サンプルバッファー中のBSAや他の安定剤との適合性 | あり |
ラベリング後の精製の必要性 | あり - キットに含まれます |
プロトコルに必要な時間 | 一晩のインキュベーション |
適したアプリケーション** | FC、IF、WB、HCA |
*キットは、特に記載がない限り、分子量150 kDaの全IgGタンパク質用に至適化されています。これらのキットについては、最適な色素:タンパク質比を得るためのタンパク質濃度調製方法に関する説明書をご確認ください。 | |
**FC=フローサイトメトリー、IF=免疫蛍光、WB=ウェスタンブロット分析、HCA=ハイコンテント解析 |
Zenon Antibody Labeling Kits | ReadyLabel Antibody Labeling Kits | |
---|---|---|
ラベルされるIgG量/反応* | 1~20 µg(96回の標識) | 20または100 µg(5回の標識) |
ラベリングターゲット/方法 | IgGのFc部分/抗体アフィニティー | 遊離リジン/共有結合アミン反応性ケミストリー |
degree of labelingの測定 | 不可 | 可 |
コンジュゲートの24時間以上の保存 | 不可 | 可 |
部位特異的ラベリング | 不可 | 不可 |
サンプルバッファー中のBSAや他の安定剤との適合性 | あり | あり |
ラベリング後の精製の必要性 | なし | あり—キットに含まれます |
プロトコルに必要な時間 | 5分 | 60分 |
適したアプリケーション** | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA |
*キットは、特に記載がない限り、分子量150 kDaの全IgGタンパク質用に至適化されています。これらのキットについては、最適な色素:タンパク質比を得るためのタンパク質濃度調製方法に関する説明書をご確認ください。 | ||
**FC=フローサイトメトリー、IF=免疫蛍光、WB=ウェスタンブロット分析、HCA=ハイコンテント解析 |
pHrodo Antibody Labeling Kits | SiteClick pHrodo Antibody Labeling Kits | Zenon pHrodo Antibody Labeling Reagents | |
---|---|---|---|
ラベルされるIgG量/反応* | 20 µg~1 mg | 100 µg~5 mg | 1~20 µg |
ラベリングターゲット/方法 | 遊離リジン/共有結合アミン反応性ケミストリー | IgGのFc部分/共有結合 | IgGのFc部分/抗体アフィニティー |
degree of labelingの測定 | 可 | 可 | 不可 |
コンジュゲートの24時間以上の保存 | 可 | 可 | 不可 |
部位特異的ラベリング | 不可 | 可 | 不可 |
サンプルバッファー中のBSAや他の安定剤との適合性 | なし | あり | あり |
ラベリング後の精製の必要性 | あり—キットに含まれます | あり—キットに含まれます | なし |
プロトコルに必要な時間 | 60分 | 一晩のインキュベーション | 5分 |
適したアプリケーション** | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA |
*キットは、特に記載がない限り、分子量150 kDaの全IgGタンパク質用に至適化されています。これらのキットについては、最適な色素:タンパク質比を得るためのタンパク質濃度調製方法に関する説明書をご確認ください。 | |||
**FC=フローサイトメトリー、IF=免疫蛍光、WB=ウェスタンブロット分析、HCA=ハイコンテント解析 |
Zip Rapid Antibody Labeling Kits | Zenon Antibody Labeling Kits | |
---|---|---|
ラベルされるIgG量/反応* | 100 µg | 1~20 µg |
ラベリングターゲット/方法 | 遊離リジン/共有結合アミン反応性ケミストリー | IgGのFc部分/抗体アフィニティー |
degree of labelingの測定 | 不可 | 不可 |
コンジュゲートの24時間以上の保存 | 可 | 不可 |
部位特異的ラベリング | 不可 | 不可 |
サンプルバッファー中のBSAや他の安定剤との適合性 | なし | あり |
ラベリング後の精製の必要性 | なし | なし |
プロトコルに必要な時間 | 15分 | 5分 |
適したアプリケーション** | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA |
*キットは、特に記載がない限り、分子量150 kDaの全IgGタンパク質用に至適化されています。これらのキットについては、最適な色素:タンパク質比を得るためのタンパク質濃度調製方法に関する説明書をご確認ください。 | ||
**FC=フローサイトメトリー、IF=免疫蛍光、WB=ウェスタンブロット分析、HCA=ハイコンテント解析 |
Standard Amine Reactive Antibody Labeling Kits | Zip Rapid Antibody Labeling Kits | Large Scale Antibody Labeling Kits | ReadyLabel Antibody Labeling Kits | |
---|---|---|---|---|
ラベルされるIgG量/反応* | 100 µg | 100 µg | 1 mg | 20または100 µg |
ラベリングターゲット/方法 | 遊離リジン/共有結合アミン反応性ケミストリー | |||
degree of labelingの測定 | 可 | 不可 | 可 | 可 |
コンジュゲートの24時間以上の保存 | 可 | 可 | 可 | 可 |
部位特異的ラベリング | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
サンプルバッファー中のBSAや他の安定剤との適合性 | なし | なし | なし | あり |
ラベリング後の精製の必要性 | あり - キットに含まれます | なし | あり - キットに含まれます | あり - キットに含まれます |
プロトコルに必要な時間 | 60分 | 15分 | 60分 | 60分 |
適したアプリケーション** | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA |
*キットは、特に記載がない限り、分子量150 kDaの全IgGタンパク質用に至適化されています。これらのキットについては、最適な色素:タンパク質比を得るためのタンパク質濃度調製方法に関する説明書をご確認ください。 | ||||
**FC=フローサイトメトリー、IF=免疫蛍光、WB=ウェスタンブロット分析、HCA=ハイコンテント解析 |
SiteClick Antibody Labeling Kits | |
---|---|
ラベルされるIgG量/反応* | 100 µg~5 mg |
ラベリングターゲット/方法 | IgG重鎖の糖類/共有結合、銅フリーのクリックケミストリー |
degree of labelingの測定 | 可 |
コンジュゲートの24時間以上の保存 | 可 |
部位特異的ラベリング | 可 |
サンプルバッファー中のBSAや他の安定剤との適合性 | あり |
ラベリング後の精製の必要性 | あり - キットに含まれます |
プロトコルに必要な時間 | 一晩のインキュベーション |
適したアプリケーション** | FC、IF、WB、HCA |
*キットは、特に記載がない限り、分子量150 kDaの全IgGタンパク質用に至適化されています。これらのキットについては、最適な色素:タンパク質比を得るためのタンパク質濃度調製方法に関する説明書をご確認ください。 | |
**FC=フローサイトメトリー、IF=免疫蛍光、WB=ウェスタンブロット分析、HCA=ハイコンテント解析 |
Zenon Antibody Labeling Kits | ReadyLabel Antibody Labeling Kits | |
---|---|---|
ラベルされるIgG量/反応* | 1~20 µg(96回の標識) | 20または100 µg(5回の標識) |
ラベリングターゲット/方法 | IgGのFc部分/抗体アフィニティー | 遊離リジン/共有結合アミン反応性ケミストリー |
degree of labelingの測定 | 不可 | 可 |
コンジュゲートの24時間以上の保存 | 不可 | 可 |
部位特異的ラベリング | 不可 | 不可 |
サンプルバッファー中のBSAや他の安定剤との適合性 | あり | あり |
ラベリング後の精製の必要性 | なし | あり—キットに含まれます |
プロトコルに必要な時間 | 5分 | 60分 |
適したアプリケーション** | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA |
*キットは、特に記載がない限り、分子量150 kDaの全IgGタンパク質用に至適化されています。これらのキットについては、最適な色素:タンパク質比を得るためのタンパク質濃度調製方法に関する説明書をご確認ください。 | ||
**FC=フローサイトメトリー、IF=免疫蛍光、WB=ウェスタンブロット分析、HCA=ハイコンテント解析 |
pHrodo Antibody Labeling Kits | SiteClick pHrodo Antibody Labeling Kits | Zenon pHrodo Antibody Labeling Reagents | |
---|---|---|---|
ラベルされるIgG量/反応* | 20 µg~1 mg | 100 µg~5 mg | 1~20 µg |
ラベリングターゲット/方法 | 遊離リジン/共有結合アミン反応性ケミストリー | IgGのFc部分/共有結合 | IgGのFc部分/抗体アフィニティー |
degree of labelingの測定 | 可 | 可 | 不可 |
コンジュゲートの24時間以上の保存 | 可 | 可 | 不可 |
部位特異的ラベリング | 不可 | 可 | 不可 |
サンプルバッファー中のBSAや他の安定剤との適合性 | なし | あり | あり |
ラベリング後の精製の必要性 | あり—キットに含まれます | あり—キットに含まれます | なし |
プロトコルに必要な時間 | 60分 | 一晩のインキュベーション | 5分 |
適したアプリケーション** | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA | FC、IF、WB、HCA |
*キットは、特に記載がない限り、分子量150 kDaの全IgGタンパク質用に至適化されています。これらのキットについては、最適な色素:タンパク質比を得るためのタンパク質濃度調製方法に関する説明書をご確認ください。 | |||
**FC=フローサイトメトリー、IF=免疫蛍光、WB=ウェスタンブロット分析、HCA=ハイコンテント解析 |
フローサイトメトリー抗体のコンジュゲーションについては、狭い蛍光スペクトル範囲と最小限のクロスレーザー励起によりさらに高い分解能を実現するよう設計されたイムノフェノタイピング用NovaFluor Dyeをご覧ください。
DyLight蛍光色素を使用して1 mgまたは100 μgの抗体をラベリングするためにはDyLight抗体ラベリングキットをご確認ください。
スタンドアロンのアミン反応性色素やアミン反応性ケミストリに関する詳細は、蛍光色素とアミン反応性誘導体—第1章、Molecular Probesハンドブックをご覧ください。
スタンドアロン試薬としてのチオール反応性色素も提供しています。これらの詳細についてはチオール反応性プローブ—第2章、Molecular Probesハンドブックを参照してください。
Zip Alexa Fluor Rapid Antibody Labeling Kitを使用すると、貴重な抗体をAlexa Flour色素で効率的にラベリングして、15分以内に使用できる抗体コンジュゲートを作成できます。
このキットには、3回分のラベリング反応を行うために必要なすべてのものが含まれています。共有結合でラベルされたコンジュゲートは、フローサイトメトリー、蛍光顕微鏡、免疫組織化学、一次抗体検出、ELISA、免疫細胞化学、間接FISHなどの複数のアプリケーションに適しています。Zipバッファーを含有するコンポーネントAに1 mLの水を加え、さらに1 mgの抗体を加えて、15分間インキュベートするだけで、抗体をすぐに使用できます(図1)。
励起/蛍光=最大励起および蛍光(nm)
Alexa Fluor色素およびその他の蛍光色素の詳細は蛍光色素選択ガイドご確認ください
サーモフィッシャーサイエンティフィックのスタンダードなアミン反応性抗体ラベリングキットは、当社の優れたAlexa Fluor、Pacific Blue、またはPacific Orange色素で100 µgのIgGポリクローナル抗体およびモノクローナル抗体をラベリングします。
抗体ラベリングキットはアミン反応性Alexa Fluor、Pacific Blue、またはPacific Orange蛍光色素分子を使用して、目的のIgG抗体に標識を共有結合させます。一旦形成された標識とタンパク質間の共有結合は極めて安定であり、当社が一次および二次コンジュゲートを調製する際に使用しているものと同じケミストリーを利用しています。
これらのキットは、1反応あたり100 µgの抗体をラベリングするように至適化されています。タンパク質濃度が約1 mg/mLになるように同梱のバッファーで調整して、アミン反応性色素のバイアルに添加するだけです。ラベリング反応の前に安定化タンパク質(BSAなど)を除去する必要があります。
精製は、40 kDa以上のタンパク質に至適化されたサイズ排除スピンカラムで行います(図2)。ラベリングおよび精製の全行程をわずか90分で完了できます;5回分のコンジュゲーションに必要なすべてのものが提供されています。
標識 | 励起/蛍光 | カタログ番号 |
---|---|---|
Alexa Fluor 350 | 346/442 | A20180 |
Alexa Fluor 488 | 495/519 | A20181 |
Alexa Fluor 532 | 532/553 | A20182 |
Alexa Fluor 546 | 556/573 | A20183 |
Alexa Fluor 555 | 555/565 | A20187 |
Alexa Fluor 568 | 578/603 | A20184 |
Alexa Fluor 594 | 590/617 | A20185 |
Alexa Fluor 647 | 650/665 | A20186 |
Alexa Fluor 680 | 684/707 | A20188 |
Alexa Fluor 790 | 784/814 | A20189 |
Pacific Blue色素 | 410/455 | P30013 |
Pacific Orange色素 | 405/551 | P30014 |
励起/蛍光=最大励起および蛍光(nm)
Alexa Fluor色素およびその他の蛍光色素の詳細は蛍光色素選択ガイドご確認ください
Invitrogen ReadyLabel Antibody Labeling Kitsは、BSAや他のタンパク質安定化剤などの不純物の存在下で抗体をラベリングするための使いやすいコンジュゲーションキットです。
ReadyLabel Antibody Labeling Kitsを使用すると、抗体溶液を事前に精製することなく、市販の抗体や細胞培養上清を迅速かつ簡便にコンジュゲーションすることができます。これは、抗体溶液中に存在する安定化剤タンパク質の不純物を除去する樹脂が、同梱のReadyLabelスピンカラムに含まれているためです(図3)。結果として得られる共有結合抗体コンジュゲートは、フローサイトメトリー、ウェスタンブロッティング、ELISA、および間接FISHに使用できます。
ReadyLabel Kitsは、もっともポピュラーな蛍光色素(Alexa Fluor™ 488、Alexa Fluor™ 647、ビオチン)からお好きなものをお選びいただき、高収率で鮮やかな可溶性コンジュゲートを作製できます。別の色素が必要ですか?その場合は、当社のReadyLabel Flex Kitsをご検討ください。このキットには、色素以外の必要なものすべてを含んでおり、お客様が選択したお好みの色素を使用できます。当社のすべてのReadyLabelキットには2種類のパックサイズがあり、1反応あたり20 μgおよび100 μgのIgGをラベリングするように設計されています。5回のラベリング反応に必要なすべての成分を含んでいます。
ReadyLabel Antibody Labeling Kitsは、マルチプレックス実験において独自の利点を提供します。本キットは、使用可能なIgG種の数によって制約されることが多い二次検出法とは異なり、一次抗体を直接結合させることができます。つまり、より高いレベルのマルチプレックス化を高い柔軟性で実現できます。
本キットは、高品質で明るい色素を使用して設計され、バックグラウンドノイズを最小限に抑えることに重点を置いているため、実験において明瞭で正確なシグナルを実現します。この高い明瞭性は結果の信頼性と正確性を向上させるため、ReadyLabel Antibody Labeling Kitsはマルチプレックスアプリケーションに最適です。
図4.ReadyLabel Kitsを用いた3種類の一次抗体でFFPEヒト扁桃組織を染色:CD45RB-Alexa Fluor 488 ReadyLabelTMコンジュゲート、CD68-Alexa Fluor 594 ReadyLabelTMコンジュゲート(Alexa Fluor 594 NHS Esterと当社のReadyLabelTM Flex Antibody Labeling Kitを使用)PCNA-Alexa Fluor 647 ReadyLabelTMコンジュゲート。
サーモフィッシャーサイエンティフィックのLarge-Scale Antibody Labeling KitsもしくはProtein Labeling Kitsを使用すると、1 mgのIgG抗体を蛍光色素(Alexa Fluor色素を含む)またはビオチンで容易に共有結合的にラベリングできます。
Large-Scale Antibody Labeling KitsまたはProtein Labeling Kitsはアミン反応性蛍光色素またはハプテンを使用して、ラベルをIgG抗体に共有結合させます。一旦形成された標識とタンパク質間の共有結合は極めて安定で、私たちが一次および二次コンジュゲートの調製に使用しているのと同じケミストリーを使用しています。
約1 mgの精製IgG(Trisなどのアミンを含有しないバッファー約500 μLに溶解)を、あらかじめ測定した量のアミン反応性色素とマグネティックスターラーを含むバイアルに加えるだけです。キットに付属の充填済みスピンカラムにより精製され、高い抗体回収率(通常>85%)を実現します。ラベリングおよび精製の全工程をわずか90分(ハンズオン時間は約15分)で完了できます。degree of labeling(DOL)を測定するには、遊離色素の除去が不可欠です。3回分のコンジュゲーションに必要なすべてのものが提供されています。
標識 | 励起/蛍光 | カタログ番号 |
---|---|---|
Alexa Fluor 350 | 346/442 | A10170 |
Alexa Fluor 488 | 495/519 | A10235 |
Alexa Fluor 532 | 532/553 | A10236 |
Alexa Fluor 546 | 556/573 | A10237 |
Alexa Fluor 555 | 555/565 | A20174 |
Alexa Fluor 568 | 578/603 | A10238 |
Alexa Fluor 594 | 590/617 | A10239 |
Alexa Fluor 633 | 621/639 | A20170 |
Alexa Fluor 647 | 650/665 | A20173 |
Alexa Fluor 660 | 663/690 | A20171 |
Alexa Fluor 680 | 679/702 | A20172 |
Fluorescein | 494/518 | F10240 |
Oregon Green 488 | 496/524 | O10241 |
Pacific Blue色素 | 410/455 | P30012 |
Pacific Orange色素 | 400/551 | P30016 |
Texas Red色素 | 595/615 | T10244 |
ビオチン | NA | D20655 |
励起/蛍光=最大励起および蛍光(nm)
Alexa Fluor色素およびその他の蛍光色素の詳細は蛍光色素選択ガイドご確認ください
Invitrogen Zenonラベリング技術は、ハイブリドーマ培養上清のような少量の未精製ソースからでも、抗体をさまざまな蛍光色素に迅速に結合させます。Zenonフラグメントは一次抗体のFc部位に結合するように設計されており、抗体の機能を損なうことなく、少量の抗体を特異的に非共有結合で標識することができます。Zenon Alexa Fluor Plus labeling reagentsは、ZenonテクノロジーのスピードとスケーラビリティをAlexa Fluor Plus色素の優れた性能と融合させ、抗体医薬探索における抗体結合のスクリーニングに最適なシステムを提供します。
Invitrogen Zenon labeling reagentsは、ヒト、マウス、およびウサギIgG抗体をさまざまなフルオロフォアで非共有的にラベルする、迅速で使いやすいシステムを提供します。ラベル済みZenon FabフラグメントはIgG抗体のFc部位に迅速に結合するように設計されており、抗体の機能を維持します。Zenon Fab-抗体結合は5分未満で起こり、必要な出発物質は少量で、精製ステップは不要です。
新しいInvitrogen Zenon Alexa Fluor Plus labeling reagentsは、抗体結合をスクリーニングするように最適化されており、抗体結合を明るい蛍光で示します。これらの試薬は、迅速で拡張性の高いZenonテクノロジーと優れたAlexa Fluor Plusフルオロフォアを組み合わせているため、より高いシグナル対ノイズ比を実現し、スクリーニング結果の信頼性を高めます。
治療用抗体の結合スクリーニングに関する詳細をお求めですか?
View our Scientific Poster for Antibody Labeling Reagents for Therapeutic Antibody Screening
反応性 | 標的アイソタイプ | 製品リスト |
---|---|---|
マウス | IgG1 | すべてのキットを見る |
ヒト | IgG | すべてのキットを見る |
ウサギ | IgG | すべてのキットを見る |
サーモフィッシャーサイエンティフィックのSiteClick Labeling Kitsは、抗原結合ドメインから遠く離れた重鎖N結合グリカンへ検出分子をシンプルかつ穏やかに部位選択的に結合させることができ、ラベリング反応間および抗体間で優れた再現性を示します。フィコビリタンパク質(R-PEなど)、QDotプローブ、Alexa Fluor色素、pHrodo色素、金属キレート化合物、およびビオチンのような他の低分子など、さまざまな検出分子を重鎖グリカンに部位選択的に結合させることができるため、同一種の抗体を用いたマルチプレックス分析が可能です。以下のような特長があります:
2022年のNobel Prize™化学賞は、クリックケミストリーの先駆的な業績に対して3人の科学者に授与されました。このクリックケミストリーは科学や医学のさまざまな分野に大きな影響を与える革新的な技術です。クリックケミストリーとその意味に関する詳細は、New England Journal of Medicineのこの記事をご確認ください。
一般的にIgG抗体は、抗体の重鎖Fcドメインに位置する特定の保存されたアスパラギン残基に結合した2つのN結合型糖鎖を有しています。これらの糖鎖は主に、2つの末端分岐を持つ複雑な二分岐グリカンであり、構造的に非常に均質で、グリカン分岐の末端配列には非常に高い一貫性があります。抗体のグリカン分岐の大部分は、ガラクトース-N-アセチルグルコサミン(Gal-GlcNAc-)またはN-アセチルグルコサミン(GlcNAc-)で終端しています。β-ガラクトシダーゼにより末端Gal残基を除去することで、大部分の末端GlcNAc標識部位が露出し、その後の酵素的β-ガラクトシルトランスフェラーゼ(GalT)反応を可能にします(図8)。β-ガラクトシダーゼによる末端Gal残基の分解の結果、各N結合型グリカンは重鎖当たり平均して2つの末端GlcNAc残基(抗体当たり4つの末端GlcNAc)を含有します。アジド活性化抗体は、銅フリーのクリックケミストリーを利用して、ジベンゾシクロオクチン(DIBO)官能化プローブでラベリングできます(図9)。
この動画では、酵素的およびクリックケミストリーアプローチを利用して、抗体を容易かつ部位特異的にラベリングする方法を説明します。この方法はあらゆるインタクトIgG抗体に適用でき、抗体工学や複雑な方法論を必要としません。
SiteClick法は、ヒト、ウサギ、マウス、ラット、ヤギ、ハムスター、ニワトリなど、さまざまな種の抗体に適合します。さらにSiteClickラベリングは、IgG、IgM、およびIgYなどの複数の抗体クラスで有効です;ニワトリIgY抗体は2つではなく6つの重鎖グリカンを有するため、より程度が高いラベリングが可能です。
SiteClick抗体ラベリングシステムには2つのフォーマットがあります:
このようなフォーマットの柔軟性により、同じ抗体のラベリング程度に影響を与えることなく、使用する蛍光色素を容易に交換できることや、必要に応じて修飾抗体の大量のバッチを調製したり少量をラベリングできることなど、いくつかの利点があり、それでいてラベリングや機能の程度の一貫性を維持します。
色素が抗体の重鎖Fcドメイン上のN結合グリカンに共有結合的かつ部位特異的に結合することにより、抗原結合部位の免疫原性が確保されるため、アミン反応性色素でランダムにラベリングされた抗体と比較して、より効率的な抗原への結合が実現します。SiteClick標識とアミン反応性標識の抗トロポニン1抗体を並べて比較すると、SiteClick標識抗体の感度はアミン反応性標識抗体の感度よりも高くなりました(図10)。
SiteClick抗体ラベリングシステムで抗体をラベリングすることにより、反応の至適化に時間をかけることなく、毎回同じように抗体がラベリングされるという安心感を得られます。つまり、各分子に同じ数の色素が結合し、抗原結合部位が同じように維持されるため、毎回同じ結果を得られます。ラベリングにおける異なる抗体間の一貫性の例を図11に示します。
表1.degree of labelingの研究でラベリングに使用した一次抗体の抗原性(図11)。
ヒトIgG1 | ヒトIgG3 | マウスIgG1 | マウスIgG2a | ヤギポリクローナル |
---|---|---|---|---|
EGFR | Lymphoma cell | GD2 | CD4 | Apolipoprotein-A2 |
HER2/neu | GD3 | β-tubulin | CD3 | |
sLea | sLea | CD8a | CD8 | |
GD2 | f-GM1 | CD45 | CD56 | |
GM2 | Tn | C3b、iC3b | C3b、iC3b、C3dg | |
J591 | Interferon-γ |
製品名 | ラベリングされる抗体量 | 励起/蛍光* | カタログ番号 |
---|---|---|---|
抗体修飾専用キット | |||
SiteClick Azido Modification Kit | 100 μg | N/A | S20026 |
1 mg | S10900 | ||
5 mg | S10901 | ||
スタンドアロンラベリング試薬 | |||
SiteClick Alexa Fluor 488 sDIBO Alkyne | 100 μg | 495/519 | C20027 |
1 mg | S10904 | ||
5 mg | S10909 | ||
SiteClick Alexa Fluor 555 sDIBO Alkyne | 100 μg | 555/565 | C20028 |
SiteClick Alexa Fluor 647 sDIBO Alkyne | 100 μg | 650/665 | C20029 |
1 mg | S10906 | ||
5 mg | S10911 | ||
SiteClick iFL pHrodo Red sDIBO Alkyne | 100 μg | 560/585 | C20034 |
1 mg | S10903 | ||
5 mg | S10908 | ||
SiteClick iFL pHrodo Deep Red sDIBO Alkyne | 100 μg | 640/655 | S10914 |
1 mg | S10915 | ||
SiteClick Biotin sDIBO Alkyne | 100 μg | N/A | C20030 |
1 mg | S10902 | ||
5 mg | S10907 | ||
SiteClick Amine sDIBO Alkyne | 100 μg | N/A | C20031 |
抗体修飾+ラベリング試薬を含むキット | |||
SiteClick R-PE Antibody Labeling kit | 100 μg | 565/578 | S10467 |
SiteClick Qdot 525 Antibody Labeling kit | 100 μg | 405/525 | S10449 |
SiteClick Qdot 565 Antibody Labeling kit | 100 μg | 405/565 | S10450 |
SiteClick Qdot 585 Antibody Labeling kit | 100 μg | 405/585 | S10451 |
SiteClick Qdot 605 Antibody Labeling kit | 100 μg | 405/605 | S10469 |
SiteClick Qdot 625 Antibody Labeling kit | 100 μg | 405/625 | S10452 |
SiteClick Qdot 655 Antibody Labeling kit | 100 μg | 405/655 | S10453 |
SiteClick Qdot 705 Antibody Labeling kit | 100 μg | 405/705 | S10454 |
SiteClick Qdot 800 Antibody Labeling kit | 100 μg | 405/800 | S10455 |
SiteClick Biotin Antibody Labeling Kit | 100 μg | N/A | S20033 |
*励起/蛍光=最大励起および蛍光(nm)
Alexa Fluor色素およびその他の蛍光色素の詳細は蛍光色素選択ガイドご確認ください
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures.